F1スペインGP決勝:フェルスタッペン3連勝でレッドブルF1がワンツー!
2022年F1第6戦スペイングランプリの決勝5月22日(日)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。
気温36度、路面温度47度まで上昇する暑いコンディションのなかで行われた66周のレースは波乱に富んだ目まぐるしい展開のレースとなった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ポールスタートのシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)の後ろの2番手でレースを展開。
しかし、8周目にターン4でコースアウトを喫して4番手まで後退。ジョージ・ラッセル(メルセデス)を追いかける展開となるが、DRSにトラブルがあり、タイミングによってはすぐに閉じてしまうという不利な状況に陥る。
そこでレッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンをピットに入れてソフトタイヤに交換。この戦略が機能し、ジョージ・ラッセルの前に出ることに成功する。
その後、セルジオ・ペレスのチームプレイで順位を入れ替えてトップでチェッカー。第4戦エミリア・ロマーニャGPから3連勝となる今季4勝目、通算24勝目をマーク。ライバルのシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がリタイアでノーポイントに終わったことで現役F1ワールドチャンピオンがドライバーズチャンピオンシップで首位に立った。(フェルスタペッペン110ポイント、ルクレール104ポイント)
2位にもセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・レーシングが今季2度目の1-2フィニッシュを達成。コンストラクターズランキングでもレッドブル(195ポイント)がフェラーリ(169ポイント)を上回った。ペレスはファステストラップも記録した。
3位にはメルセデスF1のジョージ・ラッセル。今季2回目となる表彰台を獲得したラッセルはこれまでの6戦をすべてトップ5以内で終えている。レース中盤のマックス・フェルスタッペンとのバトルではアグレッシブな走りで抑え込み、W13が戦えるマシンへと改善されたことを示した。
4位はスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツ。3番グリッドからスタートで5番手まで順位を落とすと、6周目にターン4でコースオフを喫してポイント圏外の11番手まで後退する。しかし、そこから粘りの走りを見せ、母国のファンを沸かせた。
5位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。オープニングラップにケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)と接触してピットインを余儀なくされ、19番手まで後退すると『エンジンをセーブしよう』とリタイアを提案したハミルトンだったが、チームからの説得を受けて続行すると、他のドライバーとはシークエンスがずれたこともあり、ミディアムの第3スティントで順位を上げると4番手まで浮上。最後は水漏れの問題によってエンジンをセーブした走りを余儀なくされてサインツに順位を奪われたものの、5位でチェッカーを受けて復調の兆しをみせた。
ベスト・オブ・レストの6位はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。7位のエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位のランド・ノリス(マクラーレン)に快適なレードを築いてフィニッシュした。
9位はPU交換によって最後尾グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、10位には角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が入り、今季3回目の入賞を果たした。
ポイントリーダーとしてバルセロナに乗り込んだシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)は痛恨のリタイア。ソフトタイヤでの21周の第1スティントで抜群のタイヤマネジメントを見せ、ミディアムに交換した第2スティントでも後続に10秒以上の差をつけて勝利は盤石かと思われた矢先の26周目にPUトラブルによってリタイアを余儀なくされ、マックス・フェルスタッペンにドライバーズランキング首位の座を明け渡すことになった。
次戦は伝統のF1モナコGP。5月29日(日)に決勝レースが行われる。
FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPANA 2022
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP
気温36度、路面温度47度まで上昇する暑いコンディションのなかで行われた66周のレースは波乱に富んだ目まぐるしい展開のレースとなった。
優勝はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ポールスタートのシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)の後ろの2番手でレースを展開。
しかし、8周目にターン4でコースアウトを喫して4番手まで後退。ジョージ・ラッセル(メルセデス)を追いかける展開となるが、DRSにトラブルがあり、タイミングによってはすぐに閉じてしまうという不利な状況に陥る。
そこでレッドブル・レーシングはマックス・フェルスタッペンをピットに入れてソフトタイヤに交換。この戦略が機能し、ジョージ・ラッセルの前に出ることに成功する。
その後、セルジオ・ペレスのチームプレイで順位を入れ替えてトップでチェッカー。第4戦エミリア・ロマーニャGPから3連勝となる今季4勝目、通算24勝目をマーク。ライバルのシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がリタイアでノーポイントに終わったことで現役F1ワールドチャンピオンがドライバーズチャンピオンシップで首位に立った。(フェルスタペッペン110ポイント、ルクレール104ポイント)
2位にもセルジオ・ペレスが続き、レッドブル・レーシングが今季2度目の1-2フィニッシュを達成。コンストラクターズランキングでもレッドブル(195ポイント)がフェラーリ(169ポイント)を上回った。ペレスはファステストラップも記録した。
3位にはメルセデスF1のジョージ・ラッセル。今季2回目となる表彰台を獲得したラッセルはこれまでの6戦をすべてトップ5以内で終えている。レース中盤のマックス・フェルスタッペンとのバトルではアグレッシブな走りで抑え込み、W13が戦えるマシンへと改善されたことを示した。
4位はスクーデリア・フェラーリのカルロス・サインツ。3番グリッドからスタートで5番手まで順位を落とすと、6周目にターン4でコースオフを喫してポイント圏外の11番手まで後退する。しかし、そこから粘りの走りを見せ、母国のファンを沸かせた。
5位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。オープニングラップにケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)と接触してピットインを余儀なくされ、19番手まで後退すると『エンジンをセーブしよう』とリタイアを提案したハミルトンだったが、チームからの説得を受けて続行すると、他のドライバーとはシークエンスがずれたこともあり、ミディアムの第3スティントで順位を上げると4番手まで浮上。最後は水漏れの問題によってエンジンをセーブした走りを余儀なくされてサインツに順位を奪われたものの、5位でチェッカーを受けて復調の兆しをみせた。
ベスト・オブ・レストの6位はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)。7位のエステバン・オコン(アルピーヌ)、8位のランド・ノリス(マクラーレン)に快適なレードを築いてフィニッシュした。
9位はPU交換によって最後尾グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、10位には角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が入り、今季3回目の入賞を果たした。
ポイントリーダーとしてバルセロナに乗り込んだシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)は痛恨のリタイア。ソフトタイヤでの21周の第1スティントで抜群のタイヤマネジメントを見せ、ミディアムに交換した第2スティントでも後続に10秒以上の差をつけて勝利は盤石かと思われた矢先の26周目にPUトラブルによってリタイアを余儀なくされ、マックス・フェルスタッペンにドライバーズランキング首位の座を明け渡すことになった。
次戦は伝統のF1モナコGP。5月29日(日)に決勝レースが行われる。
2022年 F1スペインGP 決勝 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | GAP | INT | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | LAP | 66 | 3 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル | 13.072 | 13.072 | 3 |
3 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 32.927 | 19.855 | 3 |
4 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 45.208 | 12.281 | 3 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 54.534 | 9.326 | 3 |
6 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 59 | 5.442 | 2 |
7 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 75.397 | 15.421 | 3 |
8 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 83.235 | 7.828 | 3 |
9 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1L | 12.791 | 3 |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1L | 3.798 | 3 |
11 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1L | 15.798 | 2 |
12 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1L | 13.054 | 3 |
13 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1L | 1.270 | 3 |
14 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1L | 2.495 | 2 |
15 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1L | 18.888 | 3 |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1L | 31.975 | 3 |
17 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 2L | 8.200 | 2 |
18 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | 2L | 42.672 | 4 |
DNF | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 2 | ||
DNF | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 2 |
FORMULA 1 PIRELLI GRAN PREMIO DE ESPANA 2022
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP