セバスチャン・ベッテル
セバスチャン・ベッテルは、自身がF1で連覇を成し遂げていた間、レッドブルが現在のメルセデスがほどの優勢は一度もなかったと述べた。

4連覇を達成して迎えた2014年、セバスチャン・ベッテルとレッドブルはメルセデスのペースから大きく遅れており、まだ優勝を争うこともできていない。

セバスチャン・ベッテルは、昨シーズン末には9連勝を飾っていたが、当時でさえ、マシンにはルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが駆る今のメルセデスほどのアドバンテージはなかったと考えている。

「いつだって状況は違うけど、僕たちがあのような風なポジションについたことは一度もないと思う。今、過去を振り返ってみて、僕たちが何もかも支配していたとか、楽勝だったとか言うのは簡単だ。でも、僕が覚えている限り、ちょっと違ったと思う」

「シーズンが始まって5レースを戦った。これまでにチームとして5勝を挙げたシーズンスタートはなかったと思う。確かに、昨年はかなり違った強さで締めくくったけど、そのときのレースを振り返っても、ポジションやギャップを見ればまったく別の話だってことがわかると思う。どんな気分かはわかるし、トップではどんなことに対応しなければならないかもわかっている。今の彼らは似たようなポジションにいるけど、それは彼らにふさわしい位置と言える。彼らが一番いい仕事をしたんだからね」

それでも、セバスチャン・ベッテルは、レッドブルは2週間前のスペインGPで進歩を遂げたと主張する。

「スピードやタイヤ摩耗の結果として、スペインで成し遂げたステップはかなり良かったと思う。説明もできると思うし、こことカナダでそれを確認していかなければならない。モナコは真のレーストラックではないけど、歴史的にもドライバーとして自分がどこに位置しているかを知るには良い場所だ。ランキングという点では何の違いもないけどね」

「メルセデスが本当に強力なパッケージを持っているってことは尊重しなければならない。だから、僕は彼らがここでもかなり強いと予想している。ニコもルイスもここが得意だし、打ち破らなければならないだ。ちょっとは近づけるかもしれない。レースペースに関してはバルセロナでいい方向に進歩できたと思っている。予選ではだいぶ離されたけど、もちろん目標は予選でいい位置につくことだ。モナコでは、多かれ少なかれ、土曜日に仕事の半分が終わる感じだからね」

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カテゴリー: F1 / セバスチャン・ベッテル / レッドブル・レーシング