【SUPER GT】 NISMO:第3戦 鈴鹿サーキット 決勝レポート
2018年のSUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキットの決勝レースで、予選6位からスタートしたNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)がポジションを上げて4位入賞。残る3台のGT-Rもそれぞれ順位を上げ、全車がポイントを獲得した。
前日に続き快晴の鈴鹿は風も穏やかになり、レースには絶好のコンディション。鈴鹿サーキットの計時システムに不具合が生じたため、決勝レースは予定よりも40分遅れて、午後3時20分にスタートした。
ヤン・マーデンボローがスタートドライバーを務めたNo.12 GT-Rは、スタートで1台をかわして5番手にポジションアップ。13周目に他車のアクシデントでセーフティカーが導入されたことで、それまでに築かれていた4位との差を一気に詰めた。18周を終了したところでセーフティカーが隊列から離れ、19周目からレースが再開したが、このタイミングで2位と4位を走行していたマシンが早めのピットインを選んだため、No.12 GT-Rは3位になり、24周を終えたところで後半スティントに入った。佐々木大樹にドライバー交代したNo.12 GT-Rは暫定6位でレースに復帰。全車がピット作業を済ませると、再び5位に戻って前を追いかける展開になった。一時は1秒を切る差で接近戦になっていたNo.17 NSX-GTとの戦いは、相手がドライブスルーペナルティを受けたことで決着し、No.12 GT-Rが4位浮上。終盤に追い上げてきたNo.36 LC500とは最終ラップでテール・トゥ・ノーズの戦いになったが、佐々木が巧みなライン取りでブロックし、約0.6秒差で先にチェッカーを受け、4位入賞となった。
この鈴鹿戦にポイントリーダーとして臨み、唯一1ランクダウンの燃料リストリクターを装着しているNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は最後尾の15位スタート。この鈴鹿戦でSUPER GT参戦100戦目を迎えたロニー・クインタレッリがスタートドライバーを務め、オープニングラップで2台をオーバーテイク。さらに9周目のヘアピンコーナーでは、GT300のバックマーカーも現れ混戦模様となったなかで一気に2台をかわし、レース序盤で11位までポジションを押し上げた。勢いそのまま、12周目に再びヘアピンコーナーで1台をかわし、10位に上がってから26周を終えてピットイン。松田次生にドライバー交代し、暫定8位で後半に入った。アウトラップでも冷えたタイヤで巧みに順位を守り、さらに他車のペナルティやルーティーンのピットインで上位のマシンが後退したため、38周目には5位に浮上。前を行くNo.12 GT-Rとの差を懸命に詰めていたが、終盤No.36 LC500に先行され、6位フィニッシュとなった。
No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は、スタートドライバーの本山哲が前半に粘りの走行。日産勢の中では早めの19周を終えたところでピットに入り、千代勝正にドライバー交代した。タイヤ交換も済ませ、21周目にはレース中の自己ベストタイムを記録。全車のピット作業が終わったところでポイント圏内の9位に入ると、そこから最終ラップまでの約20周は、No.19 LC500、No.38 LC500との3台での接近戦が続いた。40周目にNo.19 LC500をかわし、さらにペナルティで後退したマシンもあり、No.3 GT-Rは7位を走行。最後までNo.38 LC500の猛追をしのぎ、7位でチェッカーを受けた。
No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)も11位からオリベイラがスタートし、23周を終えてピットイン。後半スティントの高星もミスなく走り切り9位でフィニッシュ。鈴鹿で行われた久々のスプリントレースで、GT-R勢は全車がポイント獲得となった。
ヤン・マーデンボロー (No.12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝4位)
「1周目のオーバーテイクはうまく抜けたように見えたかもしれませんが、結構タフな戦いでした。しかし、なんとか順位を上げることができましたし、その後のピットストップも、大樹のスティントも良かったと思います。表彰台までもう少しのところだったので残念ですが、チームの調子はいいと思うので、次戦はさらに上を目指して頑張ります」
佐々木大樹 (No.12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝4位)
「(No.36 LC500が来たときは)全然ペースが違ったので、最終ラップでうまく対処して4位を守れてよかったです。今回は(第2戦)富士と違って守るレースになってしまいました。なんとか4位を獲れたのは、チャンピオンを目指すためにはいいことですが、次戦のタイは守りのレースではなく、速さを見せて攻めのレースをしたいと思います」
カテゴリー: F1 / SUPER GT
前日に続き快晴の鈴鹿は風も穏やかになり、レースには絶好のコンディション。鈴鹿サーキットの計時システムに不具合が生じたため、決勝レースは予定よりも40分遅れて、午後3時20分にスタートした。
ヤン・マーデンボローがスタートドライバーを務めたNo.12 GT-Rは、スタートで1台をかわして5番手にポジションアップ。13周目に他車のアクシデントでセーフティカーが導入されたことで、それまでに築かれていた4位との差を一気に詰めた。18周を終了したところでセーフティカーが隊列から離れ、19周目からレースが再開したが、このタイミングで2位と4位を走行していたマシンが早めのピットインを選んだため、No.12 GT-Rは3位になり、24周を終えたところで後半スティントに入った。佐々木大樹にドライバー交代したNo.12 GT-Rは暫定6位でレースに復帰。全車がピット作業を済ませると、再び5位に戻って前を追いかける展開になった。一時は1秒を切る差で接近戦になっていたNo.17 NSX-GTとの戦いは、相手がドライブスルーペナルティを受けたことで決着し、No.12 GT-Rが4位浮上。終盤に追い上げてきたNo.36 LC500とは最終ラップでテール・トゥ・ノーズの戦いになったが、佐々木が巧みなライン取りでブロックし、約0.6秒差で先にチェッカーを受け、4位入賞となった。
この鈴鹿戦にポイントリーダーとして臨み、唯一1ランクダウンの燃料リストリクターを装着しているNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は最後尾の15位スタート。この鈴鹿戦でSUPER GT参戦100戦目を迎えたロニー・クインタレッリがスタートドライバーを務め、オープニングラップで2台をオーバーテイク。さらに9周目のヘアピンコーナーでは、GT300のバックマーカーも現れ混戦模様となったなかで一気に2台をかわし、レース序盤で11位までポジションを押し上げた。勢いそのまま、12周目に再びヘアピンコーナーで1台をかわし、10位に上がってから26周を終えてピットイン。松田次生にドライバー交代し、暫定8位で後半に入った。アウトラップでも冷えたタイヤで巧みに順位を守り、さらに他車のペナルティやルーティーンのピットインで上位のマシンが後退したため、38周目には5位に浮上。前を行くNo.12 GT-Rとの差を懸命に詰めていたが、終盤No.36 LC500に先行され、6位フィニッシュとなった。
No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)は、スタートドライバーの本山哲が前半に粘りの走行。日産勢の中では早めの19周を終えたところでピットに入り、千代勝正にドライバー交代した。タイヤ交換も済ませ、21周目にはレース中の自己ベストタイムを記録。全車のピット作業が終わったところでポイント圏内の9位に入ると、そこから最終ラップまでの約20周は、No.19 LC500、No.38 LC500との3台での接近戦が続いた。40周目にNo.19 LC500をかわし、さらにペナルティで後退したマシンもあり、No.3 GT-Rは7位を走行。最後までNo.38 LC500の猛追をしのぎ、7位でチェッカーを受けた。
No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)も11位からオリベイラがスタートし、23周を終えてピットイン。後半スティントの高星もミスなく走り切り9位でフィニッシュ。鈴鹿で行われた久々のスプリントレースで、GT-R勢は全車がポイント獲得となった。
ヤン・マーデンボロー (No.12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝4位)
「1周目のオーバーテイクはうまく抜けたように見えたかもしれませんが、結構タフな戦いでした。しかし、なんとか順位を上げることができましたし、その後のピットストップも、大樹のスティントも良かったと思います。表彰台までもう少しのところだったので残念ですが、チームの調子はいいと思うので、次戦はさらに上を目指して頑張ります」
佐々木大樹 (No.12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝4位)
「(No.36 LC500が来たときは)全然ペースが違ったので、最終ラップでうまく対処して4位を守れてよかったです。今回は(第2戦)富士と違って守るレースになってしまいました。なんとか4位を獲れたのは、チャンピオンを目指すためにはいいことですが、次戦のタイは守りのレースではなく、速さを見せて攻めのレースをしたいと思います」
カテゴリー: F1 / SUPER GT