レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン 「F1チャンピオン獲得に時間的な焦りはない」
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1ワールドチャンピオンを獲得するという夢にむけて“時間が刻々と過ぎている”ことを心配してはいないと主張する。

17歳でF1デビューを果たしたマックス・フェルスタッペンは、2020年にF1史上最年少ワールドチャンピオン獲得が期待されたが、メルセデスが絶対王者として君臨するハイブリッド時代にその希望は打つ砕かれた。

23歳となったマックス・フェルスタッペンは、2010年に23歳134日で最初のF1ワールドチャンピオンを獲得したセバスチャン・ベッテルの記録を更新することは叶わなかった。

その称号を逃したマックス・フェルスタッペンだが、現在、自分が置かれている状況についてまったく心配はしていないと語る。

「もちろん、2021年にチャンピオンシップをかけて戦いたいと思っているけど、見てみなければならない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「と言うのも、僕はまだとても若い。もちろん、人々は時間は刻々と過ぎていると言う。でも、僕はとてもリラックしている。それが人生だ」

「それに物事を強制することはできない。だから、僕は落ち着いている」

レッドブル・ホンダは、2020年末に厄介なRB16の問題を解決し、2021年は進歩を遂げることができると自信をみせている。また、ホンダはF1最後のシーズンとなる2021年にまったく新しいF1エンジンを導入する予定であり、マックス・フェルスタッペンは進歩を果たせると楽観視している。

「僕たちは大きな一歩を踏み出すことができると思っている」とマックス・フェルスタッペンは語った。

「でも、他の人にもステップを果たすと思うし、僕たち進歩が他の人より少し大きいことを願うだけだ」

2020年の最終戦F1アブダビGPを勝利で締めくくったマックス・フェルスタッペンだが、新シーズンに向けてレッドブル・ホンダF1がメルセデスに対して直面するチャレンジに幻想は抱いていないと語る。

レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2021年マシン『RB16B』はすべてのサーキットでパフォーマンスを発揮できるオールラウンダーである必要があると説明している。

1994年から2003年にかけてベネトン、シムテック、アローズ、ティレル、スチュワート、ミナルディで106戦を戦った父親のヨス・フェルスタッペンは、前年度がどのように終わったかよりも、2021年に良いスタートを切ることの方が息子にとって重要だと語る。

「今シーズンの最終戦に勝ったのは素晴らしいことだが、来シーズンの最初のレースに勝つことの方がさらに良い」とヨス・フェルスタッペンは語った。

「もちろん、ファクトリーの人々の気持ちのためには最終戦に勝つことは素晴らしいことだし、全員にとってさらなる後押しとなる」

「だが、来年の最初のレースに勝つことができる方がさらに重要だ。それは、我々が競争できるマシンを持っていることを示すだろうし、我々が少し逃してきたことだ」

メルセデスとのギャップを埋める可能性について質問されたヨス・フェルスタッペンは「2021年に行われたレギュレーション変更は依然として非常に重要であり、残りのマシンはフロアの変更に適応する必要がある」とコメント。

「それは主に空力に関するものであり、彼らはそれを正しくやらなければなららない。また、我々はホンダが何か特別なものをもたらすことを願っている。そうなれば、我々はもう少し強く見えるだろう」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1