パトリック・ヘッド、ロブ・スメドレーの“行き過ぎた”発言に苦言
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ウィリアムズの車両パフォーマンス責任者を務めるロブ・スメドレーーは、事故のセルジオ・ペレスに非があると述べ、ドライバーがブレーキの不調を訴えた後も走行を続けさせたフォース・インディアの姿勢に疑問を呈した。
ロブ・スメドレーは、ウィリアムズは同じレースでブレーキトラブルが起きたバルテリ・ボッタスに減速を指示していたといい、セルジオ・ペレスの所属するフォース・インディアについて「そのような問題があるにもかかわらず、クルマを走らせ続けるというのは、私の理解の範疇を少々超えている」と述べた。
ロブ・スメドレーのコメントが報じられると、フォース・インディアは“クルマは問題なくドライブ可能だった”だったとのセルジオ・ペレスのコメントを発表した。
このような論争を受け、パトリック・ヘッドは、ロブ・スメドレーの批判は見当違いであり、フラストレーションから思わず飛び出したものだろうと述べた。
「どんなチームでもグリッドの4番目と5番目からスタートしておきながら、1台だけの7位フィニッシュという結果に終われば、非常に落胆するものだ」とパトリック・ヘッドは Sky Sports に語った。
「オペレーションマネジャーのロブ・スメドレーがフォース・インディアを批判したが、それはやや行き過ぎだと思う」
「しかし、彼がレース後に大いに落胆していたことはわかった。それは当然だし、そうあるべきだ」
すでにF1チームの運営から身を引いているが、ウィリアムズ・ハイブリッド・パワーを通して今も会社には関わっているパトリック・ヘッドは、今年のチームはマシン本来の性能に見合った結果を残せていないと考えている。
「これからまた勝てるのチャンスがあることを願っているが、カナダが好機だったのは間違いない。ウィリアムズが今年のマシンの性能を結果に反映できていないのは明らかだ。それは彼らもわかっている。今回のイベントでもそれが起きてしまった。彼らならきっと正してくれるはずだと確信している」
カテゴリー: F1 / ウィリアムズ・レーシング