トロロッソ・ホンダにとって3基のF1エンジン使用制限は“頭痛の種”
トロロッソ・ホンダにとって、2018年の新しいF1エンジン制限は“頭痛の種”になる可能性がチーム代表のフランツ・トストは認識している。
2018年からはF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるF1エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に削減される。
トロ・ロッソが新たにエンジンパートナーとして迎えるホンダは、過去3年間でパワーユニットの信頼性に苦しんできた。
ホンダが3年間に投入したコンポーネントは、ICE(内燃機関)が56基、ターボチャージャーとMGU-Hが各61基、MGU-Kが48基、エネルギーストアが36基、コントロールエレクトロニクスが39基。(合計301基/144基)。エンジン関連のグリッド降格ペナルティは、F1復帰した2015年に305グリッド、2年目の2016年は140グリッドと半分以下となったが、パワーユニットを一新した2017年は初年度を上回る380グリッド降格ペナルティを科せられている。
ホンダとの新しいパートナーシップの成功を確信しているフランツ・トストだが、それでも信頼性は問題をはらんでいることを認識していると語る。
パワーユニットコンポーネントの使用数について質問されたフランツ・トストは「そこは主にホンダが耐久性をどのようにコントロールしていくかによるが、容易でないことは確かだ」と Speed Week にコメント。
「ユニット数の削減は我々に頭痛の種を与えていくだろう」
だが、フランツ・トストは、ホンダが信頼性を向上させてくれると楽観的に捉えている。
「ホンダは素晴らしいインフラを提供している。そこは誰も異論は唱えないだろう」とフランツ・トストは語る。
「彼らはとてもグレバーであり、技術者のモチベーションも高い。過去の欠点を認め、全員がそれを排除しようとしている」
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