フェルスタッペンがF1スプリント優勝 RBがリカルド4位&角田裕毅8位
2024年のF1世界選手権 第6戦 マイアミGPのスプリントが5月4日(土)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝。ダニエル・リカルドが4位、角田裕毅が8位とRBがダブル入賞を果たした。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、危なげないレースで今季スプリント2勝目。2位にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、3位にはセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が続いた。
マイアミグランプリのスプリントはスタート前からトラブル。レコノサンスラップに出ていく際、エステバン・オコン(アルピーヌ)がピットレーンでシャルル・ルクレールと接触して10秒加算ペナルティを科さられた。
そして、オープニングラップでは、1コーナーで複数台が絡むインシデント。強引にインをついたルイス・ハミルトン(メルセデス)とターンインしてきたランス・ストロール(アストンマーティン)にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が挟まれる形となり、アウト側にいたランド・ノリス(マクラーレン)に弾き飛ばされたストロールが接触。このインシデントでノリスとストロールはリタイアとなり、セーフティカーが導入された。
4位はRBのダニエル・リカルド。オープニングラップでセルジオ・ペレスを抜いて、一時は3番手を走行したリカルドは、その後、ペレスに抜かれるものの、後続のカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)からポジションを死守。今季初ポイントとなる5ポイントを獲得した。リカルドの4位フィニッシュは2021年のロシアGP以来となる。
6位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)まではスターティンググリッド順でのフィニッシュとなった。
7位はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が入ったが、チームメイトのケビン・マグヌッセンが物議を醸すドライビングを見せた。
当時、ハミルトンとバトルをしていたマグヌッセンは、抜き返す際にコース外からハミルトンに接触してポジションを奪取。この走りに10秒ペナルティが科される。その後も、ハミルトンからポジションを奪い返す際にコース外から強引に前に出て10秒ペナルティとトラックリミット違反による5秒ペナルティを科された。このマグヌッセンの行動によって、ヒュルケンベルグは後続と争うことなく7位でフィニッシュすることができ、“小松マジック”と揶揄された第2戦サウンジアラビアGPを思い起こさせた。
8位に入ったのは角田裕毅(RB)。ソフトタイヤスタートでオープニングラップで10番手まで順位を上げると、上記のハミルトンとマグヌッセンがバトルしているときに隙を突いて8番手に浮上。ファイナルラップでハミルトンに抜かれて9位でチェッカーを受けたが、ハミルトンにピットレーンでのスピード違反で10秒ペナルティに相当するストップ&ゴーペナルティが科されたことで8位に繰り上がり、最後の1ポイントを獲得した。RBはリカルドと角田のダブル入賞で6ポイントを加算し、ハースとの差を広げた。
ペナルティにより、ハミルトンは8位から16位、マグヌッセンは10位から18位に後退した。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マイアミGP
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、危なげないレースで今季スプリント2勝目。2位にはシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)、3位にはセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が続いた。
マイアミグランプリのスプリントはスタート前からトラブル。レコノサンスラップに出ていく際、エステバン・オコン(アルピーヌ)がピットレーンでシャルル・ルクレールと接触して10秒加算ペナルティを科さられた。
そして、オープニングラップでは、1コーナーで複数台が絡むインシデント。強引にインをついたルイス・ハミルトン(メルセデス)とターンインしてきたランス・ストロール(アストンマーティン)にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が挟まれる形となり、アウト側にいたランド・ノリス(マクラーレン)に弾き飛ばされたストロールが接触。このインシデントでノリスとストロールはリタイアとなり、セーフティカーが導入された。
4位はRBのダニエル・リカルド。オープニングラップでセルジオ・ペレスを抜いて、一時は3番手を走行したリカルドは、その後、ペレスに抜かれるものの、後続のカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)からポジションを死守。今季初ポイントとなる5ポイントを獲得した。リカルドの4位フィニッシュは2021年のロシアGP以来となる。
6位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)まではスターティンググリッド順でのフィニッシュとなった。
7位はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が入ったが、チームメイトのケビン・マグヌッセンが物議を醸すドライビングを見せた。
当時、ハミルトンとバトルをしていたマグヌッセンは、抜き返す際にコース外からハミルトンに接触してポジションを奪取。この走りに10秒ペナルティが科される。その後も、ハミルトンからポジションを奪い返す際にコース外から強引に前に出て10秒ペナルティとトラックリミット違反による5秒ペナルティを科された。このマグヌッセンの行動によって、ヒュルケンベルグは後続と争うことなく7位でフィニッシュすることができ、“小松マジック”と揶揄された第2戦サウンジアラビアGPを思い起こさせた。
8位に入ったのは角田裕毅(RB)。ソフトタイヤスタートでオープニングラップで10番手まで順位を上げると、上記のハミルトンとマグヌッセンがバトルしているときに隙を突いて8番手に浮上。ファイナルラップでハミルトンに抜かれて9位でチェッカーを受けたが、ハミルトンにピットレーンでのスピード違反で10秒ペナルティに相当するストップ&ゴーペナルティが科されたことで8位に繰り上がり、最後の1ポイントを獲得した。RBはリカルドと角田のダブル入賞で6ポイントを加算し、ハースとの差を広げた。
ペナルティにより、ハミルトンは8位から16位、マグヌッセンは10位から18位に後退した。
2024年 F1マイアミGP スプリント 結果・順位表
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | POS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 0 | ||
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 3.371 | 3.371 | 0 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 5.095 | 1.724 | 0 |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | RB | 14.971 | 9.876 | 0 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 15.222 | 0.251 | 0 |
6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 15,750 | 0.528 | 0 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 22.054 | 6.304 | ↑3 |
8 | 22 | 角田裕毅 | RB | 29.816 | 7.762 | ↑7 |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 31.880 | 2.064 | ↑7 |
10 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 34.355 | 2.475 | ↑8 |
11 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 35.078 | 0.723 | ↑6 |
12 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 35.755 | 0.677 | ↓1 |
13 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 36.086 | 0.331 | ↑7 |
14 | 77 | バルテリ・ボッタス | ザウバー | 36,892 | 0.806 | ↑5 |
15 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 37.740 | 0.848 | ↓2 |
16 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 49.347 | 11.607 | ↓4 |
17 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 59.409 | 10.062 | ↓9 |
18 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 66.303 | 6.894 | ↓4 |
DNF | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | ↓12 | ||
DNF | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | ↓11 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1マイアミGP