クラッシュの影響で予選に出走できなかったセバスチャン・ベッテル
トロ・ロッソは、F1カナダGP予選で、セバスチャン・ブルデーが16番手、セバスチャン・ベッテルは、午前中のフリー走行でクラッシュし、マシンの修理が間に合わず、予選に出走することができなかった。

セバスチャン・ブルデー (16位)
「路面の損傷がひどく、とても難しいコンディションだ。風でゴミや木の葉がたくさんあったので路面はとても滑りやすかった。それプラス、アスファルトが割れてレースラインにアスファルトのカスが溜まっていた。午前中のこともあったので、ミスを犯すことはできないと判断した。信じられないようなコンディションだったので、無理をするのはやめようと思った。今日は、ぼくのレース人生のワースト1に入るね」

セバスチャン・ベッテル (20位)
「午前中のセッションではミスを犯し、車体後部のコントロールを失ってしまった。ついていないことに、ここは退避エリアがほとんどなく、壁が近くに迫っているんだ。それほどひどい衝撃はなかったが、モノコックに予選までの2時間では修理できないほどのダメージを負ってしまった。もちろん、今年はスペアカー使用禁止のルールがあるので、壊れたクルマを組み直すしかなかった。それで、予選に出場できなかった」

フランツ・トスト
「金曜日までF1カーでこのコースを走ったことがなかったふたりの若手ドライバーも限界までプッシュしたが、情け容赦ないモントリオールの壁の犠牲になってしまった。ベッテルは縁石を使いすぎてコントロールを失い、ターン9でクラッシュした。その衝撃で右フロント及びリヤ・サスペンションが壊れた。残念ながら、これがロッカーアーム取り付け部分のモノコックにダメージを与えてしまった。モノコックを交換しなければならなかったが、この作業は予選には間に合わなかったため、ベッテルはピットレーンからのスタートになる。ボーデはターン4でコースアウトし、右側のサスペンションにダメージを負った。ウィッシュボーンが壊れて、右側のドライブシャフトがギヤボックスから飛び出してしまったので、ギヤボックス交換を余儀なくされた。したがって、ボーデは5位降格ペナルティとなる。ふたりは、常に全力でトライしている。戦わずして破れるより、戦って破れた方が良いと言うだろう!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / トロロッソ