F1スペインGP 予選 (ドライバーコメント)
FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPANA TELEFÓNICA 2010
1位 マーク・ウェバー (レッドブル)
「セブとはいつも接戦になるが、今日も良いバトルだった。前回はセブが充実した走りを見せたが、今日は僕の番だった。クルマは本当に良いパフォーマンスを見せているが、油断はできない。マクラーレンやフェラーリなどの強力なライバルがいる。これは、シーズンの最後まで変わらないだろう。チャンピオンシップはまだ始まったばかりだが、次の2週連続のレースでは何が起きるか分からない。これまでの3週間のファクトリーの努力に報いるための基礎を作れて嬉しく思っている。このポールポジションはチームに捧げたい。ここまで来れたのも、今週末のレースを戦えるのも、みんなの大変な努力のおかげだ。彼らは本当に良く頑張ってくれた。この2台のクルマには信じられないほどの労力が費やされているんだ。最高のチームワークだ。明日のレースを楽しみにしている」
2位 セバスチャン・ベッテル (レッドブル)
「マーク、おめでとう。今日の彼は無敵だった。接戦だった。特に終盤は良い予選ラップが走れたが、マークには届かなかった。0.1秒は大きな差ではないが、残念ながら今日の僕にとっては大きすぎた。しかし、チームにとっては良い予選セッションだったし、フロントローからのスタートは良いリザルトだ。ポイントを賭けて戦うのは明日だ。今のところは余裕があるように見えるが、いつ何が起きるか分からないので集中力をキープしなければならない。雨が降るかも知れない。このレースのためのアップデート作業にチームは多大なる努力を払った。これまでの3週間、ファクトリーでは不眠不休で作業が行われてきた。だから、今日の結果は彼らのおかげだ」
3位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
「今週末、僕たちにはとても競争力があるし、力強いパッケージをここに持ち込んだ。でも、レッドブルも非常に良い進歩を遂げたのは明らかだし、彼らのクルマは僕たちのクルマよりもわずかに空力効率が良さそうだね。でも、明日にむけてまだモティベーションはとても高いよ。これまでのように日曜日は別の話だし、通常僕たちは予選よりレースの方がペースがいい。信頼性でも彼らを越えることができると期待しているよ。いずれにしても、3番グリッドはここではほぼポールポジションと同じくらい良いポジションだ。最初のコーナーまでは長い距離があるし、うまく前のクルマに続ければ抜くことができる。しっかりしたスタートをして、序盤にうまく向上して、先頭の近くで力強く確実なレースができることを期待している。さらに前をみれば、僕たちの後方には素晴らしいチームがいるし、クルマを多くのポテンシャルがあることはわかっている。出来る限り速くギャップを縮めることが必要だ」
4位 フェルナンド・アロンソ (フェラーリ)
「結果には満足している。レッドブルに歯が立たないことはわかっていたので、4番手は多かれ少なかれ予想通りだった。いつものように明日のレースは長くなるし、僕たちが取り組まなければならないことに全力を尽くさなければならない。常に予想外のことが起こるものだし、僕にとっては午前中に最初の走行でガレージを出たときにパンクしたのがそうだった。貴重な時間を失ったとはまったく思っていないし、ブロウン・リア・ウィングの開発に集中していた。中国とここで、僕たちはパフォーマンス面でコンマ数秒を得られる多くの新しいコンポーネントを持ち込んだし、他のチームも非常に懸命に作業しているので、グリッドを下げる可能性があったけれどそうはならなかった。僕たちは正しい方向に進んでいるし、これを続けていなければならない。明日は良いスタートをすることが重要だ。最近はあまり上手くいっていないから、今回は上手くいくだろうね!」
5位 ジェンソン・バトン (マクラーレン)
「今朝は少し苦戦していたし、昨日は今の場所にいるとは思わなかったので、全体的にみて、午後はそんなに悪くはなかった。Q3での最後のラップでは人工芝の汚れたセクションに乗ってしまった。そこはグリップがなくて、ホイールスピンをしてリミッターに当たってしまい、少しタイムを失ってしまった。それでも、僕は5番手だし、それには満足している。OK、もう少し上位にいたかったし、おそらくそれができたと思うけど、スタートのためには悪い場所ではない。でも、明日レッドブルを打ち負かすにはかなり厳しくなるだろう。ギャップを縮められることを願ってここに来たけど、その代わりにわずかに違った方向に進んでしまった。それには驚いているよ。まだやるべき仕事はたくさんあるけど、チームの全員がさらなる努力をするために全力で掘り進めていくことはわかてちるし、僕たちはそこにたどり着けると思う。明日は、うまくスタートできればターンで何台か追い抜けるかもしれない。僕にとっては少し厳しいけど、ルイスには確かに可能性がある。通常、僕たちのレースペースは予選のスピードよりも良いので、明日は再びうまくやれるとかなり期待している。全てがうまくいけば、ドライバーズ世界選手権のポイント順位で僕のポジションを維持できると期待しているし、コンストラクターズ世界選手権でもボーダフォン・マクラーレン・メルセデスがトップを維持できるようにルイスと僕が多くのポイントを獲得できることを期待している」
6位 ミハエル・シューマッハ (メルセデスGP)
「僕の印象では、今日の予選はわかりやすかった。昨日は良いクルマを得られていたし、バランスなど、かなり理想的な状況だった。今日はクルマは完璧ではなかったと認めざるを得ない。わずかなことがなんらかの変化を引き起こしてしまうものだし、今日はそれがマイナス面に起こってしまった。それでも今はクルマをかなり快適に感じられている。引き出せる最大のものがあるし、今日はそれを達成できた」
7位 ロバート・クビサ (ルノー)
「全体的に僕にとっては良い予選セッションだった。7番手はスタートには強い場所だし、マシンから最大限を引き出せたと思う。今回のレースでは大きなアップデートパッケージがなかったので、フェラーリとメルセデスの一台の前にいることは励みになるし、それは期待していなかったことだ。明日はタフなレースになるだろうし、オープニングラップでは重い燃料でソフトタイヤにどのように対処するかが興味深い。レースペースは予選のペースと似ていると思うので、明日は力強いレースをしてたくさんポイントを獲得したい」
8位 ニコ・ロズベルグ (メルセデスGP)
「僕にとっては難しい週末になっているし、理由を見つけ出して、理解する必要がある。マシンに施した変更が良いのは確かだし、進歩を遂げているけど、これまではあまり改善を使うことができていない。クルマが運転しずらかったことと、最高のセットアップができていないことを考えれば、今日のパフォーマンスはまあまあだけど、今週末の戦いに望んでいた場所ではない」
9位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
「予選では、特にトラックで最も遅いコーナーを含むセカンドセクターとサードセクターで正しいグリップレベルを見つけるのに多くのトラブルがあった。常にアンダーステアでまるでラリーをドライブしているように感じた。すでに昨日簡単な週末にはならないだろうと認識していたので、今日起こったことには驚かなかった。僕たちは異なるマシンセットアップに取り組んで、最高のものを選んだけど、十分ではなかった。理由を解決して、うろたえるのではなく、冷静に状況を分析してなけばならない。最高のラップはまとめられなかったかもしれないけど、それでもトップの場所を争えたとは思わない。ここでのレッドブルは他のみんなよりもずっと速いし、僕たちは全力を尽くして、良いフィニッシュポジションを得なければならない」
10位 小林可夢偉 (ザウバー)
「今日朝のセッションを走り始めた時点で、僕のペースなら予選第3セッションにいけると感じていました。チームは、今日の予選はもちろんですが、3週間のインターバルの間に素晴らしい仕事をしてくれたと思います。クルマの開発の方向性を変えたおかげで、今年2度目となる予選第3セッション進出ができました。クルマのパフォーマンスはかなりよくなっています。空力はアップデートされていますし、エンジンも信頼性を高めるアップグレードが入っています。明日の決勝に向けてとくにターゲットを決めてはいません。とにかくレースをきちんとフィニッシュしたい。そうすれば結果はおのずとついてくると思っています」
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