F1エミリア・ロマーニャGP 予選:ルイス・ハミルトンが99回目のPP獲得
2021年のF1世界選手権 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGPの予選が4月16日(土)にイタリアのイモラ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトンが通算99回目となるポールポジションを獲得した。
開幕戦から3週間のインターバルを置いて開催される第2戦。空力ルール変更による影響が取り沙汰されている2021年F1マシンだが、その期間のなかで特に苦戦していたメルセデスF1がどこまで対策を施してきたかに注目が集まった。
ピレリは、F1エミリア・ロマーニャGPに昨年および開幕戦と同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という3種類のコンパウンドが選択。供給されるタイヤは、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトが8セットと固定される。
現地時時間14時から気温12度、路面温25度のドライコンディションで予選セッションはスタート。序盤に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がクラッシュ。ターン15でコントロールを失った角田裕毅のマシンはリアからタイヤバリアに激しく接触。角田裕毅に怪我はなかったが、マシンは激しく損傷しており、エンジンにダメージが及んでいないか心配なクラッシュだった。このクラッシュでセッションは赤旗中断となる。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン。予選Q3の1回目のアタックで1分14秒411をマークしてトップに立つと、2回目のアタックではタイムを更新できなかったもののトップをキープ。今シーズン初、通算99回目のポールポジションを獲得した。開幕戦で懸念されたハイレーキの空力ルール変更による影響はイモラではハミルトンに限って言えばなさそうだ。一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスは8番手に沈んだ。
2番グリッドを獲得したのはレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス。安全に予選Q2をソフトタイヤで通過したセルジオ・ペレスは、最後のアタックで2番手に浮上。ハミルトンからは0.035秒の僅差。193戦目で初めてフロントローからスタートする。
3番グリッドはレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。チームメイトのペレスに0.052秒及ばなかった。メルセデスの2台とフェルスタッペンはミディアムタイヤで決勝をスタートする。
4番手グリッドはフェラーリF1のシャルル・ルクレール。今季は予選で速さを見せている。チームメイトのカルロス・サインツはまさかのQ2敗退で11番グリッド。
5番グリッドはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。今週末のタイムシートで常にポジションを争ってきたシャルル・ルクレールとのバトルは興味深いものになるだろう。
6番手はダニエル・リカルド、7番手はランド・ノリスとマクラーレン勢。ノリスは最後のアタックで1分14秒454というタイムで一時2番手に浮上するも、わずかにトラックリミットを超過しており、タイム抹消。悔しいセッションとなった。
9番手にはアルピーヌF1のエステバン・オコンが今季初のQ3進出。15番手で終えたフェルナンド・アロンソがチームメイトに負けるのは、マクラーレン所属時の2017年の第15戦F1マレーシアGP(ストフェル・バンドーン)以来となる。
下位チームではウィリアムズが躍進。2台揃ってQ2進出を果たし、ジョージ・ラッセルが12番グリッド、ニコラス・ラティフィが14番グリッドを獲得。2019年の第11戦ドイツGP以来となるポイント獲得が見えてきた。
F1エミリア・ロマーニャGPの決勝は、4月18日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
開幕戦から3週間のインターバルを置いて開催される第2戦。空力ルール変更による影響が取り沙汰されている2021年F1マシンだが、その期間のなかで特に苦戦していたメルセデスF1がどこまで対策を施してきたかに注目が集まった。
ピレリは、F1エミリア・ロマーニャGPに昨年および開幕戦と同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という3種類のコンパウンドが選択。供給されるタイヤは、ハードが2セット、ミディアムが3セット、ソフトが8セットと固定される。
現地時時間14時から気温12度、路面温25度のドライコンディションで予選セッションはスタート。序盤に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がクラッシュ。ターン15でコントロールを失った角田裕毅のマシンはリアからタイヤバリアに激しく接触。角田裕毅に怪我はなかったが、マシンは激しく損傷しており、エンジンにダメージが及んでいないか心配なクラッシュだった。このクラッシュでセッションは赤旗中断となる。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン。予選Q3の1回目のアタックで1分14秒411をマークしてトップに立つと、2回目のアタックではタイムを更新できなかったもののトップをキープ。今シーズン初、通算99回目のポールポジションを獲得した。開幕戦で懸念されたハイレーキの空力ルール変更による影響はイモラではハミルトンに限って言えばなさそうだ。一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスは8番手に沈んだ。
2番グリッドを獲得したのはレッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレス。安全に予選Q2をソフトタイヤで通過したセルジオ・ペレスは、最後のアタックで2番手に浮上。ハミルトンからは0.035秒の僅差。193戦目で初めてフロントローからスタートする。
3番グリッドはレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペン。チームメイトのペレスに0.052秒及ばなかった。メルセデスの2台とフェルスタッペンはミディアムタイヤで決勝をスタートする。
4番手グリッドはフェラーリF1のシャルル・ルクレール。今季は予選で速さを見せている。チームメイトのカルロス・サインツはまさかのQ2敗退で11番グリッド。
5番グリッドはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。今週末のタイムシートで常にポジションを争ってきたシャルル・ルクレールとのバトルは興味深いものになるだろう。
6番手はダニエル・リカルド、7番手はランド・ノリスとマクラーレン勢。ノリスは最後のアタックで1分14秒454というタイムで一時2番手に浮上するも、わずかにトラックリミットを超過しており、タイム抹消。悔しいセッションとなった。
9番手にはアルピーヌF1のエステバン・オコンが今季初のQ3進出。15番手で終えたフェルナンド・アロンソがチームメイトに負けるのは、マクラーレン所属時の2017年の第15戦F1マレーシアGP(ストフェル・バンドーン)以来となる。
下位チームではウィリアムズが躍進。2台揃ってQ2進出を果たし、ジョージ・ラッセルが12番グリッド、ニコラス・ラティフィが14番グリッドを獲得。2019年の第11戦ドイツGP以来となるポイント獲得が見えてきた。
F1エミリア・ロマーニャGPの決勝は、4月18日(日)の22時(現地時間15時)からフォーメーションラップが行われる。
2021年 第2戦 F1エミリア・ロマーニャGP 予選 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分14秒823 | 1分14秒817 | 1分14秒411 |
2 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル・ホンダ | 1分15秒395 | 1分14秒716 | 1分14秒502 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分15秒109 | 1分14秒884 | 1分14秒665 |
4 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分15秒413 | 1分14秒976 | 1分14秒875 |
5 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分15秒548 | 1分14秒927 | 1分14秒921 |
6 | 3 | ダニエル・リカルド | マクラーレン | 1分15秒669 | 1分15秒033 | 1分15秒008 |
7 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分15秒009 | 1分14秒718 | 1分15秒317 |
8 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分14秒672 | 1分14秒905 | 1分15秒902 |
9 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | 1分15秒385 | 1分15秒117 | 1分15秒210 |
10 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン | 1分15秒522 | 1分15秒138 | No Time |
11 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1分15秒406 | 1分15秒199 | |
12 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分15秒826 | 1分15秒261 | |
13 | 5 | セバスチャン・ベッテル | アストンマーティン | 1分15秒459 | 1分15秒394 | |
14 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分15秒653 | 1分15秒593 | |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アルピーヌ | 1分15秒832 | 1分15秒593 | |
16 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分15秒974 | ||
17 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分16秒122 | ||
18 | 47 | ミック・シューマッハ | ハース | 1分16秒279 | ||
19 | 9 | ニキータ・マゼピン | ハース | 1分16秒797 | ||
20 | 26 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダ | No Time |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP