F1 トロロッソ・ホンダ イギリスGP
スクーデリア・トロ・ロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、トロロッソ・ホンダのF1イギリスGP初日の作業を振り返った。

トロロッソ・ホンダは、F1イギリスGPに空力アップグレードを持ち込んでおり、ピエール・ガスリーは両セッションともに、ブレンドン・ハートレーはP2のみ装着して走行を実施した。

ピエール・ガスリーはP1で12番手、P2ではトラブルが発生し13番手で終了。ブレンドン・ハートレーは、セッティングを進めながらプログラムを消化し、P2は18番手で終えた。

初日は、2台ともに走行距離も長くなっていた前仕様の金曜走行用のパワーユニットで走行を行っており、ピエール・ガスリーはトラブルによりロングランはできなかったものの、パワーユニット的には残りの週末は問題なく進められる。

「パフォーマンス向上を続けていくため、シルバーストンには空力のアップグレードを持ち込んでいて、ピエールは両セッションともに、ブレンドンはP2のみ装着して走行しました」とジョナサン・エドルズはコメント。

「P1では、大半の時間を空力のテストに使い、ピエールはエアロレイクを付けてスタートするなど、さまざまな項目をテストするプランでしたが、必要なデータはすべて集めることができました。また、もう一つの課題であるマシンバランス向上を目指して、メカニカルセットアップも進めました」

「P2は普段のフリー走行のプログラムに近く、ショートランから始めてロングランでのシミュレーションへ移行していきました。路面温度が午前に比べて10℃以上も上がったので、両マシンともにバランスに明らかな変化が出ており、それを再度整えるために、セッションの序盤にミディアムタイヤでの走行を行いました」

「残念ながら、ピエールはソフトタイヤでのショートラン中にパワーユニットに問題が発生し、予定していたロングランはできませんでした。予選、レースともに今日のP2と似たようなコンディションになると見込まれるので、今日の気温に合わせてマシンを見直し、ドライバーがより攻められるようにできればと思います」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ / F1イギリスGP