【WEC】 トヨタ:WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間 プレビュー
TOYOTA GAZOO Racingはこの週末、2017年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦ニュルブルクリンク6時間レースを戦うべく、ドイツ・アイフェルの森へと赴く。
残念な結果と共に幕を閉じた、ル・マン24時間レースから約1か月、チームは再びポルシェとのWECシリーズチャンピオン争いに挑む。現時点での選手権争いはマニュファクチャラー、ドライバー共に僅差であり、目標はもちろん、再び表彰台の中央に立つことだ。
マニュファクチャラー選手権では、トヨタは首位ポルシェと32.5ポイント差、ドライバー選手権では開幕戦と第2戦を制したTS050 HYBRID #8号車の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3人が17ポイント差の2位で首位ポルシェ#2号車のブレンドン・ハートレー、アール・バンバー、ティモ・ベルンハルトを追っている。
#7号車はル・マン24時間レース前のドライバーラインナップへと復帰。小林可夢偉とマイク・コンウェイのコンビに、ホセ・マリア・ロペスが加わる3名で残りのシーズンを戦う。ル・マン24時間レースでは、ロペスが#9号車をドライブし、代わりに#7号車にはステファン・サラザンが加わっていた。
現行のWECシリーズにニュルブルクリンクが加わってからの過去2年間、トヨタは最高位が5位と満足のいく結果を残せていない。チーム本拠地のあるケルンからわずか90kmに位置し、ホームレースと言えるニュルブルクリンクで、3年目の開催となる今年の目標はもちろん、2台揃っての表彰台である。
ニュルブルクリンク・サーキットのグランプリレイアウト(1周5.137km)は、かつてF1も行われた主に中低速コーナーで構成された非常にテクニカルなコースで、長いストレートや高速コーナーが特徴的な前戦ル・マンとは対照的なコースと言える。
そのため、TOYOTA GAZOO Racingは最高速よりもコーナーでのグリップ確保を狙って、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDでニュルブルクリンクに挑む。これは今シーズン使用の許された2種類の空力パッケージのうちのひとつであり、開幕戦シルバーストンと第2戦スパを制している。
レースウィークは14日(金)に90分間、2回の公式練習走行で幕を開け、15日(土)の予選でスターティンググリッドを決定。16日(日)午後1時に、6時間、およそ1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られる。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
残念な結果と共に幕を閉じた、ル・マン24時間レースから約1か月、チームは再びポルシェとのWECシリーズチャンピオン争いに挑む。現時点での選手権争いはマニュファクチャラー、ドライバー共に僅差であり、目標はもちろん、再び表彰台の中央に立つことだ。
マニュファクチャラー選手権では、トヨタは首位ポルシェと32.5ポイント差、ドライバー選手権では開幕戦と第2戦を制したTS050 HYBRID #8号車の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3人が17ポイント差の2位で首位ポルシェ#2号車のブレンドン・ハートレー、アール・バンバー、ティモ・ベルンハルトを追っている。
#7号車はル・マン24時間レース前のドライバーラインナップへと復帰。小林可夢偉とマイク・コンウェイのコンビに、ホセ・マリア・ロペスが加わる3名で残りのシーズンを戦う。ル・マン24時間レースでは、ロペスが#9号車をドライブし、代わりに#7号車にはステファン・サラザンが加わっていた。
現行のWECシリーズにニュルブルクリンクが加わってからの過去2年間、トヨタは最高位が5位と満足のいく結果を残せていない。チーム本拠地のあるケルンからわずか90kmに位置し、ホームレースと言えるニュルブルクリンクで、3年目の開催となる今年の目標はもちろん、2台揃っての表彰台である。
ニュルブルクリンク・サーキットのグランプリレイアウト(1周5.137km)は、かつてF1も行われた主に中低速コーナーで構成された非常にテクニカルなコースで、長いストレートや高速コーナーが特徴的な前戦ル・マンとは対照的なコースと言える。
そのため、TOYOTA GAZOO Racingは最高速よりもコーナーでのグリップ確保を狙って、ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDでニュルブルクリンクに挑む。これは今シーズン使用の許された2種類の空力パッケージのうちのひとつであり、開幕戦シルバーストンと第2戦スパを制している。
レースウィークは14日(金)に90分間、2回の公式練習走行で幕を開け、15日(土)の予選でスターティンググリッドを決定。16日(日)午後1時に、6時間、およそ1000kmに渡る決勝レースのスタートが切られる。
佐藤俊男 (TOYOTA GAZOO Racing代表)
ル・マン24時間レースを終えてから数週間を経て、あの失望から立ち直り、ニュルブルクリンクから始まる今後の6時間レース6戦へと向けた準備に集中しています。ル・マンのレースウィーク中、そしてレース後も多大な応援を頂いたファンの皆様に感謝すると共に、ニュルブルクリンクでエキサイティングなレースをお見せすべく、全力を尽くしています。このレースではポルシェが初めてハイ・ダウンフォース仕様を持ち込んで来ますので、非常に興味深い週末になるでしょうし、成り行きの予想は出来ません。我々の目標は明確です。出来る限り多くのポイントを獲得し、両世界選手権タイトル争いにおいて有利な位置に付けることです。小林可夢偉 (TS050 HYBRID #7号車)
ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットですし、チームにとっては本拠地から近いという意味でも重要なレースなので、ル・マンのあと、再び力強い戦いが出来ることをチームの全員が望んでいます。チームの従業員や関係者が数多くサーキットへ来て応援してくれるでしょう。彼らが全力で我々をサポートしてくれていることは分かっていますので、日曜日は良い結果で終えて、皆で祝いたいと思っています。マイク・コンウェイ (TS050 HYBRID #7号車)
ニュルブルクリンクで再びレースに戻れるのを楽しみにしています。ハイ・ダウンフォース仕様のTS050 HYBRIDは開幕からの2戦で本当に速かったので、良いレースが出来ると思っています。#7号車は今季これまでのところ運に恵まれていませんが、速さは示せていますし、再び首位を争い、チームのタイトル獲得のためにも重要なポイントを獲得したいと思っています。ホセ・マリア・ロペス (TS050 HYBRID #7号車)
再びマイク、可夢偉と共にレースを戦えるのは嬉しいです。彼らと共に初めての表彰台に上りたいと思っています。私自身はWECを一歩一歩学んでいる最中ですが、その進歩には非常に満足しており、ニュルブルクリンクで再びレースを戦うのが待ち切れません。LMP1-H車両でニュルを走るのは初めてなので、どんな体験なのか楽しみです。中嶋一貴 (TS050 HYBRID #8号車)
ニュルブルクリンクは良く知っていますし、レースを楽しみにしています。チームのこれからの目標であるタイトル争いにおいて、ポイント獲得の良いチャンスだと思いますし、セバスチャン、アンソニーと私も、ドライバーズチャンピオン争いで、まだ充分良い位置に付けていますので、少しでも良い位置でフィニッシュしたいと思っています。セバスチャン・ブエミ (TS050 HYBRID #8号車)
我々はやる気に満ちており、レースへの準備も出来ています。ニュルブルクリンクは素晴らしいサーキットで、私自身キャリアの早いうちからとても良く知っています。簡単なコースではありませんし、天候も重要な要素となります。正直なところ、過去2年我々はニュルブルクリンクで良い結果を出せたとは言えませんが、その流れを断ち切るべく全力で臨みます。アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #8号車)
ル・マンが終わった今、我々の目標は間違いなく世界チャンピオン獲得です。ル・マンの結果により、僅かにライバルの先行を許してしまいましたが、まだシーズンは6戦も残っているのでチャンスはあるはずですし、我々のTS050 HYBRIDの速さは証明済みです。ニュルブルクリンクはル・マンと比べるととても狭く、トリッキーなレイアウトですが、とても楽しめるコースです。長い伝統を持つコースで、その雰囲気も、熱狂的なファンも素晴らしいです。カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)