ダニエル・リカルド、マクラーレンのF1ドライバーとして本格始動
マクラーレンF1は、2021年シーズンに向けた準備を加速させており、新加入のダニエル・リカルドが“ホーム”に戻ってきたことを確認した。

もともと2021年は新世代のF1マシンで争うことになっていたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的な影響により、新F1レギュレーションは2022年まで導入が延期された。

そのため、F1チームはダウンフォースレベルの上昇を抑えるためにフロア、リアブレーキダクト、ディフューザーの規約変更のための微調整はするものの、2020年シーズンの大部分を持ち越す。

だが、ドライバーラインナップの分野では多くの変化が見られており、マクラーレンはフェラーリへ移籍したカルロス・サインツの後任として、7回のレースウィナーであるダニエル・リカルドを獲得した。

プレシーズンテストまで1か月半を切り、マクラーレンはソーシャルメディアでダニエル・リカルドを本社に迎えたことを公開。最近、マクラーレンは新車『MCL35M』でメルセデスのF1エンジンを始動させており、2月15日にオンラインで発表する。

昨年、ルノーで2回の表彰台を獲得したダニエル・リカルドは、MCL35Mにそれを上回るパフォーマンスを与えてくれることを期待している。マクラーレンはコンストラクターズ選手権で3位を獲得し、2020年に2回の表彰台を獲得している。

ダニエル・リカルドを新しいチームメイトとして迎えるランド・ノリスは、リカルドが持っているレースでの勝利の経験がマクラーレンにとって貴重な資産になると考えている。

「それはとても良いことだと思う。リカルドは多くのことについて異なる見方を与えてくれるだろう。カルロス(サインツ)はルノーを運転したので、いくつかのコメントはカルロスに似ていると思うし、おそらく多くの特徴が似ているだろう」とランド・ノリスは語った。

「カルロスが時々話していたことの多くは、彼がルノーを運転したときのものだった。『こんな状況だった。チームはこのように行動して、異なる状況だった』とね。ドライバーが持っている多くの知識、そして、僕がカルロスから学んだことは、彼が他のチームとどのように協力したかについての知識だ」

「ダニエルに関しては、レッドブルとも少し協力していたし、レースに勝つ方法、チームがレースに勝つ方法、そのために彼が必要なマシンンを知っている。それはカルロスにはないものだと思う」

「ダニエルがやって来て、そういった新鮮なアイデアを与え、チームが前進するのを助けるのは非常に良いことだ。とても良いことだと思っている」

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カテゴリー: F1 / ダニエル・リカルド / マクラーレンF1チーム