F1バーレーンGP:フェルスタッペン圧勝でレッドブルがワンツー
2024年F1第1戦バーレーンGPの決勝が3月2日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペンが優勝。セルジオ・ペレスが2位に続き、レッドブル・レーシングの1-2フィニッシュでシーズンは幕を開けた。
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、すぐにライバルをDRS圏外に追いやると、タイヤ戦略もほぼ関係なく、全員が1回目のピットストップを終えた後の18周目に悠々とピットイン。
フェルスタッペンは、全ラップをリードし、一度も脅威に晒されることのなく、ファステストラップを記録するグランドスラムの独走で、昨年に続いてバーレーン2連勝、日本GPから8連勝、通算55勝目を挙げて、タイトル4連覇のシーズンをスタートさせた。
2位にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・レーシングが1-2フィニッシュとなったが、フェルスタッペンとペレスの間には22秒の差がついた。3位にはカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)が入り、表彰台に上がった。
サーキットに照明が点灯された現地時間18時。気温18度、路面温度24度のコンディションで53周のレースはスタート。全車ソフトタイヤを装着。今季から2周目からDRSが有効になるが、すでにその時点でポールポジションスタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は後続をDRS圏外まで引き離している。
その一方で、序盤にライバルは自滅。フロントロースタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)はブレーキングでマシンが右に引っ張られる症状でまともにブレーキングができずに交代。3番グリッドスタートのジョージ・ラッセル(メルセデス)はパワーユニットのオーバーヒートの懸念が生じてパフォーマンスを上げられない状態。その隙に5番グリッドスタートのセルジオ・ペレスに先行を許す。
辛うじてカルロス・サインツJr.がセルジオ・ペレスについていく状況。終盤になると前述のトラブルは解消されたが、サインツ以降は20秒以上の差が開いており、残りのフィールドは表彰台以下でひとつでも順位を上げるレースに徹するしかなかった。
サインツはペレスに2.653秒差でチェッカーを受けてなんとか面目を保ったが、4位でチームメイトのシャルル・ルクレールとの差は14.599秒だった。
5位にはジョージ・ラッセル、6位にランド・ノリス、7位にルイス・ハミルトン、8位にオスカー・ピアストリ、9位にフェルナンド・アロンソ、10位にランス・ストロールとポイントを獲得したのは5チームだけだった。
11位は周冠宇(ザウバー)から周回遅れ。12位はケビン・マグヌッセン(ハース)。
ビザ・キャッシュアップRBは、終盤にソフトを履いたダニエル・リカルドとハードの角田裕毅の順位を入れ替えてマグヌッセンを追わせたが、抜くことができず、リカルドが13位、角田裕毅が14位とポイント獲得はならなかった。
15位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、10番グリッドスタートのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は、スタートに失敗して1コーナーでストロールとの接触で後退して16位。
最後尾スタートのアルピーヌF1勢はエステバン・オコンが17位、ピエール・ガスリーが18位。バルテリ・ボッタス(ザウバー)が19位、ステアリングのトラブルに悩まされたローガン・サーエジェント(ウィリアムズ)が最下位で全車完走で開幕戦を終えた。
レッドブル・レーシングが完璧な信頼性とタイヤマネジメントを見せた一方で、前述のフェラーリとメルセデスに加え、マクラーレンもノリスにトラブルがあり、アストンマーティンは不可解なタイヤ戦略。「レッドブルとそれ以外」の明暗が分かれた第1戦となった。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP
ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、すぐにライバルをDRS圏外に追いやると、タイヤ戦略もほぼ関係なく、全員が1回目のピットストップを終えた後の18周目に悠々とピットイン。
フェルスタッペンは、全ラップをリードし、一度も脅威に晒されることのなく、ファステストラップを記録するグランドスラムの独走で、昨年に続いてバーレーン2連勝、日本GPから8連勝、通算55勝目を挙げて、タイトル4連覇のシーズンをスタートさせた。
2位にはセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・レーシングが1-2フィニッシュとなったが、フェルスタッペンとペレスの間には22秒の差がついた。3位にはカルロス・サインツJr.(スクーデリア・フェラーリ)が入り、表彰台に上がった。
サーキットに照明が点灯された現地時間18時。気温18度、路面温度24度のコンディションで53周のレースはスタート。全車ソフトタイヤを装着。今季から2周目からDRSが有効になるが、すでにその時点でポールポジションスタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は後続をDRS圏外まで引き離している。
その一方で、序盤にライバルは自滅。フロントロースタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)はブレーキングでマシンが右に引っ張られる症状でまともにブレーキングができずに交代。3番グリッドスタートのジョージ・ラッセル(メルセデス)はパワーユニットのオーバーヒートの懸念が生じてパフォーマンスを上げられない状態。その隙に5番グリッドスタートのセルジオ・ペレスに先行を許す。
辛うじてカルロス・サインツJr.がセルジオ・ペレスについていく状況。終盤になると前述のトラブルは解消されたが、サインツ以降は20秒以上の差が開いており、残りのフィールドは表彰台以下でひとつでも順位を上げるレースに徹するしかなかった。
サインツはペレスに2.653秒差でチェッカーを受けてなんとか面目を保ったが、4位でチームメイトのシャルル・ルクレールとの差は14.599秒だった。
5位にはジョージ・ラッセル、6位にランド・ノリス、7位にルイス・ハミルトン、8位にオスカー・ピアストリ、9位にフェルナンド・アロンソ、10位にランス・ストロールとポイントを獲得したのは5チームだけだった。
11位は周冠宇(ザウバー)から周回遅れ。12位はケビン・マグヌッセン(ハース)。
ビザ・キャッシュアップRBは、終盤にソフトを履いたダニエル・リカルドとハードの角田裕毅の順位を入れ替えてマグヌッセンを追わせたが、抜くことができず、リカルドが13位、角田裕毅が14位とポイント獲得はならなかった。
15位はアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、10番グリッドスタートのニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は、スタートに失敗して1コーナーでストロールとの接触で後退して16位。
最後尾スタートのアルピーヌF1勢はエステバン・オコンが17位、ピエール・ガスリーが18位。バルテリ・ボッタス(ザウバー)が19位、ステアリングのトラブルに悩まされたローガン・サーエジェント(ウィリアムズ)が最下位で全車完走で開幕戦を終えた。
レッドブル・レーシングが完璧な信頼性とタイヤマネジメントを見せた一方で、前述のフェラーリとメルセデスに加え、マクラーレンもノリスにトラブルがあり、アストンマーティンは不可解なタイヤ戦略。「レッドブルとそれ以外」の明暗が分かれた第1戦となった。
F1バーレーンGP 決勝 結果・順位
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 2 | ||
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 22.457 | 22.457 | 2 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 25.110 | 25.110 | 2 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 39.669 | 14.559 | 2 |
5 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 46.788 | 7.119 | 2 |
6 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 48.458 | 1.670 | 2 |
7 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 50.324 | 1.866 | 2 |
8 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | 56.082 | 5.758 | 2 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン | 74.887 | 18.805 | 2 |
10 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 93.216 | 18.329 | 2 |
11 | 24 | 周冠宇 | ザウバー | 1L | 10.878 | 2 |
12 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1L | 1.557 | 2 |
13 | 3 | ダニエル・リカルド | RB | 1L | 0.642 | 2 |
14 | 22 | 角田裕毅 | RB | 1L | 0.524 | 2 |
15 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 1L | 2.404 | 2 |
16 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース | 1L | 5.746 | 3 |
17 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1L | 13.818 | 2 |
18 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ | 1L | 0.967 | 3 |
19 | 77 | バルテリ・ボッタス | ザウバー | 1L | 60.813 | 2 |
20 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ | 2L | 35.521 | 3 |
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