佐藤琢磨、「テストを受ける準備はできている」
佐藤琢磨は、先週のモナコGPで久々に報道陣の前に姿をあらわし会見を行った。佐藤琢磨が、スーパーアグリの撤退、ホンダとの関係やルノーとの噂、そして今後への意気込みについてインタビューに答えた。
「今日は、特に発表はないですが、スペインGPから姿を見せていなかったですし、改めて会見する機会かもしれないと思いました。でも、僕にはもうパスがないから、ブリヂストンに入れてもらいました。」
「僕は大丈夫です。でも、もちろんここでレースが出来ないことには落ち込んでいます。2年半チームといて、ほんとうに始めからだったから、今は純粋に悲しいです。だけど、引退するつもりはないということを伝えたいです。でも、まだどんな形で戻ってくるかはわかりません。」
スーパーアグリの消滅以来、何をしていましたか?どこにいたのですか?
「バルセロナのあと、定期的に亜久里さんと話していました。そして、月曜日にマネージャーを通して、亜久里さんが東京で会議をして、レース活動をやめるという会見をすると伝えられました。それまで僕はできる限り協力していました。」
「亜久里さんにとって本当に辛かったと思うし、彼が切り抜けてきた困難を実際に感じていたから、彼にかける言葉がなかった。僕はただ決定を受け入れなければならなかったし、その段階では理由を聞くことさせできなかった。なにも手伝えなかった。」
「トルコの週末の間、モナコの家にいたけど、ヒストリックカーのイベントがモナコで行われていて、あらゆる場所がそうなっていた。そして、それは僕にあまりにレースのことを思い出させたから、子供たちの共同バースディパーティーのためにニースの友達の家に滞在することに決めました。だから、これまでただ家族との時間を過ごしていました。」
「その時は、僕がもうレースをしていないという厳しい現実に襲われることはありませんでした。実際に僕がそう思ったのは、マシンの音を聞いたときだけでした。」
ホンダの大島さんと何を議論しましたか?特に将来についてなにか?
「それが、僕がそこに行った理由でした。まだ計画はないです。白紙です。彼らが僕と一緒にやりたいという思いは感じたけど、必ずしもそれが彼らのF1プロジェクトに関わるというものではないです。僕には僕の考えがあるし、彼に会いに行く前に、既に彼に僕の気持ちを話していました。でも、直接彼に会いたかったんです。」
これまで他の誰かからどんなコンタクトがありましたか?
「過去2年間、すべてをスーパーアグリに置いていたので、F1からはなにもないです。でも、コンタクトはありました。F1ではないカテゴリーからは、かなりの数のオファーがありました。でも、お話しているように、僕はF1に集中したいです。僕のマネージャーが面倒をみてくれるでしょう。僕は長い間ホンダと働いていたし、続けたいです。」
どれくらい先のことを話していますか?今年?2009年?
「機会があれば、今すぐレースがしたいです!でも、今シーズン、どんな犠牲を払ってでもレースがしたいという訳ではありません。チャンスがあったらそうしたいけど、2009年の方がもっと良いチャンスだったら、待つつもりです。ちゃんとした機会が欲しいし、(2009年のために)テストが必要なら、テストを受ける準備はできています。」
あなたがルノーと関連しているという噂があります?それは真実ですか?
「ドライバーとして、そのような噂は歓迎します。去年のこの時期、僕はトヨタでラルフの後任ということになっていたと思います。準備ができたときは、お知らせします。」
F1のコックピットに復帰する基準はなんですか?
「個人的には経験を生かしたいです。スーパーアグリF1チームは次のレベルに行こうとしていたし、少なくともポイントを獲れる位置にいたい。僕の望みがチームの望みと一致したら素晴らしいだろうけど、現時点でなにも具体的なものはないです。」
亜久里は、東京の会見でとても涙もろく、感情的でした...
「はい。そう聞きました。亜久里さんは本来は陽気でユーモアに溢れた人です。何年間もそう振舞ってきたと思います。」
「でも、東京の会見は、かなり重大なものでした。彼は感情を表さないように最善を尽くそうとしたと思います。でも、チームの一員として、それがどれくらい辛いことかはわかるし、どんな気持ちだったかわかるから、言葉になりません。本当になんていったらいいかわかりません。」
「約100人が、チームをスタートするという彼の夢に参加しました。チームのみんなのことを考えると、それぞれ、本当に感情が押しつぶされそうになります。レースをする、しないという問題だけではなくて。」
「そうですね。レースができないことは不満ではあるけど、もっと全体に目を向けています。大切な仕事を失っているみんなのことを考えているし、彼らが留まる方法を考えています・・・僕が引退を決めた人だったら、違ったストーリーだったかもしれないけど、そうではない・・・一度、一緒に夢を共有した人たちが窮地にいて、それについては僕はほとんどすることができない。本当に心が痛みます。」
ホンダのためにテストをするオファーがあったら、引き受けますか?
「状況によりますね。僕の目標はテストではないですから。レギュラードライバーになる可能性があるなら、テストを受ける準備はできています。それが現時点での僕の気持ちです。」
以前よりモチベーションが高くなっていますか?
「これ以上高くはならない。僕のモチベーションは既に十分高いです。どう表現しればいいかわからない。発表を知ったとき、悲しみではなく、フラストレーションを感じました。でも、それは僕がグリッドで最後に経験したフラストレーションではなかった。気持ちのいい感覚ではありませんでした。」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨
「今日は、特に発表はないですが、スペインGPから姿を見せていなかったですし、改めて会見する機会かもしれないと思いました。でも、僕にはもうパスがないから、ブリヂストンに入れてもらいました。」
「僕は大丈夫です。でも、もちろんここでレースが出来ないことには落ち込んでいます。2年半チームといて、ほんとうに始めからだったから、今は純粋に悲しいです。だけど、引退するつもりはないということを伝えたいです。でも、まだどんな形で戻ってくるかはわかりません。」
スーパーアグリの消滅以来、何をしていましたか?どこにいたのですか?
「バルセロナのあと、定期的に亜久里さんと話していました。そして、月曜日にマネージャーを通して、亜久里さんが東京で会議をして、レース活動をやめるという会見をすると伝えられました。それまで僕はできる限り協力していました。」
「亜久里さんにとって本当に辛かったと思うし、彼が切り抜けてきた困難を実際に感じていたから、彼にかける言葉がなかった。僕はただ決定を受け入れなければならなかったし、その段階では理由を聞くことさせできなかった。なにも手伝えなかった。」
「トルコの週末の間、モナコの家にいたけど、ヒストリックカーのイベントがモナコで行われていて、あらゆる場所がそうなっていた。そして、それは僕にあまりにレースのことを思い出させたから、子供たちの共同バースディパーティーのためにニースの友達の家に滞在することに決めました。だから、これまでただ家族との時間を過ごしていました。」
「その時は、僕がもうレースをしていないという厳しい現実に襲われることはありませんでした。実際に僕がそう思ったのは、マシンの音を聞いたときだけでした。」
ホンダの大島さんと何を議論しましたか?特に将来についてなにか?
「それが、僕がそこに行った理由でした。まだ計画はないです。白紙です。彼らが僕と一緒にやりたいという思いは感じたけど、必ずしもそれが彼らのF1プロジェクトに関わるというものではないです。僕には僕の考えがあるし、彼に会いに行く前に、既に彼に僕の気持ちを話していました。でも、直接彼に会いたかったんです。」
これまで他の誰かからどんなコンタクトがありましたか?
「過去2年間、すべてをスーパーアグリに置いていたので、F1からはなにもないです。でも、コンタクトはありました。F1ではないカテゴリーからは、かなりの数のオファーがありました。でも、お話しているように、僕はF1に集中したいです。僕のマネージャーが面倒をみてくれるでしょう。僕は長い間ホンダと働いていたし、続けたいです。」
どれくらい先のことを話していますか?今年?2009年?
「機会があれば、今すぐレースがしたいです!でも、今シーズン、どんな犠牲を払ってでもレースがしたいという訳ではありません。チャンスがあったらそうしたいけど、2009年の方がもっと良いチャンスだったら、待つつもりです。ちゃんとした機会が欲しいし、(2009年のために)テストが必要なら、テストを受ける準備はできています。」
あなたがルノーと関連しているという噂があります?それは真実ですか?
「ドライバーとして、そのような噂は歓迎します。去年のこの時期、僕はトヨタでラルフの後任ということになっていたと思います。準備ができたときは、お知らせします。」
F1のコックピットに復帰する基準はなんですか?
「個人的には経験を生かしたいです。スーパーアグリF1チームは次のレベルに行こうとしていたし、少なくともポイントを獲れる位置にいたい。僕の望みがチームの望みと一致したら素晴らしいだろうけど、現時点でなにも具体的なものはないです。」
亜久里は、東京の会見でとても涙もろく、感情的でした...
「はい。そう聞きました。亜久里さんは本来は陽気でユーモアに溢れた人です。何年間もそう振舞ってきたと思います。」
「でも、東京の会見は、かなり重大なものでした。彼は感情を表さないように最善を尽くそうとしたと思います。でも、チームの一員として、それがどれくらい辛いことかはわかるし、どんな気持ちだったかわかるから、言葉になりません。本当になんていったらいいかわかりません。」
「約100人が、チームをスタートするという彼の夢に参加しました。チームのみんなのことを考えると、それぞれ、本当に感情が押しつぶされそうになります。レースをする、しないという問題だけではなくて。」
「そうですね。レースができないことは不満ではあるけど、もっと全体に目を向けています。大切な仕事を失っているみんなのことを考えているし、彼らが留まる方法を考えています・・・僕が引退を決めた人だったら、違ったストーリーだったかもしれないけど、そうではない・・・一度、一緒に夢を共有した人たちが窮地にいて、それについては僕はほとんどすることができない。本当に心が痛みます。」
ホンダのためにテストをするオファーがあったら、引き受けますか?
「状況によりますね。僕の目標はテストではないですから。レギュラードライバーになる可能性があるなら、テストを受ける準備はできています。それが現時点での僕の気持ちです。」
以前よりモチベーションが高くなっていますか?
「これ以上高くはならない。僕のモチベーションは既に十分高いです。どう表現しればいいかわからない。発表を知ったとき、悲しみではなく、フラストレーションを感じました。でも、それは僕がグリッドで最後に経験したフラストレーションではなかった。気持ちのいい感覚ではありませんでした。」
カテゴリー: F1 / 佐藤琢磨