マックス・フェルスタッペン、接触で25%のダウンフォースを喪失
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1日本GPの決勝でのオープニングラップでのシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触によるダメージで、F1マシンから25%のダウンフォースが失われていたことが明らかになった。

好スタートを決めたマックス・フェルスタッペンは、ターン1で3番手のシャルル・ルクレールに外側から並びかける。その先のターン2では半車身ほど先行したが、ルクレールがアンダーステアを出して接触。フェルスタッペンはスピンを喫してコースアウトしてしまう。

その後、レースへ復帰したフェルスタッペンは、後方から追い上げに臨んだが、マシンへのダメージが大きく、15周目にリタイアとなった。

レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「フロアに多大なダメージを与えた」とコメント。

「彼はマシンのダウンフォースのほぼ20~25%を失っていた。コンポーネントにマイレージをかけるであり、走行を続けるても意味はなかった。そのため、我々はマイレージを節約するためにマシンをリタイアさせた」

シャルル・ルクレールは、6位でフィニッシュしたが、レース後に2つのタイムペナルティを科せられて7位に降格。そのどちらもマックス・フェルスタッペンとのインシデントに関連したものであり、1つ目は接触に5秒、2つ目はフロントウイングにダメージを負っていたにも関わらずレースを続行したことに対して10秒のタイム加算ペナルティを科せられた。

当初、シャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンとのインシデントはレースコントロールによって調査すらされなかったが、その後、FIA(国際自動車連盟)は審議対象に切り替えた。

「彼らがインシデントをしっかりと調査したのは正しかったと思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

「あのインシデントでは、十分なスペースが残されていた。そして、マックスは明らかに先行していた」

FIAは、オープニングラップの衝突についてはより寛容な見解を示しており、常識的なアプローチを採用している。また、一般的なレースインシデントに与えられるペナルティの数を減らすことも試みている。

「彼らはドライバーにレースをさせようとしているが、物事が少し行き過ぎているときもある」とクリスチャン・ホーナーは語った。

「基本的に彼らの両方をレースから追​​い出したので、残念だった。彼らの二人が上位を争うのを見ることができれば良かっただろう」

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カテゴリー: F1 / マックス・フェルスタッペン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1日本GP