WEC | トヨタ、8号車が2014年以来“地元富士”でポールポジションを獲得
2018年-2019年スーパーシーズン FIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士6時間レースの予選が10月13日(土)に静岡県の富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が2014年以来となる“地元富士”のレースでポールポジションを獲得。7号車は実質、トップタイムをマークしながらも、ピットロードスピード違反によりLMP1クラス最後尾からのスタートとなった。
13日(土)、前日の赤旗中断による走行時間短縮を受け、朝からの公式練習3回目は30分間延長して実施された。雨は降らなかったものの、終日空は雲に覆われ、気温15度、路面温度21度とやや肌寒いコンディションの下、午後2時30分よりLMPクラスの予選が開始。
ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックした。
8号車はフェルナンド・アロンソに続き、セバスチャン・ブエミがアタック。2名の走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていたが、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になった。
しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。
この結果、8号車がポールポジションに立ち、TOYOTA GAZOO Racingにとって、“地元富士”のレースで2014年以来となる最上位グリッドから明日の決勝レースのスタートを切ることとなった。今大会、TS050 HYBRIDには、26kgの重量増加を課されたことによって、2番手のレベリオンとの差は縮まりながらも、0.711秒差でポールポジションを獲得。
様々なドラマのあった予選が終わり、TOYOTA GAZOO Racingは、今季4戦連続となるポールから、母国のファンの前で、1-2フィニッシュを目指し、6時間の決勝レースへ挑みます。決勝レースは、14日(日)午前11時にスタートが切られる。
TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 1番手 (1分24秒589), 56周
公式予選 : タイム無し(グリッドは8番手)
TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習3回目 : 2番手 (1分25秒180), 48周
公式予選 : 1番手 (平均1分23秒648)
小林可夢偉(7号車):
“地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です。チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います。
ホセ・マリア・ロペス(7号車):
今回の件は私のミスです。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻みます。最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことです。それは完全な間違いでした。もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずです。しかし、今回の件は勉強になりました。残念な結果ですが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げます。
セバスチャン・ブエミ(8号車):
7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念です。こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではありませんでした。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいでしょうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけです。
フェルナンド・アロンソ(8号車):
マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまいました。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念です。一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、我々にとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるでしょう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨みます。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
13日(土)、前日の赤旗中断による走行時間短縮を受け、朝からの公式練習3回目は30分間延長して実施された。雨は降らなかったものの、終日空は雲に覆われ、気温15度、路面温度21度とやや肌寒いコンディションの下、午後2時30分よりLMPクラスの予選が開始。
ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックした。
8号車はフェルナンド・アロンソに続き、セバスチャン・ブエミがアタック。2名の走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていたが、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になった。
しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。
この結果、8号車がポールポジションに立ち、TOYOTA GAZOO Racingにとって、“地元富士”のレースで2014年以来となる最上位グリッドから明日の決勝レースのスタートを切ることとなった。今大会、TS050 HYBRIDには、26kgの重量増加を課されたことによって、2番手のレベリオンとの差は縮まりながらも、0.711秒差でポールポジションを獲得。
様々なドラマのあった予選が終わり、TOYOTA GAZOO Racingは、今季4戦連続となるポールから、母国のファンの前で、1-2フィニッシュを目指し、6時間の決勝レースへ挑みます。決勝レースは、14日(日)午前11時にスタートが切られる。
TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
公式練習3回目 : 1番手 (1分24秒589), 56周
公式予選 : タイム無し(グリッドは8番手)
TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
公式練習3回目 : 2番手 (1分25秒180), 48周
公式予選 : 1番手 (平均1分23秒648)
小林可夢偉(7号車):
“地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です。チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います。
ホセ・マリア・ロペス(7号車):
今回の件は私のミスです。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻みます。最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことです。それは完全な間違いでした。もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずです。しかし、今回の件は勉強になりました。残念な結果ですが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げます。
セバスチャン・ブエミ(8号車):
7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念です。こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではありませんでした。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいでしょうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけです。
フェルナンド・アロンソ(8号車):
マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまいました。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念です。一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、我々にとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるでしょう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨みます。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)