2026年F1テスト2日目 まとめ:フェラーリは走り レッドブルは止まった

朝のセッションでマックス・フェルスタッペンは、新車RB22での初走行に臨んだが、アウトラップでグラベルに飛び出してしまった。これにより短時間の赤旗が出され、レッドブルは一時ガレージに戻ることになった。その後、午前中の後半には雨が降り始め、フェルスタッペンのドライコンディションでの走行は限られたものとなった。
それでもフェルスタッペンは、この日の最速タイムとなる1分19秒578を記録し、シャルル・ルクレールを抑えてトップに立った。ただし、このタイムはチームメイトのアイザック・ハジャーが前日に記録したベストより1秒4遅いものだった。
午後はハジャーとルイス・ハミルトンがそれぞれのマシンを担当したが、走行は雨の中で行われ、ラップタイムは大きく伸びなかった。

2日目のラップタイム
■ フェルスタッペン(レッドブル):1分19秒578/27周
■ ルクレール(フェラーリ):1分20秒844/66周
■ ハジャー(レッドブル):1分31秒891/42周
■ ハミルトン(フェラーリ):1分32秒872/57周
チーム別周回数
■ フェラーリ:123周
■ レッドブル:69周
フェラーリ、順調な立ち上がり
フェラーリは先週フィオラノで15kmのシェイクダウンを終えており、このバルセロナテスト2日目から本格的に走行を進める計画だった。雨に見舞われたものの、走行をためらうことはなく、両ドライバーがステアリングを握り、合計で100周以上を走破した。
カスタマーチームであるハースF1チームが初日に記録した154周ほど目立つ数字ではないが、新型エンジンを搭載したマシンで早い段階から信頼性の高さを示した一日だった。
シャルル・ルクレールは次のように語っている。
「最初の朝ということで、まずはマシンの基本的なチェックを一通り行った。すべて問題なく進んだし、これからチェックリストを一つずつ消化していくことになる。最終的に一番重要なのはパフォーマンスだが、それはこの3日間の中でもう少し後になってからだ。まずは挙動を理解し、そこから先を見ていく」
午後に走行したルイス・ハミルトンは、インターミディエイトとウエットタイヤを使い分けながら周回を重ねたが、雨が強まる中で小さなオフも喫している。
フェラーリのトラックエンジニアリング責任者マッテオ・トニナッリは、この日を「生産的だった」と評価した。
「雨の中ではあったが、十分な走行距離を稼げたし、何よりも大きな信頼性トラブルがなかった。新車と新しいパワーユニットにおいて、これは最優先事項だ」

レッドブル、理想的な流れから一転
初日はこれ以上ない内容だったレッドブルにとって、2日目は現実に引き戻される一日となった。
午前のフェルスタッペンは走行が制限され、新しいマシンとエンジンを理解するには不十分な周回数にとどまった。これはチームにとっても重要なデータを失う結果となった。
さらに深刻だったのが、午後に起きたハジャーのクラッシュだ。チーム代表のローラン・メキースは、今週中に再び走行できるかどうかは不透明だと語り、「修復できるよう全力を尽くす」と述べるにとどめている。この言い回しは、現地で完全に直せるかどうか分からないことを示唆していた。
レッドブルはスペアパーツに余裕があると考えられるが、いったん走行を開始した以上、雨の中でも走らざるを得なかった事情もある。ピットを出た時点で、その日は走行日としてカウントされるため、慎重に構えて走らなければ1日を無駄にしてしまうからだ。
月曜日には「これ以上ない準備ができた」「とても良い初日だった」と語っていたハジャーにとって、2日目はネガティブな形で終わることになった。すでに1日を単独で走っているため、彼にとってこのテストは事実上これで終了となる可能性が高い。
マクラーレン、初走行を水曜日へ延期
マクラーレンはフェラーリと異なり、2日目にテストデビューを果たさず、水曜日からの走行を選択した。
これはMCL40の計画段階から想定されていた選択肢で、水曜スタートでも週内に許可された3日間を最大限に活用できる。連続して3日間走ることになるため、データ解析や調整の「間」がないというプレッシャーはあるが、その分、初走行に向けた準備を万全に整える時間を確保できた。
水曜日がMCL40の実質的なシェイクダウンとなる。マクラーレンは次のように説明している。
「今週のテスト後半3日間で走行する計画だ。序盤の数日は、マシン全体を組み上げ、各部を確認するための重要な時間となった」

火曜日に走らなかったチーム
月曜日に走行したチームのうち、火曜日に再びコースに姿を見せたのはレッドブルだけだった。
アウディとキャデラックは初日に解決すべき問題を抱えており、拙速に走行を再開しなかったのは合理的な判断だった。一方で、他のチームは雨予報を見て走行を見送り、水曜から金曜の3日間のうち2日を選ぶ柔軟性を確保した。
天候が安定すれば、その判断は火曜日に無理をして走るよりも、結果的に生産的な選択となる可能性が高い。
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