平川亮 F1日本GPでアルピーヌF1チームからFP1出走「待ちきれない」
平川亮は、今週末の2025年F1日本グランプリのオープニングプラクティスで、ジャック・ドゥーハンのアルピーヌF1チームのマシンを運転する。

トヨタの世界耐久選手権のチャンピオンである平川亮は、昨年のマクラーレンでの同様の役割を経て、今シーズンはアルピーヌのリザーブドライバーとして参加している。

今回の出走は、F1ドライバーがグランプリに2回以上スタートしていない人物を起用する場合は、そのキャンペーン中にFP1セッションをスキップしなければならないというFIAのルールによるものである。

平川亮は昨年も同様のことをしており、マクラーレンMCL38でオスカー・ピアストリに代わって2024年のアブダビGPでF1週末デビューを果たした。

「とてもワクワクしています。今週末のフリープラクティス1でA525を運転するのが待ちきれません」とアルピーヌF1チームのリリースで平川亮は語った。

「18年前の2007年に初めて日本グランプリを観戦しに行ったときのことを思い出します。そのときは別のトラック、富士だったでした、日本でのF1でした」

「それ以来、レースのキャリアをスタートさせ、今週末にドライブできることは夢が叶うようなものです。待ちきれないません」

「すべて準備万端です。数日前にエンストン(チームの本拠地)でシミュレーターを使った作業を行いました。その瞬間を楽しみたいです」

「天気が良ければいいが、短いセッションになるでしょう。でも楽しんでベストを尽くし、チームのためにセットアップの方向性を示したいと思っています。チームの皆に感謝の気持ちを伝えたいです」

平川亮 アルピーヌF1チーム 日本グランプリ

元ウィリアムズのテストドライバーであるフランコ・コラピントを含む控えドライバーを多数抱えるアルピーヌF1チームで、かなりのプレッシャーの中でルーキーシーズンをスタートしたジャック・ドゥーハンは、平川亮が「このコースで多くの経験を持っているので、その知識を週末に活かせるのは良いことだ」と認めた。

平川亮は2013年から2023年まで日本のスーパーフォーミュラでレースをしていた。これは、F1並みのスピードで、鈴鹿で年に複数回レースを行う国内のシングルシーター選手権である。

オートスポーツ誌は、オスカー・ピアストリとランド・ノリスがマクラーレンに数年間所属することが決まっているため、平川亮がマクラーレンのリザーブドライバーから離脱し、アルピーヌに加わったのは、F1デビューのチャンスがより高まったからだと理解している。

平川亮はトヨタでWECのダブルチャンピオンに輝いており、同チームで2022年のル・マン24時間レースを制した。これは、同選手権のハイパーカー時代のスタートとなったレースである。

また、トヨタとの契約により、同チームと技術提携を結んでいるハースF1チームの非公式リザーブドライバーも務めている。ここ数か月間、同チームのためにF1のシーズン終了時とテスト・オブ・ザ・カー(TPC)の走行をこなしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / 平川亮 / F1日本GP / アルピーヌF1チーム