WEC:トヨタ 2023年 第2戦 ポルティマオ6時間 予選レポート
2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ポルティマオ6時間レースの予選が4月15日(土)ポルトガルのポルティマオ近郊に位置するアルガルヴェ・サーキットで行われ、トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing/TGR)は8号車がポールポジション、7号車が僅差の2番手で続き、最前列グリッドを独占した。
2022年のWECシリーズチャンピオンであり、ル・マン勝者でもあるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の3名がドライブするGR010 HYBRID 8号車は、ハートレーが見事な予選アタックラップを見せ、今季初のポールポジションを獲得。
ハートレーがマークした1分30秒171というタイムは、1周4.653kmのアルガルヴェ・サーキットでの、ハイパーカーの新たなコースレコードとなった。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするGR010 HYBRID 7号車は小林が予選アタックを担当し、チームメイトの8号車と僅か0.273秒差の2番手タイムをマーク。TGRは37台が出場する、16日(日)に行われる決勝レースを、最前列グリッドに2台並んでスタートを切ることとなる。
ポルティマオでの今大会、予選前の3度の公式練習セッションにおいてGR010 HYBRIDは全てトップタイムをマークしていたものの、予選は接近戦となることが予想されていた。しかし、ハートレーと小林の素晴らしいアタックタイムは、他の9台のハイパーカーを引き離し、3番手のフェラーリ50号車はポールから1.425秒差だった。
雲一つ無い快晴、風もなく、気温は26度まで上昇する中で現地時間午後4時20分にハイパーカークラスの予選が開始された。15分間の予選セッションの前半、2台のGR010 HYBRIDは、タイヤを適正な温度まで高めた後、アタックに入った。
この日の予選前に行われた公式練習第3回目でベストタイムをマークしたハートレーは、最初に1分30秒台に入れる好タイムをマーク。翌周にはさらに自身のタイムを更新し、8号車のポールポジションと、世界選手権での貴重な1ポイントを確実なものとした。
小林はハートレーよりもやや遅れてアタックラップに入り、2番手タイムをマークした。更なるタイムアップを目指した小林だったが、更新はならず。それでもライバルを引き離すタイムで2番手となり、GR010 HYBRIDは最前列を独占するという、追い抜きの難しいアルガルヴェ・サーキットでの理想的なスタートポジションを獲得した。
小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
練習走行でのタイムから、予選は接近戦になると予想していたので、他のハイパーカーとのタイム差に少し驚いています。今週は、前回のセブリングよりも予選に向けて少し力を入れました。ポールポジションは狙いたいものですし、獲得できれば嬉しいですから。とはいえ、今はもう決勝モードに切り替えています。私自身のアタックラップはとても良かったと思います。今朝の練習走行で新品タイヤを試さなかったので、準備は理想的とは言えませんでしたし、若干苦戦しましたが、全力でのアタックでした。最前列グリッド独占は理想的なスタートポジションであり、あとは決勝レースを戦うことだけに集中します。
ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
良い感触でした。今回は予選にも少し力を入れたので、1周アタックでのGR010 HYBRIDは素晴らしかったです。私のアタックラップはクリーンで、フィニッシュラインを越えた時に良いタイムだったというのはわかりました。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、感謝しています。昨日の練習走行第1回目から良い方向に進んできました。このサーキットを走るのは久しぶりなので、一筋縄ではいきませんでしたし、正しいセットアップのためにハードワークを強いられましたが、それだけに今日の予選でこれだけの差がつくとは思いませんでした。これであとは決勝レースに集中することになりますが、フェラーリやキャデラック、ポルシェといった強いライバルとの激戦になるだろうと思っています。彼らのレースペースは良さそうなので、間違いなく接近戦になると思いますが、我々は彼らの前からスタートすることができます。
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)
2022年のWECシリーズチャンピオンであり、ル・マン勝者でもあるセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の3名がドライブするGR010 HYBRID 8号車は、ハートレーが見事な予選アタックラップを見せ、今季初のポールポジションを獲得。
ハートレーがマークした1分30秒171というタイムは、1周4.653kmのアルガルヴェ・サーキットでの、ハイパーカーの新たなコースレコードとなった。
小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするGR010 HYBRID 7号車は小林が予選アタックを担当し、チームメイトの8号車と僅か0.273秒差の2番手タイムをマーク。TGRは37台が出場する、16日(日)に行われる決勝レースを、最前列グリッドに2台並んでスタートを切ることとなる。
ポルティマオでの今大会、予選前の3度の公式練習セッションにおいてGR010 HYBRIDは全てトップタイムをマークしていたものの、予選は接近戦となることが予想されていた。しかし、ハートレーと小林の素晴らしいアタックタイムは、他の9台のハイパーカーを引き離し、3番手のフェラーリ50号車はポールから1.425秒差だった。
雲一つ無い快晴、風もなく、気温は26度まで上昇する中で現地時間午後4時20分にハイパーカークラスの予選が開始された。15分間の予選セッションの前半、2台のGR010 HYBRIDは、タイヤを適正な温度まで高めた後、アタックに入った。
この日の予選前に行われた公式練習第3回目でベストタイムをマークしたハートレーは、最初に1分30秒台に入れる好タイムをマーク。翌周にはさらに自身のタイムを更新し、8号車のポールポジションと、世界選手権での貴重な1ポイントを確実なものとした。
小林はハートレーよりもやや遅れてアタックラップに入り、2番手タイムをマークした。更なるタイムアップを目指した小林だったが、更新はならず。それでもライバルを引き離すタイムで2番手となり、GR010 HYBRIDは最前列を独占するという、追い抜きの難しいアルガルヴェ・サーキットでの理想的なスタートポジションを獲得した。
小林可夢偉(チーム代表 兼 7号車 ドライバー)
練習走行でのタイムから、予選は接近戦になると予想していたので、他のハイパーカーとのタイム差に少し驚いています。今週は、前回のセブリングよりも予選に向けて少し力を入れました。ポールポジションは狙いたいものですし、獲得できれば嬉しいですから。とはいえ、今はもう決勝モードに切り替えています。私自身のアタックラップはとても良かったと思います。今朝の練習走行で新品タイヤを試さなかったので、準備は理想的とは言えませんでしたし、若干苦戦しましたが、全力でのアタックでした。最前列グリッド独占は理想的なスタートポジションであり、あとは決勝レースを戦うことだけに集中します。
ブレンドン・ハートレー(8号車 ドライバー)
良い感触でした。今回は予選にも少し力を入れたので、1周アタックでのGR010 HYBRIDは素晴らしかったです。私のアタックラップはクリーンで、フィニッシュラインを越えた時に良いタイムだったというのはわかりました。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、感謝しています。昨日の練習走行第1回目から良い方向に進んできました。このサーキットを走るのは久しぶりなので、一筋縄ではいきませんでしたし、正しいセットアップのためにハードワークを強いられましたが、それだけに今日の予選でこれだけの差がつくとは思いませんでした。これであとは決勝レースに集中することになりますが、フェラーリやキャデラック、ポルシェといった強いライバルとの激戦になるだろうと思っています。彼らのレースペースは良さそうなので、間違いなく接近戦になると思いますが、我々は彼らの前からスタートすることができます。
WEC第2戦ポルティマオ6時間 公式予選結果(総合順位)
順位 | No. | ドライバー名 | チーム/車種 | ベストタイム |
---|---|---|---|---|
1 | 8 | セバスチャン・ブエミ ブレンドン・ハートレー 平川亮 | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ GR010 HYBRID | 1:30.171 |
2 | 7 | マイク・コンウェイ 小林可夢偉 ホセ・マリア・ロペス | TOYOTA GAZOO Racing/ トヨタ GR010 HYBRID | 1:30.444 |
3 | 50 | アントニオ・フオコ ミゲル・モリーナ ニクラス・ニールセン | フェラーリAFコルセ/ フェラーリ 499P | 1:31.596 |
4 | 51 | アレッサンドロ・ピエール・グイディ ジェームス・カラド アントニオ・ジョビナッツィ | フェラーリAFコルセ/ フェラーリ 499P | 1:31.923 |
5 | 6 | ケビン・エストレ アンドレ・ロッテラー ローレンス・バンスール | ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ/ ポルシェ 963 | 1:32.404 |
カテゴリー: F1 / トヨタ / WEC (FIA世界耐久選手権)