セバスチャン・ベッテル
テスト初日2日間はレッドブル・レーシングのテストを行ったセバスチャン・ベッテルが、今日、イタリアGP優勝以来初めてトロロッソのハンドルを握った。そして1日の最後に、テスト・チームのメンバー全員とセブの写真を撮った。おそらく、テスト・チームが彼と仕事をするのは、これが最後だろう。

しかし、今日は忙しいテスト・プログラムが控えていたので、ベッテルもセンチメンタルになっている暇はなかった。プログラムは、主に今年最後の4戦へ向けた空力及びセットアップ作業だったが、サスペンションとパワステの評価や2009年度のクルマのシステムのためのテストも行っている。午前中は風が強く、ヘレスはスピードが速くないサーキットだが、ポジティブなテスト結果を得ることができた。

「シーズン最後のテスト・セッションということで、今回のテストのメインは新しい部品のいくつかを試すことと、セバスチャン・ブエミと佐藤琢磨のふたりを評価することだった」と、チーム代表のフランツ・トストは言う。「水曜日はレッドブルの若手ドライバーのブエミがテストを行ったが、予想通りの良い仕事をしてくれた。木曜日は日本の佐藤琢磨がハンドルを握った。残念ながら昼に雨が降り出したために、彼は午前中の走行しか行えなかった。本格的に走れたのはほんの数周だったが、佐藤も良いパフォーマンスを見せた。その2日間は2009年度のスクーデリア・トロロッソのオーディションのようなものだったが、今はまだ最後の4戦で良いパフォーマンスを発揮することが重要なので、レッドブルもこの時期に急いで決断を下すつもりはない」

サーキット: ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ(全長4.423km)
シャシー: STR3-02
ベストタイム: 1分19秒470

(トロ・ロッソ 公式サイトより)

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カテゴリー: F1 / トロロッソ