マックス・フェルスタッペン 「勝てて嬉しいけど、現実を見る必要もある」 / F1 70周年記念GP レース後記者会見
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、F1 70周年記念GPでの今シーズン初勝利について振り返った。

トップ10で唯一ハードタイヤでスタートするという戦略が当たったマックス・フェルスタッペンは、タイヤのブリスターに苦しむメルセデス勢を後目にレースを支配。レッドブル・ホンダに今シーズン初勝利をもたらした。

シルバーストンでの勝利についてマックス・フェルスタッペンは「ある意味で勝てるとは思っていなかったけど、第1スティントの後、タイヤが本当にいい感じだと思えた。もちろん、メルセデスがハードタイヤでどのような走りをするかはわからなかったけどね」と振り返る。

「でも、マシンにはかなりのペースがあった。タイヤに問題はほとんどなかった。とにかくプッシュし続けた。ここで勝てたのはもちろん素晴らしい結果だし、僕たちは素晴らしい一日を過ごせた。すべてがうまくいった。適切な戦略があり、すべてがスムーズに進んだ。もちろん、勝てて本当にうれしい」

「予想していなかった。まずなにより、良いスタートを切って、すぐに3番手になれたことが助けになった。最初の数周はついていくのが難しいだろうことはわかっていけど、そのあと僕の前の2台ともがタイヤにトラブルを抱えているのが見えた。もちろん、タイヤが柔らかいときはかなり普通のことだけどね」

「ギャップを縮めて、彼らがピットインした後に自分のペースで走ることができたし、基本的に自分がピットインするまで本当に感触は良かった。まったく苦労しなかったし、第1スティントを伸ばすことができた。そこが鍵だったと思う」

「ピットストップは素晴らしいものではなかったし、1つのホイールに少し時間がかかってしまって、バルテリの後ろで合流することになったけど、僕の方がコンパウンドは柔らかかったし、多くのグリップがあったので、バルテリを抜くことができた。そこからは2.5~3秒のギャップを維持して、僕たちは同じタイミングでピットに入った。そこから誰が最速でラインにたどり着けるかはわからなかった。でも、すぐにそのタイヤでも再びマシンの感触が良いことがわかった。今日はタイヤにまったく問題がなかったし、それが鍵だったと思う」

マックス・フェルスタッペンは、第1スティントでタイヤをセーブするというチームからの指示に反発。「おばあちゃんのように走ることはできない」とメルセデスとのギャップを縮めた。結果的にこの判断がレースを決定づけることになった。

「僕たちはここまでの全てのレースで彼らをプッシュする機会がなかった。プレッシャーをかけようとしていたし、彼らはピットに入らなければならなかった。それ以降は、自分のペースで走ることができたし、基本的にそのアドバンテージを最後まで築くことができた」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「僕はすでに自分のタイヤを管理していたけど、彼らのタイヤは完全になくなっていたし、タイヤが開いているのが見えた。特にマシンが燃料を積んで重いときはタイヤがそうなることは予想されていた」

「でも、以前のレースでずっとやっていたように、ただ後ろで座っていたくはなかった。プレッシャーをかける機会があったし、そうしたかった。ターン13でルイスに近づいたときはヒヤッとした。グリップのアドバンテージがあったとしても、追従するのは本当に難しい」

「それから、彼らにとって続けることが不可能なポイントがきて、彼らはピットインした。それがレースの始まりだった。マシンがかなりまともなときには、特にただ座っているのが嫌いなんだ。自滅して、タイヤを殺して、必死に乗り切ろうとするときもあるけど、今日はそうではなかったと思う」

記者会見では、今回の勝利は自分たちの強さのよるものか、それともメルセデスの弱さが出たことによるものかという若干意地悪な質問も出た。

「難しい。他の人たちのことを話さなければならないからね」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「僕たちサイドではタイヤに関してすべてがうまくいった。マシンのバランスは良かったし、タイヤにまったく問題はなかった。エネルギーが高いこのようなトラックでコンパウンドがこれほど柔らかに場合、大きな違い生じる可能性がある」

「タイヤをもっと使っていた先週を振り帰ってみると、基本的にシーズン全体で1ストップだけしかできない場所はいろいろとある。もちろん、メルセデスのマシンにブリスターの問題が多く出ていることがわかった。彼らはタイヤに苦しんでいた。僕たちは、タイヤ、マシンのペースとバランスに関して本当に良い一日を過ごせた。彼らはタイヤに苦しんでいた。そうなるともちろんプッシュすることはできない」

今回の勝利を受けて、ピレリとF1にもっと柔らかいタイヤを導入するように推進したいかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「僕がそういうことを推進できるとは思わない。そんなことはできないと思う」とコメント。

「とにかく今日は良いレースだった。タイヤそうかもしれないかなんて誰にもわからないよね? 僕たちは良い一日を過ごしたし、今日について満足する必要があるけど、現実的でいる必要もある。僕たちはまだ予選でペースが足りていないし、まずはそこを解決する必要がある」

「もちろん、バルセロナではより硬いタイヤに戻る。先週はそのようなタイヤでまだかなり遅れをとっていたし、奇跡はないと思う。タイヤに厳しいトラックであることはわかっているけど、硬いタイヤではかなりプッシュできるし、今日よりもプッシュすることができる。でも、全体的に1ストップはあまりエキサイティングではないので、2ストップをする方法が見つけられることの方が重要だと思う。もちろん、素晴らしいタイヤもね。ある意味、1ストップは嫌いだ。一般的に誰もレースを通してタイヤを管理するのは好きではないと思う。僕たちはプッシュしたいし、そうなればいいね。

では、来週はバルセロナに向かう。マシンはそこでメルセデスを倒せる力があるだろう?

「わからない」とマックス・フェルスタッペンは語る。

「ソフトタイヤを使う必要があると思うし、僕たちのマシンに合ってるように思うけど、バルセロナで改めて確認するつもりだ。今のところはとにかく勝ったことをとても嬉しく思っている」

「ギャップを完全に縮めるのはとても難しいと思う。今日はタイヤがとてもよかったし、かなりハードにプッシュすることができた。特に保守的なタイヤに戻る場所では難しいと思う」

「基本的にほとんどのトラックで1ストップだ。そうなると僕たちにとって少し厳しくなるだろう。深刻なブリスターは誰にも出ないし、今日のように管理する必要もなくなる。どうなるか見てみよう。さっきも言ったように、とにかく今日を味わって、バルセロナで改めて僕たちの位置を見てみるつもりだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル / ホンダF1 / F1イギリスGP