F1イタリアGP 予選:ハミルトンが別次元の速さで今季6度目のポール
2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの予選が9月5日(土)にモンツァ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にもチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが6戦連続となるフロントローを独占した。
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックとなる。
ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは正面からリアウイングのロゴが見えないほどの“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最もローダウンフォースのセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
土曜日のモンツァは晴れ。気温は29度、路面温度45度のドライコンディションで公式予選はスタートした。今回のF1イタリアGPの予選からF1チームは予選と決勝で単一のエンジンセッティングを使用しなければならなくなり、“予選モード”“パーティモード”と呼ばれてきたブーストは使用できなくなる。
モンツァは、スリップストリーム(トウ)を得ることが大きなゲインを得ると考えられており、Q1から多くのマシンが最速のメルセデスに続いてコースインする状況。しかし、大部分のドライバーはうまくトウを使うことはできず、タイムを更新できない状況となった。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。コースレコードを更新する1分18秒887をマークし、今シーズン3戦連続6度目。通算94回目、モンツァでは7回目のポール獲得となる。予選モードもスリップストリームも使わない状態で別次元の走りをみせた。
2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.069秒の僅差で続き、メルセデスが6戦連続となるフロントローを獲得した。
3番手はマクラーレンのカルロス・サインツ。トップから0.808秒差の1分18秒695を記録。3番手は予選での自己ベストタイとなる。上位3台がダウンフォースをつけたマシンセッティングを採用している点が興味深い。4番手にはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いた。
ホンダF1エンジン勢はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの5番手が最上位。トップからは0.908秒差がついた。6番手のランド・ノリス(マクラーレン)は0.025秒差、7番手のダニール・リカルド(ルノー)は0.069秒差と後続との厳しいバトルになるかもしれない。
チームメイトのアレクサンダー・アルボンは9番手。Q1とQ3の1回目のアタックでパラボリカのトラックリミットを超過してタイムを抹消されるなど精彩を欠いた。
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして10番手。ダニール・クビアトは0.105秒差でQ3進出を逃し、11番手で予選を終えた。
フェラーリはシャルル・ルクレールがQ2で敗退して13番手、セバスチャン・ベッテルはQ1で敗退して17番手と苦しい状況が続いている。
F1イタリアGPの決勝は9月6日(日)の22時10分(現地時間15時10分)からフォーメーションラップが開始される。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP
舞台となるモンツァは、コーナーの数が11と少なく、3つのシケインでストレートを結んだ非常に高速なサーキット。スロットル全開率75%を誇るエンジンパフォーマンスが物を言うパワートラックとなる。
ロングストレートでのスピードを最大限にするために、各チームは正面からリアウイングのロゴが見えないほどの“モンツァ仕様”の空力パッケージを持ち込み、シーズン中で最もローダウンフォースのセットアップを使用する。
F1カレンダー屈指の高速サーキットとなるモンツァには、C2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドが選択された。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用しなければならない。
土曜日のモンツァは晴れ。気温は29度、路面温度45度のドライコンディションで公式予選はスタートした。今回のF1イタリアGPの予選からF1チームは予選と決勝で単一のエンジンセッティングを使用しなければならなくなり、“予選モード”“パーティモード”と呼ばれてきたブーストは使用できなくなる。
モンツァは、スリップストリーム(トウ)を得ることが大きなゲインを得ると考えられており、Q1から多くのマシンが最速のメルセデスに続いてコースインする状況。しかし、大部分のドライバーはうまくトウを使うことはできず、タイムを更新できない状況となった。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。コースレコードを更新する1分18秒887をマークし、今シーズン3戦連続6度目。通算94回目、モンツァでは7回目のポール獲得となる。予選モードもスリップストリームも使わない状態で別次元の走りをみせた。
2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが0.069秒の僅差で続き、メルセデスが6戦連続となるフロントローを獲得した。
3番手はマクラーレンのカルロス・サインツ。トップから0.808秒差の1分18秒695を記録。3番手は予選での自己ベストタイとなる。上位3台がダウンフォースをつけたマシンセッティングを採用している点が興味深い。4番手にはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いた。
ホンダF1エンジン勢はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの5番手が最上位。トップからは0.908秒差がついた。6番手のランド・ノリス(マクラーレン)は0.025秒差、7番手のダニール・リカルド(ルノー)は0.069秒差と後続との厳しいバトルになるかもしれない。
チームメイトのアレクサンダー・アルボンは9番手。Q1とQ3の1回目のアタックでパラボリカのトラックリミットを超過してタイムを抹消されるなど精彩を欠いた。
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして10番手。ダニール・クビアトは0.105秒差でQ3進出を逃し、11番手で予選を終えた。
フェラーリはシャルル・ルクレールがQ2で敗退して13番手、セバスチャン・ベッテルはQ1で敗退して17番手と苦しい状況が続いている。
F1イタリアGPの決勝は9月6日(日)の22時10分(現地時間15時10分)からフォーメーションラップが開始される。
2020年 第8戦 F1イタリアGP 予選 結果・タイム
順位 | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分19秒514 | 1分19秒092 | 1分18秒887 |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分19秒786 | 1分18秒962 | 1分18秒956 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分20秒099 | 1分19秒705 | 1分19秒695 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レーシングポイント | 1分20秒048 | 1分19秒718 | 1分19秒720 |
5 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分20秒193 | 1分19秒780 | 1分19秒795 |
6 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分20秒344 | 1分19秒962 | 1分19秒820 |
7 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分20秒548 | 1分20秒031 | 1分19秒864 |
8 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分20秒400 | 1分19秒924 | 1分20秒049 |
9 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分21秒104 | 1分20秒064 | 1分20秒090 |
10 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分20秒145 | 1分19秒909 | 1分20秒177 |
11 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分20秒307 | 1分20秒169 | |
12 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分20秒747 | 1分20秒234 | |
13 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分20秒443 | 1分20秒273 | |
14 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分21秒010 | 1分20秒926 | |
15 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分20秒869 | 1分10秒573 | |
16 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分21秒139 | ||
17 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分21秒151 | ||
18 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分21秒206 | ||
19 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分21秒587 | ||
20 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分21秒717 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イタリアGP