マーク・ウェバー
マーク・ウェバーが変わったリハビリを行っている。それは、氷点下の低温室に3分間立っているというもの。

昨年11月の路上事故の怪我のリハビリ治療の一環として、ジムやプールでの運動の他にマークはマイナス130度低温室に3分間立っているというプログラムを取り入れている。

「もう3週間もやっているよ」と、ウェバーは語る。

「通常の室温からマイナス50度の部屋に入って30秒、マイナス130度の部屋で3分過ごすんだ」

「健康のためにも良いし、免疫力の改善や、セルライトにも効くんだ。ぼくはセルライトの心配はないけど、体のためにとても良いんだよ」

極端な寒さを経験することによって、怪我をした右脚を含む体全体の血行が大幅に増進され、骨折の回復を助けると言う。

「この数週間で驚くほどの効果があった。先週は特に良かったので、前向きに考えている。予定よりも少し早く回復していると言って良いかもしれないね」

あと1週間ほどで、マークはブラジルGP以来初めてF1カーを運転する予定。彼は前向きだが、現実的でもある。

「運転はテニスとは違う。テニスプレイヤーならば試合の前に練習することができるが、ぼくの場合は実際にクルマに乗って振動の衝撃などを経験するまでは何が起きるか分からない。もしかしたらF1の前にカートを少しやるかもしれないけどね」

そして、オーストリアのスキー大会のハーネンカムレースを訪れた際にウェバーはカートのハンドルを握った。

「カートに乗ってふざけていただけさ」

しかし、シーズン開幕戦までに準備を整えることに関しては真剣だ。

「この状態まで回復させるために、本当に頑張ってリハビリを続けてきた」

「新聞にメルボルンまでに100%は回復しないと書かれて腹が立った。レースまでには100%の準備を整えるつもりだ」

マーク・ウェバーは、2月9日にスペイン・ヘレスで行われるRB5の発表会に、新しいチームメイトのセバスチャン・ベッテルと参加する予定。

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カテゴリー: F1 / マーク・ウェバー / レッドブル・レーシング