F1 70周年記念GP フリー走行3回目:メルセデスが順当に1-2タイム
2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPのフリー走行3回目が8月8日(土)に行われ、ルイス・ハミルトンがトップタイム、バルテリ・ボッタスが2番手に続き、メルセデスが1-2体制で予選前のセッションを終えた。
先週よりも1段階柔らかいコンパウンドが選択されている70周年記念GP。ハード(先週のミディアム)、ミディアム(先週のソフト)となっており、ミディアムとソフトのタイム差がほとんどないことを考えれば、ハードでもQ2進出を狙える可能性がある。
そのため、FP3はどのタイヤを予選と決勝に残すかを念頭に入れたセッションになる。
土曜日のシルバーストンの天候は晴れ。気温24.3度、路面温度35.4度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。
フェラーリの2台、ハースの2台がハードタイヤでセッションを開始。1周だけでピットに戻り、いわゆる“皮むき”を完了させた。それ以外のチームはソフトタイヤでセッションを開始する。
FP3では、決勝のメインになるコンパウンドのタイヤを装着した状態でのセットアップを確認するショートランを数回行ったあと、予選シミュレーションを再度行うパターンが多い。
フェラーリは2回目の走行からミディアムを装着しており、おそらくミディアムが予選タイヤになりそうだ。今週末ソフトしか使用していなかったマクラーレンもようやくミディアムタイヤでの走行を行う。
終盤は全チームが予選にむけてソフトタイヤでタイムアタック。コース上にはほぼすべてのマシンが出て、クリアラップが難しい状態となる。
フリー走行3回目のトップタイムはルイス・ハミルトンの1分26秒621。2番手には0.163秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが順当にタイムシートの上位2つを占めた。
3番手はマクラーレンのランド・ノリス。唯一ミディアムタイヤでトップから0.581秒となる1分272秒202を記録。予選でも速さをみえることになりそうだ。
4番手にはニコ・ヒュルケンベルグ、5番手にはランス・ストロールとレーシング・ポイイウントの2台がほぼ同じタイムで続いている。予選で上位グリッドを獲得できれば、面白い存在になるだろう。
7番手はフェラーリのシャルル・ルクレール。レースペースでは苦戦を強いられているフェラーリだが、一発の速さではそれなりの競争力をみせている。だが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは13番手と苦しい週末は続いている。
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがトップから0.834秒差の7番手、アレクサンダー・アルボンがトップから0.853秒の8番手。フェルスタッペンは新品ソフトでのアタックでトラフィック(ランス・ストロール)に引っかかってラップを断念しており、本来ならば3番手タイムは記録できたはずだ。
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手、ダニール・クビアトが12番手。前日は苦戦を強いられていたガスリーがやや復調。だが、Q3進出ぎりぎりというポジションが現状であることに変わりはない。
現状、ソフトタイヤは使い物にならず、Q3専用の捨てタイヤになる可能性がある。予選ではミディアムがメインになる可能性もあり、メルセデスはハードでQ2を突破できるかもしれない。
F1 70周年記念GP 予選は、このあと22時(現地時間14時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP
先週よりも1段階柔らかいコンパウンドが選択されている70周年記念GP。ハード(先週のミディアム)、ミディアム(先週のソフト)となっており、ミディアムとソフトのタイム差がほとんどないことを考えれば、ハードでもQ2進出を狙える可能性がある。
そのため、FP3はどのタイヤを予選と決勝に残すかを念頭に入れたセッションになる。
土曜日のシルバーストンの天候は晴れ。気温24.3度、路面温度35.4度のドライコンディションで60分間のFP3セッションはスタート。
フェラーリの2台、ハースの2台がハードタイヤでセッションを開始。1周だけでピットに戻り、いわゆる“皮むき”を完了させた。それ以外のチームはソフトタイヤでセッションを開始する。
FP3では、決勝のメインになるコンパウンドのタイヤを装着した状態でのセットアップを確認するショートランを数回行ったあと、予選シミュレーションを再度行うパターンが多い。
フェラーリは2回目の走行からミディアムを装着しており、おそらくミディアムが予選タイヤになりそうだ。今週末ソフトしか使用していなかったマクラーレンもようやくミディアムタイヤでの走行を行う。
終盤は全チームが予選にむけてソフトタイヤでタイムアタック。コース上にはほぼすべてのマシンが出て、クリアラップが難しい状態となる。
フリー走行3回目のトップタイムはルイス・ハミルトンの1分26秒621。2番手には0.163秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが順当にタイムシートの上位2つを占めた。
3番手はマクラーレンのランド・ノリス。唯一ミディアムタイヤでトップから0.581秒となる1分272秒202を記録。予選でも速さをみえることになりそうだ。
4番手にはニコ・ヒュルケンベルグ、5番手にはランス・ストロールとレーシング・ポイイウントの2台がほぼ同じタイムで続いている。予選で上位グリッドを獲得できれば、面白い存在になるだろう。
7番手はフェラーリのシャルル・ルクレール。レースペースでは苦戦を強いられているフェラーリだが、一発の速さではそれなりの競争力をみせている。だが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは13番手と苦しい週末は続いている。
レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンがトップから0.834秒差の7番手、アレクサンダー・アルボンがトップから0.853秒の8番手。フェルスタッペンは新品ソフトでのアタックでトラフィック(ランス・ストロール)に引っかかってラップを断念しており、本来ならば3番手タイムは記録できたはずだ。
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手、ダニール・クビアトが12番手。前日は苦戦を強いられていたガスリーがやや復調。だが、Q3進出ぎりぎりというポジションが現状であることに変わりはない。
現状、ソフトタイヤは使い物にならず、Q3専用の捨てタイヤになる可能性がある。予選ではミディアムがメインになる可能性もあり、メルセデスはハードでQ2を突破できるかもしれない。
F1 70周年記念GP 予選は、このあと22時(現地時間14時)から行われる。
2020年 第5戦 70周年記念GP フリー走行3回目 結果
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分26秒621 | 15 | |
2 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分26秒784 | 0.163 | 16 |
3 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分27秒202 | 0.581 | 20 |
4 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | レーシングポイント | 1分27秒256 | 0.635 | 16 |
5 | 18 | ランス・ストロール | レーシングポイント | 1分27秒263 | 0.642 | 15 |
6 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1分27秒328 | 0.707 | 18 |
7 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル・ホンダ | 1分27秒455 | 0.834 | 12 |
8 | 23 | アレクサンダー・アルボン | レッドブル・ホンダ | 1分27秒474 | 0.853 | 15 |
9 | 31 | エステバン・オコン | ルノー | 1分27秒496 | 0.875 | 15 |
10 | 55 | カルロス・サインツ | マクラーレン | 1分27秒627 | 1.006 | 22 |
11 | 10 | ピエール・ガスリー | アルファタウリ・ホンダ | 1分27秒659 | 1.038 | 15 |
12 | 26 | ダニール・クビアト | アルファタウリ・ホンダ | 1分27秒754 | 1.133 | 18 |
13 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分27秒811 | 1.190 | 20 |
14 | 3 | ダニエル・リカルド | ルノー | 1分27秒815 | 1.194 | 12 |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分28秒076 | 1.455 | 15 |
16 | 6 | ニコラス・ラティフィ | ウィリアムズ | 1分28秒125 | 1.504 | 14 |
17 | 63 | ジョージ・ラッセル | ウィリアムズ | 1分28秒349 | 1.728 | 17 |
18 | 99 | アントニオ・ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1分28秒468 | 1.847 | 13 |
19 | 7 | キミ・ライコネン | アルファロメオ | 1分28秒538 | 1.917 | 12 |
20 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分28秒763 | 2.142 | 16 |
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1イギリスGP