マノー・レーシングGP3を設立したヴァージン・レーシングのジョン・ブース
ヴァージン・レーシングの新チーム代表に就任したジョン・ブースは、ドライバー開発プログラムとして2010年に新たなGP3チームを設立することを発表した。

マノー・レーシングGP3チームは、ヴァージン・レーシングとレース設備を共有し、優秀なドライバーにはF1テストのチャンスが与えられる。

GP3は、GP2の下位カテゴリーとして今シーズンからスタートする新しいレースカテゴリー。GP2チャンピオンシップと併催され、初レースは2010年F1カレンダーのスペインGP週末に行なわれる予定である。

ヴァージンの名前でF1に参入する前、ジョン・ブースと彼のマノー・モータースポーツは、F3やフォーミュラ・ルノーといったジュニア・カテゴリーで成功を収めており、キミ・ライコネンやルイス・ハミルトンといったドライバーを輩出している。

「マノーGP3は、将来のスター候補がヴァージン・レーシングへの階段をのぼる素晴らしいチャンスだ」とジョン・ブースはコメント。

「我々の目的は、競争力があるだけでなく、マノーのドライバー開発の青写真とF1チームへの統合という利益を我々のドライバーに提供するこのシリーズのための予算を獲得することだった」

「マノーGP3は、我々の経験豊富なレースチームの専門家から素晴らしいサポートを受けられることに加え、ヴァージン・レーシングF1チームと同じレース設備を使い、ワース・リサーチのシミュレータ・プログラムを利用し、2010年F1カレンダーのヨーロッパラウンゴをサポートする。おまけに、最も成功したマノーGP3ドライバーにはヴァージン・レーシングのF1テストという素晴らしご褒美がある」

GP3マシンは標準化されており、280bhpのルノー製エンジンとヒューランド製6速縦置きシーケンシャル・ギアボックスが搭載されたダラーラの新型シャシーが使用される。タイヤはピレリが供給し、GP2のサプライヤーであるブレンボがブレーキを製造する。

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カテゴリー: F1 / ヴァージン