WRC ラリー・スウェーデン
2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC)) 第2戦ラリー・スウェーデンが2月14日(木)に開幕。スウェーデンのカールスタードでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合5位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合10位につけ、ヤリスWRCは全車が順調に最初のステージを走り切った。

ラリー・スウェーデンは、14日の午前中にサービスパークが置かれるトルシュビーの近郊でシェイクダウンが行なわれ、全長6.86kmのステージでクルマの最終確認およびセッティング作業を実施。タナックが2番手タイムを、ミークが4番手タイムを、今回が197回目のWRC参戦となるラトバラが9番手タイムを記録した。そして、夜8時過ぎから、トルシュビーから約100km南に離れたカールスタードの競馬場で、SS1として2台同時スタートのスーパーSSが行われた。氷に覆われた全長1.90kmのコースを、ヤリスWRCは全車が堅実に走り、デイ2へと駒を進めた。なお、プライベーターとしてヤリスWRCで久々のWRC出場を果たした元世界王者マーカス・グロンホルムは、総合8位の好位置でラリーをスタートした。

競技2日目、2月15日(金)のデイ2は、トルシュビーのサービスパークを中心に7本のSSが行われる。ホーフ・フィンスコグ(SS2/5)とスヴルリア(SS3/6)は隣国のノルウェーが舞台となり、ロイデン(SS4/7)はスウェーデンをスタートしてノルウェーに入り、スウェーデンでフィニッシュという二箇国に展開するステージとなる。また、1日の終わりにはサービスパークのすぐ近くでトルシュビー(SS8)のステージが行なわれる。なお、ステージはロイデンとトルシュビーの終盤数km以外は2018年のデイ2と同一。7本のSSの合計距離は137.41km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は541.05kmとなる。

トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
明日からの本格的なステージに向けて、とても良い準備ができました。今朝のシェイクダウンは順調で、我々のクルマは最初の走行でファステストタイムを3回更新しました。その後、多くのクルマが走り路面コンディションは急激に悪化ましたが、最初の走行時がもっとも実際のSSに近い路面状態だったのではないかと思います。そして、その状態で良いパフォーマンスを発揮できたことに満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、路面の雪と氷の融解が大きな問題となるでしょう。我々は朝の1回目の走行時は出走順が比較的前方で、良いコンディションで走れるため自信を持っています。しかし、2回目のリピートステージではコンディションがかなり悪化すると予想されるので、タイヤをうまくマネージし、できるだけスタッドが抜けないように注意して走る必要があります。

オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
シェイクダウンでは、2回目の走行時に多くのグラベル(未舗装路)が雪の下から顔を出していました。きっと、タイヤマネージメントはかなり難しくなるでしょう。出走順が前方ならば良いコンディションで走れるので、我々にとっては明日が非常に重要な1日となりますし、良いパフォーマンスを発揮しなくてはなりません。今晩の最初のステージは簡単ではありませんでしたが、問題なく走ることができました。クルマの動きはとても良く、自信を持って走ることができているので、明日からの本格的な戦いに向けて準備は万端です。明朝のステージが今からとても楽しみです。

ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
カールスタードでのラリースタートは常に素晴らしい雰囲気です。今回は自分にとって197回目のWRCスタートだったので、少しプレッシャーを感じましたが問題なく走り終え、今はもう明日からの本格的な戦いに集中しています。ステージには大きな雪壁がありますので、きっと楽しんでドライブできるでしょう。気温が高くなると路面の雪や氷が解けて下からグラベルが現れ、スタッドタイヤに大きなダメージを与えるので、あまり暖かくならないことを願っています。シェイクダウンの最初の走行時、路面が凍結している状態でのクルマのフィーリングは最高でした。そして、その後リピートステージを想定していくつかアイディアを試したので、そのような路面コンディションでどうすべきか、理解することができました。

クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
カールスタードの最初のステージは非常にトリッキーなので、ミスなくクリーンに走ることが目標でした。ステージに雪は少なく、正直なところあまり運転を楽しむことができませんでした。今朝のシェイクダウンでは調子が良く、最初の2回は良いリズムで走ることができました。しかし3回目の走行時はわだちがかなり深くなっていて、コブで飛ばされて雪壁に突っ込んでしまいましたが、スピードには満足しています。今週末は気温が高くなりそうなので、きっと路面コンディションは複雑になるでしょう。ただ、早朝の硬く凍結している路面では非常に運転しやすいので、明日は朝から頑張って走ります。

ラリー・スウェーデン デイ1の結果
1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1m34.9s
2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +0.8s
3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.1s
4 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1.9s
5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.0s
6 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2.7s
7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3.0s
8 マーカス・グロンホルム/ティモ・ラウティアイネン (トヨタ ヤリス WRC) +4.1s
9=エリック・ピエタライネン/ユハナ・ライタネン (シュコダ ファビア R5) +4.4s
9=クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4.4s

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カテゴリー: トヨタ | WRC (世界ラリー選手権)