F1スペインGP フリー走行1回目:ルクレール首位でフェラーリが1-2発進
2022年F1第6戦スペイングランプリのフリー走行1回目が5月20日(金)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)がトップタイムをマークした。
F1はホームグラウンドであるヨーロッパに戻り、バルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットでスペイングランプリが開幕。すべての要素を兼ね備えたサーキットに各チームが大幅なアップグレードを持ち込むことから、例年シーズン第2幕の始まりとも言われる。
金曜日のバルセロナには快晴が広がり、気温28度、路面温度45度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。アップデートの投入、もしくはプレシーズンテストと比較するためのデータ取りのため、ガレージを出る各マシンにはまるでテストセッションかのように計器類が装着され、フロービズが塗られた。
クラッシュやマシントラブルなどで中断されることなくセッションはスムーズに進行。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのは、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールで1分19秒828。2番手にも0.079秒の僅差でチームメイトのカルロス・サインツが続き、フェラーリが1-2体制でスペイングランプリの週末をスタート。どのサーキットでもバランスのとれた特性の車は、イニシャルのセットアップから安定しているのが今季の傾向だ。
3番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。トップからは0.336秒差。フェラーリとは対照的にクセのあるマシン特性であるレッドブルはここからどのように改善していくかが注目だ。
4番手はトップから0.076秒差でメルセデスF1のジョージ・ラッセル。チームメイトのルイス・ハミルトンも6番手につけた。プレシーズンテストでは“ゼロポッド”ではない従来型のサイドポッドを走らせていたメルセデスF1。開幕戦から悩まされているポーパシングの問題を含め、2つのスペックを比較する重要な週末となる。
メルセデス勢に割って入り5番手タイムを獲得したのはアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソ。新型リアウイングを投入したアルピーヌは悪くないスタートを切った。
7番手はランド・ノリス、8番手はピエール・ガスリー、9番手はダニエル・リカルド、10番手は角田裕毅とマクラーレンとスクーデリア・アルファタウリがトップ10の最後の4つのポジションを争う展開となった。
レッドブルに非常に類似した新しいサイドポッドを投入したアストンマーティンF1は、ランス・ストロールが12番手、セバスチャン・ベッテルが16番手というスタート。
また、今回のセッションでは、2回のフリープラクティスにルーキードライバーを乗せる義務を消化するために、レッドブルがセルジオ・ペレスの車にユーリ・ヴィップス、ウィリアムズがアレクサンダー・アルホンの車にニック・デ・フリースを乗せた。また、アルファロメオは周冠宇の車にロバート・クビサを乗せた。
注目はウィリアムズで、初めてFW44に乗ったニック・デ・フリースが、過去数戦でミスやクラッシュによって自信を失っているレギュラードライバーのニコラス・ラティフィを上回ったことだ。
スペイングランプリのフリー走行2回目はこのあと24時(現地時間17時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP
F1はホームグラウンドであるヨーロッパに戻り、バルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットでスペイングランプリが開幕。すべての要素を兼ね備えたサーキットに各チームが大幅なアップグレードを持ち込むことから、例年シーズン第2幕の始まりとも言われる。
金曜日のバルセロナには快晴が広がり、気温28度、路面温度45度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。アップデートの投入、もしくはプレシーズンテストと比較するためのデータ取りのため、ガレージを出る各マシンにはまるでテストセッションかのように計器類が装着され、フロービズが塗られた。
クラッシュやマシントラブルなどで中断されることなくセッションはスムーズに進行。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのは、スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールで1分19秒828。2番手にも0.079秒の僅差でチームメイトのカルロス・サインツが続き、フェラーリが1-2体制でスペイングランプリの週末をスタート。どのサーキットでもバランスのとれた特性の車は、イニシャルのセットアップから安定しているのが今季の傾向だ。
3番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。トップからは0.336秒差。フェラーリとは対照的にクセのあるマシン特性であるレッドブルはここからどのように改善していくかが注目だ。
4番手はトップから0.076秒差でメルセデスF1のジョージ・ラッセル。チームメイトのルイス・ハミルトンも6番手につけた。プレシーズンテストでは“ゼロポッド”ではない従来型のサイドポッドを走らせていたメルセデスF1。開幕戦から悩まされているポーパシングの問題を含め、2つのスペックを比較する重要な週末となる。
メルセデス勢に割って入り5番手タイムを獲得したのはアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソ。新型リアウイングを投入したアルピーヌは悪くないスタートを切った。
7番手はランド・ノリス、8番手はピエール・ガスリー、9番手はダニエル・リカルド、10番手は角田裕毅とマクラーレンとスクーデリア・アルファタウリがトップ10の最後の4つのポジションを争う展開となった。
レッドブルに非常に類似した新しいサイドポッドを投入したアストンマーティンF1は、ランス・ストロールが12番手、セバスチャン・ベッテルが16番手というスタート。
また、今回のセッションでは、2回のフリープラクティスにルーキードライバーを乗せる義務を消化するために、レッドブルがセルジオ・ペレスの車にユーリ・ヴィップス、ウィリアムズがアレクサンダー・アルホンの車にニック・デ・フリースを乗せた。また、アルファロメオは周冠宇の車にロバート・クビサを乗せた。
注目はウィリアムズで、初めてFW44に乗ったニック・デ・フリースが、過去数戦でミスやクラッシュによって自信を失っているレギュラードライバーのニコラス・ラティフィを上回ったことだ。
スペイングランプリのフリー走行2回目はこのあと24時(現地時間17時)から行われる。
2022年 F1スペインGP フリー走行1回目 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | GAP | LAPS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分19秒828 | 27 | |
2 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分19秒907 | 0.079 | 27 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分20秒164 | 0.336 | 28 |
4 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1分20秒590 | 0.762 | 28 |
5 | 3 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分20秒768 | 0.940 | 24 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分20秒811 | 0.983 | 27 |
7 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分21秒279 | 1.451 | 24 |
8 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ | 1分21秒422 | 1.594 | 23 |
9 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分21秒737 | 1.909 | 23 |
10 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1分21秒814 | 1.986 | 28 |
11 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分21秒891 | 2.053 | 26 |
12 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分21秒920 | 2.092 | 23 |
13 | 88 | ロバート・クビサ | アルファロメオ | 1分21秒975 | 2.147 | 20 |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分22秒089 | 2.261 | 16 |
15 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分22秒146 | 2.318 | 21 |
16 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分22秒164 | 2.336 | 20 |
17 | 77 | バルテリ・ボッタス | アルファロメオ | 1分22秒614 | 2.786 | 25 |
18 | 45 | ニック・デ・フリース | ウィリアムズ | 1分22秒920 | 3.092 | 28 |
19 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分23秒011 | 3.183 | 27 |
20 | 36 | ユーリ・ヴィップス | レッドブル | 1分23秒139 | 4.310 | 23 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1スペインGP