F1 日本GP フリー走行3回目
2018年のF1世界選手権 第17戦 日本GPのフリー走行3回目が10月6日(土)に鈴鹿サーキットで行われ、序盤に雨が降り、強風が吹くコンディションのなか、ルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

前日はドライコンディションで行われたF1日本GPだが、土曜日の鈴鹿は朝に降雨。フリー走行が開始される正午には天候は一旦改善し、濡れた部分はあるものの、気温25.4℃、路面温度25.7℃のドライコンディションでセッションはスタート。全車がドライタイヤで出て行った。

だが、非常に風は強く、序盤から雨を報告するドライバーもおり、開始から10分が経過した頃にはオンボードカメラにも雨粒が。その後、雨は強くなり、観客席には横殴りの雨。20分が経過する頃には全マシンがガレージに引っ込んだ。この時点で全マシンが4~7周を走行してタイムを出している。

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが無線でオシレーション(振動)やパワーロスを訴えており、今後の“スペック3”の状況が気になるところだ。

その後、風は強まっているものの、天候はすぐに回復。30分が経過した時点でバルテリ・ボッタスが新品のスーパーソフトタイヤを装着してコースに出て行った。タイムを出す走行ではなく、1周毎にピットレーンを通過してスタート練習を実施。同じようにルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンもスタート練習を実施し、クラッチポイントを確認している。

その後、徐々に多くのマシンがコース上に出ていくが、マシンやコンディションのチェックが主であり、タイムを更新するようなパフォーマンスランは見られない。

残り10分を切ったところでタイムを更新するドライバーが現れ始める。

残り3分でニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がS字でコースオフしてクラッシュ。赤旗が提示され、セッションはそのまま終了した。

フリー走行3回目のトップタイムは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が記録した1分29秒599。2番手にはセバスチャン・ベッテル、3番手にはキミ・ライコネンとフェラーリ勢が続いた。

トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが13周を走行して13番手タイム、マシンの不調を訴えていたピエール・ガスリーは後半に走ることなく、10周の走行で最下位でセッションを終えている。

F1日本GPの予選はこのあと15時から行われる。

2018年 第17戦 F1日本グランプリ フリー走行3回目

順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回
144ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒599 13
25セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分29秒7150.11614
37キミ・ライコネンフェラーリ1分30秒0540.45513
433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分30秒3040.70513
577バルテリ・ボッタスメルセデス1分30秒4220.82313
63ダニエル・リカルドレッドブル1分30秒4740.87510
731エステバン・オコンフォース・インディア1分31秒0881.48912
811セルジオ・ペレスフォース・インディア1分31秒4831.88412
955カルロス・サインツルノー1分31秒5131.91414
1020ケビン・マグヌッセンハース1分31秒5211.92213
118ロマン・グロージャンハース1分31秒6362.03714
1216シャルル・ルクレールザウバー1分31秒7602.16114
1328ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分32秒0322.43113
1418ランス・ストロールウィリアムズ1分32秒2012.60214
1527ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分32秒2242.62512
169マーカス・エリクソンザウバー1分32秒4422.84310
1714フェルナンド・アロンソマクラーレン1分32秒6083.00914
1835セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分32秒6313.03214
192ストフェル・バンドーンマクラーレン1分33秒0343.43513
2010ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分33秒1053.50610


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カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1日本GP