フジテレビ、2026年からF1日本国内「独占オールライツ」契約を締結 地上波放送も11年ぶり復活
フジテレビは、2026年から2030年までの5年間にわたり、F1の日本国内における独占オールライツ契約を締結したと発表した。これにより放送と配信を一体で担う形となり、F1のすべてのレースセッションを国内向けに独占展開する新体制がスタートする。

2026年シーズンは全24戦が予定されており、フジテレビの配信サービス「FOD」で全セッションのライブ中継が行われるほか、CSチャンネル「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」および「フジテレビNEXTsmart」とあわせ、幅広い視聴環境が整備される。

また、新契約に伴い地上波放送も11年ぶりに復活し、最大5戦がダイジェスト形式で届けられる。

F1中継40年目の節目に「国内独占オールライツ」契約
フジテレビは1987年のF1日本GP初開催から中継を開始し、今年で長年にわたり日本のF1文化を支えてきた。2026年にスタートする新契約は、同局にとってF1中継40年目という節目と重なり、歴史的パートナーシップの新たな章となる。

FODで初の全戦ライブ配信 F1公式「F1 TV」と日本で連携開始
2026年よりFODでのF1ライブ配信が初めて実施される。フリー走行、予選、スプリント予選、スプリント決勝、決勝まで、全24戦の全セッションがライブ視聴可能となる。

さらに、日本で初となるF1公式ストリーミングサービス「F1 TV」とのパートナーシップも開始。「F1 TV Pro」「F1 TV Premium」がFODと連携し、膨大なF1公式コンテンツを日本国内で楽しめるようになる。

地上波放送が11年ぶり復活 充実の関連番組も継続
新契約により地上波でのF1放送が11年ぶりに復活し、シーズン中から最大5戦をダイジェストで編成予定。CS・FODでは『F1GPニュース』や『FORMULA 1 総集編』、過去の名レース特集など、レース週末以外も楽しめるコンテンツが拡充される。

地上波放送の対象レース、ならびに「F1 TV」連携の詳細は後日発表される。

清水賢治社長「40年の歩みを次のステージへ」
清水賢治社長は次のようにコメントした。

「1987年の中継開始以来、アイルトン・セナ選手とアラン・プロスト選手による歴史的名勝負から現在に至るまで、数々の興奮と感動をお届けしてまいりました。このたび2026年から5年間の独占放送・配信契約を締結できましたことを誠に光栄に思います。社内に『F1ブームアップ委員会』を発足し、全社一丸となってF1コンテンツの拡充に取り組んでまいります。長年のファンの皆さま、そしてこれからF1に触れる新世代の皆さまに、あらゆる瞬間をお届けしてまいります」

F1側イアン・ホームズ氏も歓迎「革新的で進化した形で届けてくれると確信」
F1メディア権利・放送担当最高責任者のイアン・ホームズ氏は次のように述べた。

「フジテレビは日本でのF1初期から共に歩んできた長期パートナーです。これまでの多大な尽力、揺るぎないコミットメントに深く敬意を表します。F1は世界的に成長を遂げていますが、その歩みをフジテレビと共有できることを嬉しく思います。日本の皆さまにさらに革新的で進化したかたちでF1の魅力を届けてくださると確信しています」

2026年~2030年の放送・配信概要
■ CS放送(フジテレビNEXT)/配信(NEXTsmart・FOD)
・全24戦全セッションをライブ中継(フリー走行、予選、スプリント予選、スプリント決勝、決勝)

■ 地上波放送
・厳選した最大5戦をダイジェスト放送

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カテゴリー: F1 / テレビ放送