佐藤琢磨
佐藤琢磨は、インディカーのマニュファクチャラーズテストにホンダから参加。2012年インディカーのシャシー「DW12」で初走行を行った。

ホンダは先週、セブリングで3日間にわたってマクラーレンの新しいECU(TAG-400i)と関連電子機器をテスト。テストにはサイモン・ペジノ(サム・シュミット)、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ)、そしてレイホール・レターマン・レーシングへの移籍が噂される佐藤琢磨が参加。2012年に導入されるホンダの2.2リッター V6ターボエンジンを搭載したダラーラ DW12を走らせた。

「僕にとってセブリングは、2年前にKVで初めてインディカーを走らせた場所なので、非常に忘れられないトラックです。そのときは20分しか走れませんでしたが、本当にトラックを気に入りました。今、そこに戻って、新車で初走行し、ホンダエンジンの開発を手伝えることを嬉しく思っています」

佐藤琢磨は、DW12と先代モデルIR07に新鮮な変化を感じたが、開発を続ける必要もあると述べた。

「テストしなければならない作業はまだたくさんありますが、第一印象はかなりポジティブです」と佐藤琢磨はコメント。

「改善する必要のあるエリアはたくさんありますが、全体的に感銘を受けました。セットアップに取り組みましたが、マシンは予想通りの反応をしてくれました。それには満足しています。エンジンは、ターボチャージャーによって昨年とはとても違いますね」

HRTのテクニカルディレクターを務めるロジャー・グリフィスは佐藤琢磨のフィードバックを高く評価した。

「我々はKVレーシングを通しての彼以外は、佐藤琢磨という人物を知らない。彼は元ホンダのF1ドライバーなので、皆さんは我々HPDが彼を知っていると思うだろうが、木曜日のテスト前日の晩に初めて彼と詳細な会話をした」

「彼とはこれまで深い関係はなかった。彼は私を知らなかったし、我々やレイホールの人々のことも知らなかった。彼のフィードバックには本当に感銘を受けた。悪いラップはほとんどなかったと思う。彼の技術フィードバックと詳細への適応は素晴らしかった」

2012年の移籍先としてシボレー系チームへの移籍も検討しているとしていた佐藤琢磨だが、シーズン前のホンダのテストへの参加により、移籍先はホンダ系チームに絞られたと考えてよいだろう。

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カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨