F1、ロシアでのテレビ放送およびライブ配信から撤退
ロシアのF1ファンは、2022年のF1世界選手権をテレビ放送でもライブ配信でも視聴することができない。

Match TVのコメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、F1が、ウクライナの紛争のために民間部門の制裁として、ロシアの放送局との契約を「一方的に」破棄したと説明した。

アレクセイ・ポポフの同僚のコメンテーターであるウラジミール・バシュマコフは「1992年以来初めてロシアのテレビでF1は見れなくなる」とコメント。

「私に元には『これからどうやって見ることができる?』といった質問がたくさん寄せられている。だが、私はそれにはまったく答えることができない」

実際、F1は、テレビ放送だけでなく、ロシアからn公式ライブストリーミングサービスへのアクセスも遮断した。

アレクセイ・ポポフは「我々は疑いを持ってはいたが、今日、それらは確認された」と語った。

「警告なしに、F1は一方的に契約を終了した。これは、Match TVがさらに数シーズンにわたって契約を結んでいたことを思い出させてくれた」

「何と言ったらいいのか分からない。ロシアのテレビにはF1はない。これからどうやってフォローしていくのか分からない」

Match TVのF1プロデューサーであるアレクサンダー・タシュチンは「残念ながら、長年すべての財政的およびマーケティグ的な義務を履行してきたにも関わらず、2022年シーズンは我々のテレビチャンネルには表示されない」と語った。

「我々は、西側諸国のこの政治的な措置を遺憾に思う」

一方、メルセデスF1のドライバーであるジョージ・ラッセルは、ハースF1チームから追放されたニキータ・マゼピンがメッセージを送ってくれた4名のドライバーのなかでにラッセルがいたとの主張を確認した。

「メッセージには政治については何もなかった」とジョージ・ラッセルは語った。

「世界で起こっていることについての僕たちの見解は同じだと思う。でも、僕は長い間ニキータのことを知っている。彼のコネクションに関係なく、彼は僕と同じように彼のキャリアのすべてでF1を夢見て、それを達成した人だ」

「今、その夢は明らかな理由でなくなった。僕はただ『気を落とさないでくれ』と伝えた。そこに政治的なものはないし、単なる個人的なメッセージだ」

もう1つの進展として、スクーデリア・フェラーリは、F1バーレーンテストで車からロシアのスポンサーであるカスペルスキーのロゴを削除した。

「我々フェラーリは、スポーツがウクライナの人々を支援する明確なメッセージを送るべきだと信じている」とスクーデリア・フェラーリのスポークスマンは確認した。

さらに、ロシアがプログラムを運営するSMPレーシングは、ウクライナをサポートするFIA(国際自動車連盟)の義務的な誓約書に署名しなかったため、アレクサンダー・スモリアーは今年のFIA-F3から追放された。

「FIAが国際大会へのアクセスの条件としてロシアのドライバーに課した前例のない要件により、ヨーロッパのプログラムを中止するというSMPレーシングの決定を支持する」とアレクサンダー・スモリアーは語った。

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カテゴリー: F1 / テレビ放送