WRC | トヨタ:第8戦 ラリー・フィンランド プレビュー
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、7月26日(木)から29日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦ラリー・フィンランドに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の3台のヤリスWRCで参戦する。
ラリー・フィンランドは、WRC全戦の中でもっとも平均速度が高いグラベル(未舗装路)イベント。サービスパークはフィンランド中部の都市ユバスキュラに置かれ、サービスパークを中心に森林地帯の道で競技が行われる。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのファクトリーはユバスキュラの近郊にあり、チームにとってラリー・フィンランドはホームイベントとなる。また、ラトバラとラッピはフィンランド人、そしてタナックはフィンランド近隣エストニアの出身であり、彼らにとっては他のラリー以上に大きな意味を持つ1戦。ヤリスWRCでの初参戦となった昨年は、ラッピが初の総合優勝を遂げ、ユホ・ハンニネンが総合3位に入るなど、チームはシーズン最高の結果を得た。
ラリー・フィンランドのグラベルステージは、全体的に非常に高速で路面はフラット。大きなジャンプや、うねりのあるクレスト(丘)越えが連続するため、精度の高いペースノートと、正確なライン取りが重要となる。例年、上位を争う選手達のタイム差は少なく、僅かなミスが勝負に大きな影響を及ぼしす。今年のSS(スペシャルステージ)は、2017年に使われたSSのうち約65%が変更され、全体の40%近くが新規となる。
競技は7月26日(木)の夜、ユバスキュラの公園を舞台とする「ハルユ」のSSでスタート。27日(金)から29日(日)にかけて、森林地帯のグラベルSSでハイスピードな戦いが行われる。4日間で23本のSSが行なわれ、その合計距離は317.26km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1426.84kmとなる。
トミ・マキネン(チーム代表)
フィンランドはチーム全員にとってエキサイティングなイベントです。フィンランドのファンからは特に素晴らしいサポートを受けていますし、オットを応援するためエストニアからも多くのファンが訪れるはずです。昨年のこのラリーでの優勝は我々にとって特別な事でした。そして、その再現が今回の目標です。ヤリスWRCはフィンランドのような道との相性が良く、我々の3人のドライバー達もハイスピードなコースに自信を持っていますので、全員が優勝争いに加わる事ができると信じています。ラリーに向けて良い準備が出来ていますが、それでもライバルとの戦いはきっと激しいものになるでしょう。
ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
ラリーを心待ちにしています。私にとっては、シーズン後半戦をポジティブにスタートするための大きなチャンスです。私のホームイベントということで、力強い応援をいつも感じていますし、フィンランドで作られたクルマをドライブする今はさらに強くそう思います。昨年はチーム全員が一体となっていることを強く感じました。今年はルート変更があり、それが大きなチャレンジのひとつでもあります。いくつかのステージは過去に走った事がありますが、随分と昔の事ですし、知らないセクションもかなりあります。ですから、より公平な条件での戦いとなるでしょう。
オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
ラリー・フィンランドは私のお気に入りのラリーのひとつです。非常にハイスピードであり、ジャンプでは高い技術力が求められるなど、かなり特殊なラリーです。道をリスペクトして走らなくてはなりません。今年は、私が知らない新たな道がコースに組み込まれ、より大きなチャレンジになりそうです。プレイベントテストに加え、先週末にはラリー・エストニアに出場し準備は万端です。ラリー・エストニアでは多くのファンの前で優勝する事ができましたが、彼らの一部はきっとラリー・フィンランドにも来てくれるでしょう。フィンランドでもファンに良い結果を報告できるように、頑張りたいと思います。
エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
私にとってラリー・フィンランドは常に特別な1戦でしたが、昨年優勝した事によって、さらにその想いが強まりました。とても楽しみであるのと同時に、今年はより大きなプレッシャーを感じます。もちろん良い結果を望んでいますが、それは誰もが同じなので頑張らなくてはなりません。優勝のハードルは昨年よりも上がっていると思います。チーム内での、そしてライバルチームの選手との戦いはさらに厳しくなるでしょう。また、新たに設定されたステージも、大きなチャレンジとなります。我々のクルマには競争力があるので、良いペースノートを作り、良いドライビングの流れを掴むことに集中したいと思います。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)
ラリー・フィンランドは、WRC全戦の中でもっとも平均速度が高いグラベル(未舗装路)イベント。サービスパークはフィンランド中部の都市ユバスキュラに置かれ、サービスパークを中心に森林地帯の道で競技が行われる。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのファクトリーはユバスキュラの近郊にあり、チームにとってラリー・フィンランドはホームイベントとなる。また、ラトバラとラッピはフィンランド人、そしてタナックはフィンランド近隣エストニアの出身であり、彼らにとっては他のラリー以上に大きな意味を持つ1戦。ヤリスWRCでの初参戦となった昨年は、ラッピが初の総合優勝を遂げ、ユホ・ハンニネンが総合3位に入るなど、チームはシーズン最高の結果を得た。
ラリー・フィンランドのグラベルステージは、全体的に非常に高速で路面はフラット。大きなジャンプや、うねりのあるクレスト(丘)越えが連続するため、精度の高いペースノートと、正確なライン取りが重要となる。例年、上位を争う選手達のタイム差は少なく、僅かなミスが勝負に大きな影響を及ぼしす。今年のSS(スペシャルステージ)は、2017年に使われたSSのうち約65%が変更され、全体の40%近くが新規となる。
競技は7月26日(木)の夜、ユバスキュラの公園を舞台とする「ハルユ」のSSでスタート。27日(金)から29日(日)にかけて、森林地帯のグラベルSSでハイスピードな戦いが行われる。4日間で23本のSSが行なわれ、その合計距離は317.26km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1426.84kmとなる。
トミ・マキネン(チーム代表)
フィンランドはチーム全員にとってエキサイティングなイベントです。フィンランドのファンからは特に素晴らしいサポートを受けていますし、オットを応援するためエストニアからも多くのファンが訪れるはずです。昨年のこのラリーでの優勝は我々にとって特別な事でした。そして、その再現が今回の目標です。ヤリスWRCはフィンランドのような道との相性が良く、我々の3人のドライバー達もハイスピードなコースに自信を持っていますので、全員が優勝争いに加わる事ができると信じています。ラリーに向けて良い準備が出来ていますが、それでもライバルとの戦いはきっと激しいものになるでしょう。
ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
ラリーを心待ちにしています。私にとっては、シーズン後半戦をポジティブにスタートするための大きなチャンスです。私のホームイベントということで、力強い応援をいつも感じていますし、フィンランドで作られたクルマをドライブする今はさらに強くそう思います。昨年はチーム全員が一体となっていることを強く感じました。今年はルート変更があり、それが大きなチャレンジのひとつでもあります。いくつかのステージは過去に走った事がありますが、随分と昔の事ですし、知らないセクションもかなりあります。ですから、より公平な条件での戦いとなるでしょう。
オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
ラリー・フィンランドは私のお気に入りのラリーのひとつです。非常にハイスピードであり、ジャンプでは高い技術力が求められるなど、かなり特殊なラリーです。道をリスペクトして走らなくてはなりません。今年は、私が知らない新たな道がコースに組み込まれ、より大きなチャレンジになりそうです。プレイベントテストに加え、先週末にはラリー・エストニアに出場し準備は万端です。ラリー・エストニアでは多くのファンの前で優勝する事ができましたが、彼らの一部はきっとラリー・フィンランドにも来てくれるでしょう。フィンランドでもファンに良い結果を報告できるように、頑張りたいと思います。
エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
私にとってラリー・フィンランドは常に特別な1戦でしたが、昨年優勝した事によって、さらにその想いが強まりました。とても楽しみであるのと同時に、今年はより大きなプレッシャーを感じます。もちろん良い結果を望んでいますが、それは誰もが同じなので頑張らなくてはなりません。優勝のハードルは昨年よりも上がっていると思います。チーム内での、そしてライバルチームの選手との戦いはさらに厳しくなるでしょう。また、新たに設定されたステージも、大きなチャレンジとなります。我々のクルマには競争力があるので、良いペースノートを作り、良いドライビングの流れを掴むことに集中したいと思います。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)