マックス・フェルスタッペン、無念のリタイアも「ペレスの笑顔が見れてうれしい」 / レッドブル・ホンダ F1アゼルバイジャンGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPの決勝をリタイアで終えた。

オープニングラップで3番手を堅持したフェルスタッペンは、2周目に前方のシャルル・ルクレールをオーバーテイク。3周目にオーバーテイクしたペレスとともにレッドブル・ホンダは2-3体制でレースを進める。

12周目にピットインしたフェルスタッペンは、首位を走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)の前に出て、リードを広げる。

だが、レースが残り5周に差し掛かったとき、首位を快走していたフェルスタッペンの左リアタイヤが突如パンク。時速320㎞以上に及ぶメインストレートでスピンを喫する。幸いにもフェルスタッペンにケガはなかったものの、コース上に散らばった破片やタイヤの状況を考慮して、レースは赤旗中断となった。

「レースをリードしながらフィニッシュ直前でリタイアするのは、とてもフラストレーションが溜まる」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「マシンにおかしなところは全く感じず、突然左リアを失ってかなり激しくウォールにヒットしました。クラッシュするのに適した場所ではなかったですし、正確な原因はまだ分からないけど、完全な調査が行われるはずだ」

「それまでは、素晴らしい一日だった。マシンは完璧と感じていたし、悠々とリードを保ち、1-2フィニッシュは確実のように思っていたが、このF1というスポーツでは、保証されるものは何もない」

「当然、今日僕が勝利を逃したことはフラストレーションだけど、チェコ(ペレス)のが勝利したことはとてもうれしい。彼は、チームが望むすべてをやり遂げた。素晴らしいスタートを決めて、僕らは2人ともピット戦略でルイスを抜き去った。彼はレース中ずっとディフェンスに徹していたと聞いたので、僕が勝てなくても彼が勝ってくれてうれしい。人間的にも素晴らしく、最高のチームメートだ。ポディウムでレッドブルでの初勝利を挙げた彼の笑顔が見られてよかった」

「次戦からは通常のコースへと戻り、メルセデスも強さを取り戻してくるはずなので、チャンピオンシップでルイスとの差を広げられなかったのは残念だけど、今後もさまざまなことが起こるはずだし、僕らチームにとってはいい結果だったと思う!」



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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1アゼルバイジャンGP