【SUPER GT】 レクサス:第6戦 鈴鹿1000km プレビュー
8月26日(土)、27日(日)の両日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで、SUPER GT第6戦「第46回 インターナショナル SUZUKA 1000km」が開催される。
伝統のレース「鈴鹿1000km」。夏の一大レースとして、50年近い歴史を持つが、1000kmレースとしての開催は今年で休止符を打つこととなり、今大会は「最後の鈴鹿1000km」となる。
最後の「鈴鹿1000km」を制するのはどのチームか
1レース1000kmという長さは、現在シリーズの1戦として行われているSUPER GTではもちろん最長、これに次ぐ長さの第2戦富士の500kmの倍、通常のレースの約3倍という長丁場で行われる。
8月末という開催時期は、暦の上では秋に入るが、まだまだ暑さの残る季節。約6時間、1000kmに渡るレースはドライバーにも、エンジンやブレーキといった車両、そしてチームクルーにも大きな負担を強いる。長いレースだけに、天候の変化など予測不能な要素も多く、何が起こるか全く分からないレースだ。
LEXUS勢は昨年までRC Fが3年連続での勝利を飾っている。今年は開幕からの快進撃もあり、多くのチームが非常に重いウェイトハンデを負っての参戦となるため、厳しい戦いが予想されるが、経験豊富な名門チームならではの戦いぶりに注目したい。
シリーズでの鈴鹿戦は、2010年まで年2回行われていたが、2011年より夏の長距離戦のみの開催。伝統のコースで、数多くの名勝負が繰り広げられてきた。
世界的に見ても珍しい、立体交差を持ち8の字状に周回するコースは、前半がS字コーナーなどのテクニカルセクション、後半はバックストレートから超高速コーナーの130Rへと続くハイスピードセクションとを併せ持つ、チャレンジングなレイアウトでドライバーの人気も高い。1周5.807kmは、日本のサーキットでは最長。
小林可夢偉がスポット参戦!
全8戦で戦われている今季のSUPER GT。LEXUS勢は今季より投入したLC500の速さを活かし開幕から4連勝。前大会で惜しくも勝利を逃し、5連勝はならなかったものの、3戦を残し、ランキングのトップ4を占めている。それだけにウェイトハンデもかなり重くなり、フルウェイト(獲得ポイント×2kg)での今季最後のレースとなる今大会は負担も大きい。
また、今大会はレース距離が長いため、決勝結果で与えられるポイントも、通常ポイントにボーナスポイントが加算され、終盤戦へ向け非常に重要なレースとなる。
鈴鹿1000kmでは、LEXUS RC Fで参戦した過去3年連続勝利と圧倒的な強さを見せてきた。しかし、今年はランキング上位を占めることもあり、重いウェイトハンデで厳しい戦いとなることが予想される。
ランキング首位の中嶋一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM'S LC500 36号車、2位の大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車、3位の平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車、ランキング4位の立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車は全て80kg以上と厳しいハンデを負う。そしてランキングは7位ながら72kgとウェイトは重いヘイキ・コバライネン/平手晃平組 DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車も含めた5台は、長丁場のレースをチームの総合力で戦い抜き、ひとつでもライバルより上位でフィニッシュすることが目標となるだろう。
LEXUS勢では唯一違うメーカーのタイヤを装着し、そして幾つかの不運も重なって、ややウェイトハンデが軽いのはWedsSport ADVAN LC500 19号車。この19号車、今大会はレギュラーの関口 雄飛、国本雄資に加え、WECとスーパーフォーミュラに参戦している小林可夢偉が3人目のドライバーとしてスポット参戦する。速さでは定評のあるコンビに、WEC仕込みの耐久経験を持つ小林可夢偉が加わることで、19号車の大活躍が期待される。
GT300クラスも、今季新型を投入し、初勝利を挙げるなど好調なLEXUS RC F GT3は、米国、欧州の耐久レースでも速さを示してきており、上位争いに絡んでくるだろう。また、プリウスもこの鈴鹿1000kmでは2014年、2016年に2位表彰台を獲得し、2015年も一時首位を走るなど相性は抜群。嵯峨宏紀/久保凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は前戦富士で今季初表彰台を獲得しており、勢いに乗っての連続表彰台も夢ではない。
カテゴリー: F1 / SUPER GT
伝統のレース「鈴鹿1000km」。夏の一大レースとして、50年近い歴史を持つが、1000kmレースとしての開催は今年で休止符を打つこととなり、今大会は「最後の鈴鹿1000km」となる。
最後の「鈴鹿1000km」を制するのはどのチームか
SUPER GT最長レースでのLEXUS勢の活躍に期待
1レース1000kmという長さは、現在シリーズの1戦として行われているSUPER GTではもちろん最長、これに次ぐ長さの第2戦富士の500kmの倍、通常のレースの約3倍という長丁場で行われる。8月末という開催時期は、暦の上では秋に入るが、まだまだ暑さの残る季節。約6時間、1000kmに渡るレースはドライバーにも、エンジンやブレーキといった車両、そしてチームクルーにも大きな負担を強いる。長いレースだけに、天候の変化など予測不能な要素も多く、何が起こるか全く分からないレースだ。
LEXUS勢は昨年までRC Fが3年連続での勝利を飾っている。今年は開幕からの快進撃もあり、多くのチームが非常に重いウェイトハンデを負っての参戦となるため、厳しい戦いが予想されるが、経験豊富な名門チームならではの戦いぶりに注目したい。
チャレンジングでドライバーにも人気の高い国際サーキット
鈴鹿サーキットは言わずと知れた日本を代表する国際サーキットの一つ。F1日本グランプリや二輪の8時間耐久レースの開催など、長い伝統を持ち、世界的にも有名なサーキットだ。シリーズでの鈴鹿戦は、2010年まで年2回行われていたが、2011年より夏の長距離戦のみの開催。伝統のコースで、数多くの名勝負が繰り広げられてきた。
世界的に見ても珍しい、立体交差を持ち8の字状に周回するコースは、前半がS字コーナーなどのテクニカルセクション、後半はバックストレートから超高速コーナーの130Rへと続くハイスピードセクションとを併せ持つ、チャレンジングなレイアウトでドライバーの人気も高い。1周5.807kmは、日本のサーキットでは最長。
小林可夢偉がスポット参戦!
長距離戦に与えられるボーナスポイントの獲得も重要に
全8戦で戦われている今季のSUPER GT。LEXUS勢は今季より投入したLC500の速さを活かし開幕から4連勝。前大会で惜しくも勝利を逃し、5連勝はならなかったものの、3戦を残し、ランキングのトップ4を占めている。それだけにウェイトハンデもかなり重くなり、フルウェイト(獲得ポイント×2kg)での今季最後のレースとなる今大会は負担も大きい。また、今大会はレース距離が長いため、決勝結果で与えられるポイントも、通常ポイントにボーナスポイントが加算され、終盤戦へ向け非常に重要なレースとなる。
鈴鹿1000kmでは、LEXUS RC Fで参戦した過去3年連続勝利と圧倒的な強さを見せてきた。しかし、今年はランキング上位を占めることもあり、重いウェイトハンデで厳しい戦いとなることが予想される。
ランキング首位の中嶋一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM'S LC500 36号車、2位の大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車、3位の平川亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車、ランキング4位の立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車は全て80kg以上と厳しいハンデを負う。そしてランキングは7位ながら72kgとウェイトは重いヘイキ・コバライネン/平手晃平組 DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車も含めた5台は、長丁場のレースをチームの総合力で戦い抜き、ひとつでもライバルより上位でフィニッシュすることが目標となるだろう。
LEXUS勢では唯一違うメーカーのタイヤを装着し、そして幾つかの不運も重なって、ややウェイトハンデが軽いのはWedsSport ADVAN LC500 19号車。この19号車、今大会はレギュラーの関口 雄飛、国本雄資に加え、WECとスーパーフォーミュラに参戦している小林可夢偉が3人目のドライバーとしてスポット参戦する。速さでは定評のあるコンビに、WEC仕込みの耐久経験を持つ小林可夢偉が加わることで、19号車の大活躍が期待される。
GT300クラスも、今季新型を投入し、初勝利を挙げるなど好調なLEXUS RC F GT3は、米国、欧州の耐久レースでも速さを示してきており、上位争いに絡んでくるだろう。また、プリウスもこの鈴鹿1000kmでは2014年、2016年に2位表彰台を獲得し、2015年も一時首位を走るなど相性は抜群。嵯峨宏紀/久保凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は前戦富士で今季初表彰台を獲得しており、勢いに乗っての連続表彰台も夢ではない。
カテゴリー: F1 / SUPER GT