マックス・フェルスタッペン 「2位は最大の結果。メルセデスの方が速かった」  / レッドブル・ホンダ F1スペインGP 決勝
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1世界選手権 第4戦 F1スペインGPの決勝で2位表彰台を獲得した。

2番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、ターン1でルイス・ハミルトン(メルセデス)のイン側に飛び込み、リードを奪う見事なスタートを決める。角田裕毅のストップによってセーフティカー出動となったが、このリスタートでもフェルスタッペンは首位を堅持する。

2番手のハミルトンとの差をキープしながら、トラフィックを避けるためにも、第1スティントをなるべく長く持たせ、ピットストップを引き延ばしていったマックス・フェルスタッペンは、24周目にピットに入り、右リアタイヤの交換に手間取ってタイムをロスしたものの、ハミルトンが4周後にピットインした際にはリードを回復する。

ここから状況はしばらく変わらず、フェルスタッペンがハミルトンを抑え、上位2台が接近戦を繰り広げる中、メルセデスはハミルトンに2ストップ戦略を採らせるべく、ピットインさせてミディアムタイヤに交換。フェルスタッペンに対して23秒差でコースへと復帰する。

残り7周時点で、マックス・フェルスタッペンは新しいタイヤを履いて迫るルイス・ハミルトンにオーバーテイクを許します。2番手に後退したことでファステストラップを獲得する戦略に切り替えてピットインを決断。ソフトタイヤに交換し、2位表彰台に加えてファステストラップによる1ポイントを獲得した。

「今日はできることをすべてトライした」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「スタートのターン1でリードを奪ったけど、メルセデスに対して少しペースが及ばなかった。もちろん勝ちたかったわけだけど、できることはすべてやった上でチャンスを最大限に活かせたので、それほど落胆してはいない」

「他の戦略も検討しましたし、2ストップ戦略で彼らよりも早くピットに入っていたとしても、彼らのほうが今日は速かったので、前ではフィニッシュできなかったと思う。自分の速さやマシンの限界は分かっていえうし、彼らの方は順位を失わずにピットインできる“フリーストップ”の状態だったので、異なる戦略を採りやすい状況だった」

「彼(ハミルトン選手)が2度目のピットインをしたときに、2019年のハンガリーのように新しいタイヤで僕に追いついてくるだろうと思った。できることはすべてやったけど、なす術なしの状態だったね」

「タイヤによるペースの違いから、ルイスは楽にパスしていったけど、僕は2位を確保してファステストラップもマークすることができた。今日は少し僕らにペースが足りなかったので、2位は最大の結果だ。彼らがなぜレースペースをここまで上げてくることができたのかを分析する必要がある」

2021年 F1スペインGP 決勝 結果
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
6.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
7.カルロス・サインツ(フェラーリ)
8.ランド・ノリス(マクラーレン)
9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
10.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
11.ランス・ストロール(アストンマーティン)
12.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
13.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
14.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
18.ミック・シューマッハ(ハース)
19.ニキータ・マゼピン(ハース)
DNF.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1スペインGP