【WEC】 トヨタ:2017 WEC 第7戦 富士6時間プレビュー
TOYOTA GAZOO Racingはこの週末、再び表彰台の頂点を目指すべく、2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第7戦の舞台となるチームのホームグラウンド、富士スピードウェイへと臨む。
雄大な富士山を間近に仰ぎ見る、耐久レースの聖地でもある富士スピードウェイが、2012年にWECの一戦に加えられて以来、トヨタは5戦中4勝と圧倒的な強さを見せて来た。
前戦、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、最後まで白熱した首位争いを繰り広げたトヨタは、地元ファンの皆様の前で、母国レースでの今季3勝目を目指す。
昨年のWEC富士6時間レースで優勝を飾った小林可夢偉とマイク・コンウェイは、ホセ・マリア・ロペスと共にTS050 HYBRID #7号車で2年連続勝利を目指す。#8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミに、前戦は欠場したアンソニー・デビッドソンが復帰し、今季3勝目を狙う。
富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO RacingにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。約1000馬力を発揮するハイブリッド・パワートレーンが開発されたのは、サーキットから20km程しか離れていない、トヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。
このため、ドライバーやチーム関係者は、週の初めから協力関係企業やトヨタ本社、東富士研究所などを訪れ、多くの関係者様や従業員からの歓迎を受けるが、その声援が大きな力となっている。
富士スピードウェイは、東京都心から約110km西に位置し、1965年の開設以来、様々な変革を経て来た。開設当時は、1周6Kmのコースの第1コーナーは、名物「30度バンク」を備えたオーバルセクションに続いたが、その後1974年にオーバルセクションは廃止され、現在は全長4.563Kmとなっている。
富士スピードウェイでは、1967年以来6時間レースや1,000kmレースなどの数多くの耐久レースが開催されており、トヨタは2000GTやトヨタ7、グループC車両そして現在のHYBRID車両で参戦し続け、通算11勝を挙げている。
今大会は、今季限りでWEC LMP1カテゴリーから撤退を発表しているポルシェとトヨタが日本て戦う最後の機会となる。これまで幾多の激戦を繰り広げたライバルに最大の敬意を払うと共に、トヨタの母国で優勝を飾ることに全力を尽くす。
トヨタのWECに関する将来については、現在検討中であり、近々に決定される予定である。
村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム 代表:
トヨタにとってホームレースとも言える富士スピードウェイでレースを迎えることに心が高揚しています。ル・マン24時間以後では、富士6時間が最も重要なレースです。我々は、ここでこれまでに素晴らしい実績を残して来ましたし、再び輝かしい成果を挙げるために最大限の努力を尽くします。トヨタ東富士研究所に勤務していたチームスタッフも多く、仲間や、熱い応援を下さるファンの皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。勝利に向かってチーム一丸となり、今週末のレースに臨むつもりです。
小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):
この素晴らしいTS050 HYBRIDと共に日本のファンの皆様の前でレースが戦えるのを本当に楽しみにしています。もちろん、私自身はスーパーフォーミュラでも戦っていますが、世界選手権という舞台は特別です。これまでの3レースに比べれば力強いレースが出来ると予想していますし、地元のファンの皆様と共に勝利を目指して戦います。
マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
我々は昨年の富士では勝利しましたし、トヨタはいつも良いレースが出来ているので、再び高い競争力で戦えるものと期待しています。日本を訪れるのはいつも楽しみで、我々のチームにとってはホームレースということで更に特別です。富士スピードウェイはメカニカルグリップとパワーが要求されるサーキットで、基本的に我々のTS050HYBRIDに向いているので良いレースが出来ると思っていますし、もちろん勝利を狙います。
ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車):
富士スピードウェイは他のWEC開催サーキット同様、私にとって初めて走るサーキットなので、まずはレイアウトを学ぶ必要があります。トヨタのホームレースということで、多くのファンの皆様が来てくださると聞いていますし、お会いするのが本当に楽しみです。満足の行くレースが出来ることを望んでいます。マイク、可夢偉、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれていますし、上位争いが出来るはずです。
中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
自分の母国でレースを戦えるというのは素晴らしい事ですし、今週末のレースをとても楽しみにしています。富士は私にとっても大好きなコースのひとつですし、何年も、様々な日本のレースカテゴリーで戦っているので、全て良く知り尽くしています。我々は充分な速さを見せられると思っていますし、個人的にも2012年、2013年のように表彰台の中央に立つことを目指します。
セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
富士はトヨタにとってのホームレースなので、とても重要なイベントです。昨年もチームが勝利を挙げており、良いレースが出来るはずと思っていますし、良い週末になることを期待しています。ここ数戦、表彰台には上っているので、狙っているのは3位以上でのフィニッシュです。更なるパフォーマンスを引き出すべく全員が努力を続けて来ており、シーズン終了までにもう何勝かしたいと思っています。
アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
富士で再びレースの現場に戻れるのが楽しみです。特に、日本のファンの皆様やトヨタ関係者の方々の目の前でレースを戦えるというのはとても嬉しいことです。オースティンで戦っていたチームをヨーロッパから応援し、その戦いぶりは戦列復帰への大きな励みになりました。基本的に我々のTS050 HYBRIDは富士に向いていると思うので、素晴らしいレースが出来るものと期待しています。
TOYOTA GAZOO Racingの富士6時間における戦績:
2012 #7: 予選1番手 決勝1位
2013 #7: 予選3番手 決勝1位 #8: 予選2番手 決勝27位
2014 #7: 予選4番手 決勝2位 #8: 予選1番手 決勝1位
2015 #1: 予選5番手 決勝5位 #2: 予選6番手 決勝6位
2016 #7: 予選3番手 決勝4位 #8: 予選4番手 決勝1位
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
雄大な富士山を間近に仰ぎ見る、耐久レースの聖地でもある富士スピードウェイが、2012年にWECの一戦に加えられて以来、トヨタは5戦中4勝と圧倒的な強さを見せて来た。
前戦、米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでは、最後まで白熱した首位争いを繰り広げたトヨタは、地元ファンの皆様の前で、母国レースでの今季3勝目を目指す。
昨年のWEC富士6時間レースで優勝を飾った小林可夢偉とマイク・コンウェイは、ホセ・マリア・ロペスと共にTS050 HYBRID #7号車で2年連続勝利を目指す。#8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミに、前戦は欠場したアンソニー・デビッドソンが復帰し、今季3勝目を狙う。
富士スピードウェイはTOYOTA GAZOO RacingにとってWECカレンダーの一戦というだけの存在ではない。約1000馬力を発揮するハイブリッド・パワートレーンが開発されたのは、サーキットから20km程しか離れていない、トヨタ東富士研究所であり、まさに生まれ故郷でのレースでもある。
このため、ドライバーやチーム関係者は、週の初めから協力関係企業やトヨタ本社、東富士研究所などを訪れ、多くの関係者様や従業員からの歓迎を受けるが、その声援が大きな力となっている。
富士スピードウェイは、東京都心から約110km西に位置し、1965年の開設以来、様々な変革を経て来た。開設当時は、1周6Kmのコースの第1コーナーは、名物「30度バンク」を備えたオーバルセクションに続いたが、その後1974年にオーバルセクションは廃止され、現在は全長4.563Kmとなっている。
富士スピードウェイでは、1967年以来6時間レースや1,000kmレースなどの数多くの耐久レースが開催されており、トヨタは2000GTやトヨタ7、グループC車両そして現在のHYBRID車両で参戦し続け、通算11勝を挙げている。
今大会は、今季限りでWEC LMP1カテゴリーから撤退を発表しているポルシェとトヨタが日本て戦う最後の機会となる。これまで幾多の激戦を繰り広げたライバルに最大の敬意を払うと共に、トヨタの母国で優勝を飾ることに全力を尽くす。
トヨタのWECに関する将来については、現在検討中であり、近々に決定される予定である。
村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム 代表:
トヨタにとってホームレースとも言える富士スピードウェイでレースを迎えることに心が高揚しています。ル・マン24時間以後では、富士6時間が最も重要なレースです。我々は、ここでこれまでに素晴らしい実績を残して来ましたし、再び輝かしい成果を挙げるために最大限の努力を尽くします。トヨタ東富士研究所に勤務していたチームスタッフも多く、仲間や、熱い応援を下さるファンの皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。勝利に向かってチーム一丸となり、今週末のレースに臨むつもりです。
小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車):
この素晴らしいTS050 HYBRIDと共に日本のファンの皆様の前でレースが戦えるのを本当に楽しみにしています。もちろん、私自身はスーパーフォーミュラでも戦っていますが、世界選手権という舞台は特別です。これまでの3レースに比べれば力強いレースが出来ると予想していますし、地元のファンの皆様と共に勝利を目指して戦います。
マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車):
我々は昨年の富士では勝利しましたし、トヨタはいつも良いレースが出来ているので、再び高い競争力で戦えるものと期待しています。日本を訪れるのはいつも楽しみで、我々のチームにとってはホームレースということで更に特別です。富士スピードウェイはメカニカルグリップとパワーが要求されるサーキットで、基本的に我々のTS050HYBRIDに向いているので良いレースが出来ると思っていますし、もちろん勝利を狙います。
ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車):
富士スピードウェイは他のWEC開催サーキット同様、私にとって初めて走るサーキットなので、まずはレイアウトを学ぶ必要があります。トヨタのホームレースということで、多くのファンの皆様が来てくださると聞いていますし、お会いするのが本当に楽しみです。満足の行くレースが出来ることを望んでいます。マイク、可夢偉、そしてチーム全員が素晴らしい仕事をしてくれていますし、上位争いが出来るはずです。
中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車):
自分の母国でレースを戦えるというのは素晴らしい事ですし、今週末のレースをとても楽しみにしています。富士は私にとっても大好きなコースのひとつですし、何年も、様々な日本のレースカテゴリーで戦っているので、全て良く知り尽くしています。我々は充分な速さを見せられると思っていますし、個人的にも2012年、2013年のように表彰台の中央に立つことを目指します。
セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車):
富士はトヨタにとってのホームレースなので、とても重要なイベントです。昨年もチームが勝利を挙げており、良いレースが出来るはずと思っていますし、良い週末になることを期待しています。ここ数戦、表彰台には上っているので、狙っているのは3位以上でのフィニッシュです。更なるパフォーマンスを引き出すべく全員が努力を続けて来ており、シーズン終了までにもう何勝かしたいと思っています。
アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車):
富士で再びレースの現場に戻れるのが楽しみです。特に、日本のファンの皆様やトヨタ関係者の方々の目の前でレースを戦えるというのはとても嬉しいことです。オースティンで戦っていたチームをヨーロッパから応援し、その戦いぶりは戦列復帰への大きな励みになりました。基本的に我々のTS050 HYBRIDは富士に向いていると思うので、素晴らしいレースが出来るものと期待しています。
TOYOTA GAZOO Racingの富士6時間における戦績:
2012 #7: 予選1番手 決勝1位
2013 #7: 予選3番手 決勝1位 #8: 予選2番手 決勝27位
2014 #7: 予選4番手 決勝2位 #8: 予選1番手 決勝1位
2015 #1: 予選5番手 決勝5位 #2: 予選6番手 決勝6位
2016 #7: 予選3番手 決勝4位 #8: 予選4番手 決勝1位
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)