トヨタ F1 イギリスGP
トヨタは、F1イギリスGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが13番手だった。

ヤルノ・トゥルーリ (8番手)
いつものように、違う種類のタイヤの比較と、いくつかのセットアップを試み、トラブルなくセッションを終えた。クルマはかなり良い感じだったが、シルバーストンではよくあるように、大変風が強かった。これが、クルマのセットアップを難しくし、ラップごとにコンディションが変わるので、異なったセットアップを評価するには理想的ではなかった。しかし、それ以外、特に問題はなく、トップに近づけるよう、明日に向け、もう少しパフォーマンスを上げる必要があるだけだ。今回のGPも期待している。

ティモ・グロック (13番手)
全体的に、良い初日になった。たくさんのラップを走りこみ、様々なセットアップを試した。大きな問題は出なかったが、もちろん、我々のパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出せるように、予選前に改善を必要とする部分がある。まだ最良のバランスとは言えないが、明日の午前中にもまだ、改良するチャンスがある。土曜の午前に大きく前進できたトルコGPのことを考えれば、レースにかなり希望が持てる。

ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
ポジティブな日だった。新しい空力パーツを投入し、テストも上手く行った。全て順調、技術的な問題もなく、プログラムをスムーズに実施でき、週末に向けて良いスタートを切ることができた。タイヤに関しては、トルコGPと同じコンパウンドを使うので、特に心配するようなことはないようだ。今年は時々、タイヤの扱いが難しいことがあったので、良いことだと思う。上手く行ったフリー走行をもとに、レースに向けて頑張りたい。

新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
風こそ強かったものの、天候に恵まれ、全体的には順調にプログラムを進められた。午前中は路面温度が低く、路面状況もどんどん変化した為、ドライバーからのフィードバックが難しく、データで判断できるメニューを優先した。午後は路面温度も上昇し、グリップも上がってきたので、セッティングとロングランを上手く進めることが出来た。シルバーストンはコース特性もTF109に適しているので、まず明日の予選ではトルコ以上のグリッドを目指し、レース本番につなげたい。

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カテゴリー: F1 / トヨタ / F1イギリスGP