F1 トロロッソ・ホンダ オーストリアGP
トロロッソ・ホンダのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、今週末のF1オーストリアGPに導入した新しい空力アップデートのパフォーマンスが今後の開発の方向性を左右することになると語る。

今年、ホンダとのパートナーシップを開始したトロロッソは、第2戦バーレーンGPで4位入賞を果たすなど、これまでのところは励みになるパフォーマンスをいくつか披露している。

現在、トロロッソ・ホンダはコンスウトラクターズ選手権で8位だが、残り13戦で5位のマクラーレンとの差は21ポイントと十分に挽回が可能なポジションにつけている。

トロロッソ・ホンダは今週末のF1オーストリアGPにシーズン開幕前から計画していた新しいフロントウイング、バージボード、フロア、ブレーキダクを含めた大幅な空力アップデートを持ち込んでいる。

昨年、トロロッソは相関関係にいくつか問題を抱えており、アップデートで常に期待していたゲインを届けられていたわけではなかった。

F1オーストリアGPの金曜フリー走行では、ブレンドン・ハートレーのマシンに新しい空力パッケージを搭載。ハートレーはFP1で19番手タイム、FP2で17番手タイムと目立ったラップタイムは記録していなかったが、初日のプラクティスでの走行は、トロロッソの技術チームを笑顔にさせているようだ。

トロロッソのテクニカルディレクレターを務めるジェームス・キーは「最初の兆候としては、概ね予想していたとおりだ」と Formula1.com にコメント。

「シーズン後半の指標となる実験的なものがいくつか試さなければならなかった。我々はここがその最適なオプションであると決めた」

「現在のところ、残りのパッケージは期待通りに機能しているように思う。今夜、多くのことを詳しく調査していかなければならない」

「セッションはややストップ/スタートなものとなったし、我々はそれらのすべてを考慮して分析していかなければならない。今日のバランスはコンディションに大きく左右されていたし、それが空力に関連したものではなく、コンディションに関連したものだったかを確認する必要がある。やらなければならない作業は多くあるが、すべて問題ないことを祈っている」

ジェームス・キーは、今週末のF1オーストリアGPでパッケージがどのように機能するかが今週末以降の開発の方向性を大きく左右することになると語る。

「ここで行った変更から期待していた指標を得ることができれば、今後進めていくための合理的なプラットフォームを得られる。より多くのポテンシャルを秘めていると考えているからね。だが、まずは我々がどの位置にいるかを見てみよう」

「我々が学んだものをベースとした他のものも入る予定だ。例えば、次戦シルバーストンでも何らかのものが投入される」

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カテゴリー: F1 / トロロッソ