マックス・フェルスタッペンの契約延長を決定づけたホンダF1の存在
マックス・フェルスタッペンがレッドブルF1との契約を2023年まで延長したというニュースは、ある意味で驚きをもって受け止められた。レッドブル・ホンダのパッケージは2019年に勝利を狙えるパッケージであることを示しはしたものの、2020年に本格的にF1ワールドチャンピオンを狙える実力があるかは不明なままだからだ。

また、2021年にはF1には新しいレギュレーションが導入される。エンジン規則はほぼ変わらないが、ホンダF1はまだ2021年末までしかF1参戦をコミットしていない。

しかし、マックス・フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・フェルムーレンは、レッドブル・レーシングとの契約延長にはホンダF1の存在が重要な役割を果たしたと語る。

「ブラジルの夕食時にヘルムートと初めて爆戦とした会話をした。その後、短期、中期、長期のビジョンについて内部でいくつかの内部討議を行った」とレイモンド・フェルムーレンは語る。

「我々は、ホンダが開発面で進めたいと考えているものに自信を持っている。我々はまだレッドブルとホンダとのやり残した仕事があると思っている。それを続けたいと思っている」

Telegraph は、マックス・フェルスタッペンのレッドブルF1との新契約では年俸が1200万ポンド(約17億円)に上がったと報じている。

「レッドブルは2015年のF1で我々を助けてくれた。また、素晴らしい商業的なパートナーシップもある。だが、最も重要なことは我々は勝ちたいと思い続けていることだ。それが共通のテーマだ。レッドブルも勝ちたいし、彼らはミルトンキーズンにタイトルをもたらしたいと考えている。そして、マックスはチーム内で水を得た魚のようだ。マックス、ヨス、そして、私はこれが最適なチョイスだとかなりすぐに合意した」

マックス・フェルスタッペンも、ホンダF1とのパートナーシップにおけるチームの進歩がより多くのモチベーションと信念を与えてくれたと語っている。

「ホンダが加わり、過去12か月で僕たちが達成した進歩は、僕たちが一緒に勝てるというより多くのモチベーションと信念を与えてくれている。レッドブルとホンダが協力し、あらゆる面で全員が成功するためにできることをやっていることをリスペクトしている」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「レッドブルと一緒に勝ちたいし、僕たちの目標はもちろん一緒にワールドチャンピオンを争うことだ」

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンとの契約延長をきっかけにホンダF1が2021年以降もF1を継続することを願っていると語る。

「ホンダは契約延長のニュースをポジティブに受け取っている」とヘルムート・マルコは語る。

「マックスはホンダにとってプライオリティだ。彼らは彼のアグレッシブなドラビングスタイルとオープンな性格を愛している」

「彼らとの議論はすぐに行われるだろう。いつ日本に飛ばなければならないかを知るためにアポイントメントを待っているところだ」

ヘルムート・マルコは、2020年のホンダのF1エンジンはテストベンチでポジションが結果を出しているとして次のように続けた。

「他チームがより良くなりたいのであれば、彼らは劇的なゲインを作り出さなければならないだろう」

「マックスはホンダで何が行われているかを知っている。彼はすでに新車を見ており、チームの継続性を高く評価している。結局のところ、彼と我々との間には共有の意思があった」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1