マティアス・エクストローム、2023年のレース・オブ・チャンピオンズを制す 決勝でミック・シューマッハと対決
2度のDTMチャンピオンであるマティアス・エクストロームが、決勝でメルセデスF1のリザーブドライバーのミック シューマッハを破り、4回目のレース・オブ・チャンピオンズのタイトルを獲得した。

ピテ ハヴスバッドで開催された2023年のレース・オブ・チャンピオンズ。2007年と2009年の決勝で、ミックの父親で7回のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューッハに2回勝ったマティアス・エクストロームは、何年も後に同じステージで息子と対決することになったことに興奮した気持ちを隠さなかった。

決勝でミック・シューマッハを2-0で破ったことで、アウディのダカールのエースであるマティアス・エクストロームの喜びをさらに増した。

スウェーデン出身のマティアス・エクストロームは、1回戦でアメリカのラリークロスのエース、トラビス・パストラーナを破り、準々決勝では、5度の世界ラリークロス選手権に輝いたヨハン・クリストファーソンを2度の接戦の末に破りった。

準決勝では、ヒュンダイのWRCドライバー、ティエリー・ヌービルと大接戦を演じたが、2016年の世界ラリークロス選手権チャンピオンは、2回目の衝突でベルギー人をラインから外したこともあり、接戦を制した。

もう1つの準決勝では、ミック・シューマッハが、最近F1を引退したばかりのセバスチャン ベッテルと対戦した。

ミック・シューマッハは第1ヒートで優位に立ち、セバスチャン・ベッテルは雪だまりにぶつかり、スーパーカー・ライトをコース外に出してしまい、このことが敗因となり、シューマッハは心理的に優位に立って第2ヒートに臨むことができた。

決勝は不格好なポラリス RZRでの戦いで始まり、マティアス・エクストロームは0.348秒の僅差で勝利を収めた。スーパーカー・ライトに舞台を移して行われた第2ヒートでは、エクストロームが圧倒的な強さを見せて優勝。コックピットで小さな火災が発生したが、エクストロームは1秒以上の差をつけて勝利した。

先に行われた準々決勝では、注目のオリバー・ソルベルグがティエリー・ヌービルとの対戦で敗退した。FC1-X Nitroラリークロスのパワフルなマシンに初めて乗り込んだ昨日のネイションズカップのウィナーは、少しハードにプッシュしすぎてブリッジに近づくと広告バナーにぶつかってしまい、最大10秒の差をつけられて第2ヒートに臨むことになった。

レース・オブ・チャンピオンズのディフェンディング ウィナーであるセバスチャン・ローブは、1回戦でティエリー・ヌービルとタイブレークまでもつれ込んだ末に敗退した。



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カテゴリー: F1 / レース・オブ・チャンピオンズ