F1 トロロッソ ホンダF1 モナコグランプリ 2018年のF1世界選手権 本田技研工業
トロロッソ・ホンダは、F1モナコGPの決勝レースで ピエール・ガスリーが見事なタイヤマネージメントとハイペースで7位入賞。ブレンドン・ハートレーは終盤で後続に追突されリタイアで終えた。

第6戦モナコGPは、レーススタートが近づくにつれ雲が厚くなり、時折りポツポツと雨が落ちる中、現地時間午後3時10分から決勝レースが行われた。スタート時の気温は25℃、降水確率は20%だった。

トロロッソ・ホンダは、予選10番手のピエール・ガスリーが5列目からスタート。予選16番手のブレンドン・ハートレーは、前車のグリッドダウンペナルティーにより15番手に繰り上がり8列目からのスタートとなった。ガスリーは予選Q2で使用したハイパーソフトタイヤ、ハートレーが新品のハイパーソフトタイヤでスタートした。

スタート直後の第1コーナーで10番手を守りきったピエール・ガスリーは、前車との差を詰めながら周回を重ねる。ハートレーは、スタート直後に他車と接触しフロントウイングにダメージを追うが、15番手を死守した。

追い抜きが非常に難しいモナコのコースでポジションを守りながらレースを続けるトロロッソ・ホンダの2台。ハートレーは13周を終えてピットインし、ウルトラソフトタイヤに交換した。ガスリーはすばらしいタイヤマネージメントでピットインを引き延ばし、他車のピットインによってポジションを上げていく。23周目には6番手に浮上し、その後自身のレースベストラップを更新するペースのよさで後続を引き離す。

37周目、後続との差を10秒以上に広げてピエール・ガスリーはピットイン。スーパーソフトタイヤに交換した。このピットインにより10番手にポジションを落としたガスリーだったが、新しいタイヤで、ハイペースのラップを刻む。上位車のピットインやトラブルにより52周目に7番手にポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。レース中盤から11番手を走行していたハートレーは、終盤の72周目にトンネル出口からシケインに入るところで後続車に追突され、マシンにダメージを負ってピットイン。そのままリタイアとなった。

残り15周となったレース終盤、7番手走行のガスリーに後続車が迫り、激しいバトルとなる。しかし、安定したハイペースでそれを抑えたガスリーは、7番手を守りきり、78周のチェッカーフラッグを受けた。

トロロッソ・ホンダは第4戦アゼルバイジャン以来の入賞となり、ピエール・ガスリーは第2戦バーレーン以来のポイントを獲得した。

第7戦カナダGPは、モントリオール郊外のジル・ビルヌーブサーキットで6月8日(金)~10日(日)に行われる。

ピエール・ガスリー (7位)
「初めてのモナコでのレースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得となり、すばらしいレースになりました! 10番手からのスタートで厳しいレースになると予想していましたが、マシンは驚くほど速かったです! 序盤はタイヤに気をつけながら走りましたが、マシンの調子がとてもよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができました。モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグ選手を懸命に抑えて走りました。レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行しました。簡単なレースではありませんでしたが、7位を獲得することができ、素直にとてもうれしいです!」

ブレンドン・ハートレー (リタイア)
「15番手からのスタートでしたが、いいスタートを切ることができたと思います。しかし、残念なことに、オープニングラップのターン5でフロントウイングにダメージを負ってしまいました。それが原因となり、ダウンフォース不足でタイヤの磨耗が早く、難しい状況になりましたが、ウルトラソフトタイヤを最後まで効果的に使うことができました。ポジションアップするために早い段階でピットインをする作戦を取り、レース終盤ではサインツ選手をオーバーテイクしてポジションアップすることに成功したのですが、ザウバーのマシンに後ろから追突されてしまいました。レース終了後にルクレール選手と話し、彼がブレーキにトラブルを抱えていたことを知りました。とても残念な結果ですが、それがモナコなのだと思います。このレースウイークはFP1からとても調子がよかったのですが、結果としてうまくまとめることができませんでした。自分の走りには満足していますが、満足いく結果につなげられず残念です」

フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
「まず初めに、レッドブルレーシングの優勝、おめでとうございます! リカルド選手は誰よりもすばらしい走りを見せてくれましたし、レッドブルが伝統のモナコで勝利を手にしたことをうれしく思います。我々は木曜日から調子がよく、手応えを感じていたのですが、予選ではすべてを出し切ることができませんでした。しかし、重要なのはレースです。ピエールはレース序盤からうまくタイヤをマネージメントし、7位フィニッシュというすばらしいレースを見せてくれました。彼にとってモナコでのF1初レースにもかかわらず、それを感じさせないタイヤのマネージメント力をみせてくれたおかげで、ハイパーソフトタイヤで長く走ることができました。戦略も成功し、ピットインを遅めにしたおかげで7位にポジションアップできました。ブレンドンはあと少しのところでポイントを獲得できたのですが、残念なことにルクレール選手に背後から追突され、リタイアとなってしまいました。次戦のカナダGPでも今回のようなパフォーマンスが発揮できるよう、チーム一丸となって努めたいと思います」

田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
「昨日のFP3や予選でもいいパフォーマンスを見せていましたが、今日の決勝でもその流れを維持し、ポジションアップが難しいここモナコで予選結果を上回る形でレースを終えることができました。今日の結果はチーム全員の努力と、ガスリー選手の素晴らしいドライビングのおかげだと思います。PUとしては予選、レースともに特殊なモナコのトラックに合わせたセットアップをまとめきり、週末を通してトラブルフリーで乗り切ったことは良かったと感じています」

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カテゴリー: トロロッソ | ホンダF1 | F1モナコGP