マックス・フェルスタッペン F1イギリスGP決勝「リアウイングの選択が裏目に」

レッドブルはストレートスピード重視のセッティングを選択していたが、予想外のウェットコンディションがそれを直撃。リヤウイングの設定が裏目に出たとフェルスタッペンは語った。
「今日は良いレースじゃなかった。こんなにウェットになるとは思っていなかったし、予報が夜の間に変わって僕たちには不利になった。今日のリアウイングでは本当に難しかった。ダウンフォースが足りなくて、高速でも低速でもうまくバランスが取れなかった」とフェルスタッペンはコメント。
2度目のセーフティカー明けのリスタートでは、スロットル操作でスピンを喫して大きくポジションを失い、10番手まで順位を落とした。
「リスタートでスロットルを踏んだときにスピンして、かなりポジションを落としてしまった。あれが何だったのか正直よく分からない」

その後はカルロス・サインツJr.の後ろで足止めを食う場面もあったが、なんとか5位まで巻き返した。ただし、マシンのペース自体には不満を抱えていた。
「そのあとも走り続けたけど、マシンのペースが全然なかったのは良くなかった。ポジティブな点を挙げるとしたら、戦略面はすべて正しかったこと。インターで走り続けた判断も含めて、ピットインのタイミングも良かった。ただ、インタータイヤ自体のペースがちょっと足りなかった。それがレースってものだし、5位で満足することはないけど、次に進むだけ」
順位以上に内容には納得がいっていない様子だったが、ニコ・ヒュルケンベルグの初表彰台には賛辞を送った。
「僕自身は楽しいレースじゃなかったけど、ニコが初めて表彰台に上がったのは本当に良かった。今夜はきっとお祝いしていると思う」
次戦はフェルスタッペンが最も得意とするスパ・フランコルシャンでのF1ベルギーGP。「スパはカレンダーの中で一番好きなサーキットだから、次はもっといい週末にしたい」と巻き返しを誓った。
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