セバスチャン・ベッテル、突然の1ストップへの変更に『もっと早く言えよ!』  / フェラーリ F1スペインGP 決勝
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1スペインGPの決勝でチームから突然1ストップで行くことを告げられて無線で苛立ちを露わにした。

セバスチャン・ベッテルは、F1スペインGPで7位入賞を果たしたが、周りが2ストップ戦略を採用するなか、第2スティントをソフトタイヤで36周走り切りという離れ業によるポイント獲得だった。

国際映像では1ストップ戦略で行くことを決定した際のフェラーリとセバスチャン・ベッテルの無線のやり取りが流れた。

エンジニアに『このタイヤで最後まで行くことについてどう思う?』と尋ねられたセバスチャン・ベッテルは『はあ? (規制音)! そういうことはもっと早く言えよ!」

レース後、セバスチャン・ベッテルはこの無線の数週前にチームからプッシュするように指示されていたと説明。それはタイヤをセーブしなければならない1ストップ戦略の理論には反する。

「簡単な話だ。僕たちには失うものは何もなかった。11番手にいて、レースの最後までやりくりしようとしていた」とセバスチャン・ベッテルは語った。

「先行マシンに追いついてきたところで、彼らは2回目のピットストップに入った。でも、僕は焦って彼らを捕らえようとせずにタイヤを管理していたのでプッシュするよう言われた」

「それで、その通りにしたら、今度は最後までい行けるかと言ってきたので『だったら数周前に言ってくれよ』と思ってしまった。タイヤをケアできるように、何度かターゲットはどこで、どのぐらいの長さで行くつもりなのかを聞いていた。まあ、やれるだけやってみるとは答えたけどね」

「そのようなリスクを冒したのは失うものが何もなかったからだ。実際うまくいったけど、ソフトで40周近く走るなんて、レース前の計画にはなかった」

シルバーストンの2連戦では苦戦していたセバスチャン・ベッテルにとって入賞は励みになるレースではあるが、まだ改善できる部分はあると語る。

「複雑な週末だ。正直、まだアップダウンが激しい」 とセバスチャン・ベッテルは語る。

「セッションによってはいい時もある。最初のスティントは良くなかったけど、第2スティントではマシンをかなりコントロールできると感じたし、僕の側でまだやるべき仕事があると思う」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / スクーデリア・フェラーリ / F1スペインGP