F1 マックス・フェルスタッペン エステバン・オコン
元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、F1ブラジルGPのレースで接触されたエステバン・オコンにレース後に食って掛かって“場外バトル”を繰り広げたマックス・フェルスタッペンの闘争心を歓迎していると語る。

レースをリードしていたマックス・フェルスタッペンだったが、44周目に周回遅れだったエステバン・オコンがアンラップしようとしてインサイドを突いてきたことで接触。両者はスピンを喫し、フェルスタッペンは2位でレースを終えることになった。

怒りの収まらないマックス・フェルスタッペンは、レース後の計量の際にエステバン・オコンに詰め寄り、数回突き飛ばした。この行為により、フェルスタッペンは2日間の社会貢献活動を命じられている。

この行為にソーシャルメディアで多くのファンがマックス・フェルスタッペンの暴力行為に憤慨したが、ジャック・ヴィルヌーヴは、マックス・フェルスタッペンの態度は正当なものであり、自制してさえいたと語る。

「彼はかなり自制していたと思う。彼を殴ることすらしなかったからね!」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

「我々が見たいのはどういうものだ? 我々は感情が見たいし、あのような闘士を見たいんだ。あのようなものを見れて楽しかったよ。相手は彼よりも背が高いしね!」

「マックスは素晴らしかったし、DRSなしで序盤にオーバーテイクし、アグレッシブで、クリーンだった。違ったマックスだった。彼はモナコの後にリカルドの才能を奪ったか、あるいはリカルとよりも上手だったように見える」

「彼は厄介だったことを取り除き、リカルドから良いものを吸収し、本当にステップを果たした。過去数レースでの彼は非常に印象的だった」

一方、ジャック・ヴィルヌーヴは、エステバン・オコンのドライビングを酷評した。

「オコンは恥さらしだ」とジャック・ヴィルヌーヴはコメント。

「馬鹿げていた。最悪なことは誰もが何が起こったのかを見ていたことだ。無線では“ごめん、僕が悪かった”とさえ言っていない。自分が間違っていることを受け入れた方がいい」

「自分でアンラップすることはできるが、適切に行わなければならない。リーダーを危険に晒すことは許されない。他のドライバーのタイムを失わせ、危険に晒すようなことはしてはいけない」

「ストレートでオーバーテイクして前に出るのは問題ない。だが、あれはリードを奪うためにバトルしているように見えた」

「レースクラフトがまったくなっていないことを示した。レースクラフトはゼロだった」

「過去2年間の全てのインシデントは彼の過ちではないかもいれないが、自分が間違っていかもしれないと考えることはできる。彼はレースをしっかりと読めていなかった」

「あれは決して学んでいない。これまでは彼のせいではなかったからね」

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カテゴリー: F1 / ジャック・ヴィルヌーヴ / マックス・フェルスタッペン