マックス・フェルスタッペン VSC違反の5秒ペナルティでF1スプリントは4位に降格 / F1サンパウロGP
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、バーチャルセーフティカー違反により5秒間のペナルティを受け、F1ブラジルのスプリントレースで4位に降格となった。

フェルスタッペンは土曜日の24周のスプリントレースで、レースの大半で後ろに引っかかっていたフェラーリのシャルル・ルクレールを追い抜いて4位から3位に浮上した。

しかし、その直後にレースコントロールが、ニコ・ヒュルケンベルグの故障したハースのために発令された遅いバーチャルセーフティカー下でのポテンシャルな違反行為の可能性があるとして、フェルスタッペンをスチュワードに報告した。

ターン4の入口で、2位のオスカー・ピアストリのマクラーレンと並走した際、フェルスタッペンは規定のデルタタイムを下回っていたと判断された。

レッドブルとFIAスチュワードの審問により、このことが確認され、フェルスタッペンには5秒のペナルティが科せられ、リザルトは更新され、4位に後退し、ルクレールに次ぐ順位となった。

また、フェルスタッペンにはライセンス上のペナルティポイントも与えられ、12か月間で7ポイントとなった。12ポイントでレース出場停止となる。

「スチュワードは、1号車(マックス・フェルスタッペン)のドライバー、チーム代表から話を聞き、ポジショニング/マーシャリングシステムデータ、タイミング、テレメトリー証拠を検証した」とFIAの裁定には書かれている。

「第56条5項には次のように記載されている。『すべてのマシンは、FIAライトパネルが緑色に変わった際にも、この最小時間を上回っていなければならない』。ドライバーは、FIAライトパネルが緑色に変わった際のVSC終了時に、最小時間より0.63秒遅れていた。これは、VSC下でスポーツ上の優位性が得られたことを示している」

レッドブルのスポーティングディレクターであるジョナサン・ウィートリーとともに聴聞会に出席したフェルスタッペンは、デルタタイムを下回っていることは認識していたものの、トラックが再びグリーンになるまでに修正するには遅すぎたことを説明したと伝えられている。

「ドライバーは、VSCの終了を待っている間に、自分が最小タイムを下回っているという通知を受け取ったため、エラーを修正しようとしたが、パネルがグリーンに変わるまでに修正できなかったと説明した」と声明は続いている。

「これは違反であり、その時点で得たアドバンテージに対して標準のペナルティが適用される。この結果、ドライバーはVSC開始時の位置よりも前進し、前方のマシンが後退した結果ではない」

ポールポジションからスタートしたピアストリがチームメイトのランド・ノリスに先行し、レースはマクラーレンのワンツーフィニッシュとなった。レース終盤、ノリスはチームメイトのマシンを追い抜き、ドライバーズ選手権でフェルスタッペンと競い合っていた。

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / F1ブラジルGP