マックス・フェルスタッペン レッドブルF1は「第二の家族のような存在」
マックス・フェルスタッペンは近年、F1史上最高のドライバーの一人として地位を確立しており、2021年の開始以来、3年連続で世界選手権を制し、過去80レース中51勝を挙げている。
マックス・フェルスタッペン:レッドブルは「第二の家族」
マクラーレンのランド・ノリスに78ポイントの差をつけて首位を走るフェルスタッペンは、2024年F1シーズン残りの10レースで4度目のタイトルを獲得する可能性が高い。
2024年にタイトルを獲得すれば、2010年から2013年にかけてレッドブルで圧倒的な強さを誇ったセバスチャン・ベッテルに続き、F1史上2人目となる最初の4つの世界選手権を連続して獲得したドライバーとなる。
ランキングで圧倒的なリードを保っているにもかかわらず、マックス・フェルスタッペンは今年レッドブルを離れるのではないかという噂が絶えない。メルセデス代表のトト・ヴォルフは、フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後任としてフェルスタッペンと契約したいという希望を隠そうとはしない。
フェルスタッペンの現在の契約は2028年シーズン終了まで有効であるが、レッドブルの最近の苦戦により、2026年のF1の主要なレギュレーション変更を前に、早ければ来年にもメルセデスへの移籍を望む可能性があるという憶測もある。
レッドブルのポッドキャスト Talking Bull で、レッドブルでの在籍期間を振り返ったフェルスタッペンは、2016年のスペインGPでデビュー戦にして初勝利を収めたこと、そして2021年に自身初となるタイトルを獲得したことをキャリアのハイライトとして挙げた。
また、レッドブル・レーシングへの愛情を表現し、レッドブルは「間違いなく第二の家族のような存在」であり、「本当に自分らしくいられる」と語った。
「チームでの最初のレースと最初のチャンピオンシップがハイライトだ」とフェルスタッペンは語った。
「最初のレースはもちろん、僕は(ジュニアチームのトロロッソから)昇格したばかりだった」
「それが正しい決断だったのか、今でも疑問視する人もいる。幸いにも、その週末はうまくいった。もちろん、とても嬉しかったし、ヘルムート(マルコ/レッドブルのアドバイザー)にとってもそうだった」
「もちろん、彼もとても喜んでいた。なぜなら、僕をあのマシンに乗せることを決めたのは彼だからだ」
「最初のタイトル獲得は、もちろん、とても感動的だった。特に、誰もが多くのことを要求されたような年だった後ではね。決して忘れることのない瞬間だ」
「でも、全般的にチームとの関係もそうだ。間違いなく、第二の家族のような感じだ」
「ここで本当に自分らしくいられる。そして、それは僕にとってとても重要なことでもある」
トト・ヴォルフが、メルセデスがハミルトンに代わるドライバーとしてレッドブルのフェルスタッペンを「代替案」とし、チームの10代のジュニアドライバーであるアンドレア・キミ・アントネッリを「第一候補」と表現した後に、フェルスタッペンのコメントが発表された。
ヴォルフは「我々の次のドライバーの基準はシンプルだ。最高のドライバーを求めている」とAutosport Wereldに語った。
「現時点では、私の第一候補はキミ・アントネッリだ」
「もちろんリスクはある。ドライバーとしての才能というよりも、アントネッリはメディアやグリッド上で最高のドライバーの一人であるジョージ・ラッセルのスキルに晒されることになる」
「しかし、キミには大きなポテンシャルがある。彼のスピードと才能はすでに一定のレベルに達しており、経験が不足しているだけだ」
「代替案としてはもちろん、フェルスタッペンも考えられるが、現時点ではそれは現実的ではない。他のドライバーは1年または2年の契約を結ぶだろうが、それでは我々には十分ではない」
「だから、アントネッリとのリスクは計算ずくだから、私は喜んで引き受ける」
「(オスカー・)ピアストリの成長を見ると、チームメイトのランド・ノリスと同じレベルで勝利を争うようになるまで1年半かかっている。我々もキミで同じことを試してみたい」
「2025年、2026年の変化を踏まえて、いずれにしても移行期を迎えることになる。だから、彼をチームの一員として鍛えるには良いシーズンになるだろう」
「私は今後も市場を観察していく。レッドブルで今後どう展開していくかはわからない」
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