スーパーフォーミュラ スポーツランドSUGO
2017 全日本スーパーフォーミュラ権シリーズ第6戦の予選が23日(土)、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOにおいて行われた。

昨晩来の雨も止み、フリープラクティスと公式予選は秋の深まりを感じる曇り空の下で行われたが、フリー走行の段階ではまだコースの一部が湿っていたため、各ドライバーは最新スペック・タイヤの感触を完全には掴みきれないまま公式予選を迎えることとなり、これが最終結果にも微妙な影響を与えた。

午後1時15分から20分間にわたっておこなわれたQ1では、#65 ナレイン・カーティケヤン(ティーシーエス・ナカジマ・レーシング)、#41 伊沢拓也(ドコモ チーム ダンディライアン レーシング)、#10 塚越広大(リアル レーシング)、#64 中嶋大祐(ティーシーエス・ナカジマ・レーシング)の4名がトップ14に入り、Q2進出を決めた。

続くQ2ではピエール・ガスリーが6番手に食い込み、Hondaドライバーとして唯一Q3進出の権利を手に入れた。

トップ8のスターティンググリッドを決めるQ3で、ピエール・ガスリーはセッション終盤にスポーツランドSUGOのファステスト・ラップに迫る1分5秒080をマークし、この段階で全体のトップに立った。その後、ライバル陣営のふたりに先行されたが、自己最高位となる3番グリッドを手に入れた。

68周で繰り広げられる決勝レースは明日24日(日)の午後2時10分にスタートが切られる予定。

ピエール・ガスリー (♯15 チーム無限)
Q1で初めてニュータイヤを装着したところ、それまでとマシンのバランスが大きく変わってしまったので、Q2、Q3と徐々にセッティングを変更していきました。最終的にマシンは今シーズン最高の状態に仕上がりました。Q3では持てる力をすべて発揮できましたが、結果的にライバル陣営のふたりに先行され、予選3位に終わりました。ただし、3番グリッドもいいポジションなので、明日が楽しみです。スポーツランドSUGOを走るのは今回が初めてだったので、事前にシミュレーターでトレーニングを積みました。ミスを犯す余地が残されていないチャレンジングなコースで、とてもエキサイティングです。決勝レースではスタートとレース戦略が鍵を握るので、オートポリスのときと同じように、いいスタートを決められるよう集中します。

佐伯昌浩 (ホンダ スーパーフォーミュラ プロジェクトリーダー
雨上がりのため路面コンディションがわかりにくかったうえに、新しい仕様のタイヤを事前に試せなかったので、ドライバーにとっては難しい予選になったと思います。そうしたなか、ガスリー選手は1分間のアタック中にタイヤのパフォーマンスを最大限引き出し、3番グリッドを獲得しました。ポールポジションとは0.17秒の僅差だったので、エンジンのパフォーマンスはライバル陣営と互角と捉えています。決勝レースで好成績を収めればランキングトップで最終戦を迎えられる可能性も高いので、明日は優勝を目標にして全力で挑みます。

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カテゴリー: F1 / スーパーフォーミュラ