マックス・フェルスタッペンのF1マシン初走行を元レースエンジニアが回顧
マックス・フェルスタッペンの元レースエンジニアであるセビ・プヒョラーが、フェルスタッペンがF1マシンを初めて運転したとき、良い意味で“恐ろしい”と感じたと語る。

マックス・フェルスタッペンは、16歳だった2014年にレッドブルのジュニアチームに加入。レッドブルは、トロロッソのF1マシンーを運転する最初のチャンスを与えた。

当時、チームのエンジニアを務めていたセビ・プヒョラーはサーキットにいた。その日を振り返った彼は、雨が降っていたサーキットで、マックス・フェルスタッペンがいかにマシンをうまく扱っていたかに驚かされたかを覚えている。

「7年前、我々はイタリアのアドリア・サーキットで、2012年のSTR7で合計500km以上となる148周のテストを行った」とセビ・プヒョラーはgazzeta.itに語った。

「それでも、彼は非常に速かった。また、その日の大部分、特に朝はアスファルトが濡れていたのを覚えている。ルーキードライバーにとって、そのトラックのように危険なトラックでシングルシーターに乗るのは決して最高のことではない」

「だが、彼は恐ろしい方法でマシンをマスターした。」

そのテストでF1スーパーライセンスの条件を満たしたマックス・フェルスタッペンは、1か月余り後に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GPのフリー走行1回目にトロロッソを走らせ、公式レースの週末に参加した史上最年少のドライバーになった。

すでにチームに非常に感銘を与えてたマックス・フェルスタッペンだが、当時のレギュラードライバーのダニール・クビアトの0.5秒以内のタイムを記録。セビ・プヒョラーは、実際にフェルスタッペンの才能を目の当たりにしたと語る。

「それから彼は鈴鹿でトラックに出た。FP1の最初のセクターでのタイムを見たとき、私はに自分自身に『この男が好きだ』と言った」とセビ・プヒョラーは付け加えた。

「数か月前、我々が彼をスパに連れて行ったことで、彼はチームのダイナミクスをよりよく理解することができた。その後、日本に続いて、2015年のデビュー前にすべてのウインターテストを行った」

「ベルギーでは、彼が通過できる場所、通過できない場所といったトラックの詳細を研究した方法に、我々は非常に驚いた。彼はすべてを分析していた。他の人が想像することさえできなかったこと、トラック上の他のドライバーに関連する側面さえも分析していた」

「ヨス(フェルスタッペン)がレースにむけて準備するのと同じものを彼の中に気づいた。他のドライバーでは見たことのないものだ。私のキャリアの中で他の誰にも見られなかった印象的な献身だ」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / トロロッソ