F1ハンガリーGP フリー走行1回目:ダニエル・リカルドがトップタイム
2018年のF1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPのフリー走行1回目が7月27日(金)にブダペストのハンガロリンクで行われ、ダニエル・リカルド(レッドブル)がトップタイムを記録。マックス・フェルスタッペンも3番手に入り、レッドブル・レーシングが得意なサーキットで好スタートを切った。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手タイム、ブレンドン・ハートレーが13番手タイムで1回目のセッションを終えた。
先週末のドイツGPからの連戦となるハンガリーGP。舞台となるハンガロリンクは1986年にカレンダーに登場。今年で33回目を迎える。サーキットは14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみと、ドライバーを苦しめるコース。また、真夏のレースとなるためマシンと人の双方に限界を強いる。
ピレリは、F1ハンガリーGPのタイトとしてミディアム(白)、ソフト(黄)に加え、ウルトラソフト(紫)の3つのコンパウンドを選択。不評のスーパーソフトがスキップされるのは中国GP。ドイツGPに続いて3度目となる。
金曜日のハンガロリンクの天候は快晴。気温27℃、路面温度40℃と先週に続き暑いコンディションでセッションはスタートした。
セッションでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)やマーカス・エリクソン(ザウバー)がスピンを喫するなど、通常のFP1と同様にサーキットの限界を探る段階。1コーナーでタイヤスモークを上げるドライバーが多くみられた。
連戦ではあるが、ウィリアムズはフロービズを大量につけて空力テストを実施。フォース・インディアやトロロッソ・ホンダは新しいギアボックスウイングを投入するなど、新パーツを導入しているチームも多い。また、ザウバーとハースはフェラーリに先駆けてスペック3版エンジンを投入。その改善は40馬力とも言われている。
セッション前半は、フェラーリがウルトラソフト、メルセデスがソフト、レッドブルがミディアムと3強チームがそれぞれ異なるコンパウンドでプログラムを進める。タイヤによるタイム差はそれほど見られていない。ザウバーは、シャルル・ルクレールに代えて、アントニオ・ジョビナッツィを起用している。
45分の折り返し地点でタイムシートのトップに立ったのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ウルトラソフトで1分17秒997をマークした。コースレコードは去年ベッテルが記録した1分16秒276。フェラーリは、急逝した前会長のセルジオ・マルキオンネを追悼するために左腕、そして、マシンにも喪章がつけられている。
2番手には0.473秒差でメルセデスのバルテリ・ボッタスがソフトタイヤで続く。キミ・ライコネンを挟み、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤで0.780秒差の4番手につけている。
残り30分に差し掛かろうとした時点でルノーのニコ・ヒュルケンベルグがコース上でストップ。マシンが突然シャットダウンしており、電気系のトラブルと考えられる。また、マーカス・エリクソンもスピンによってフロアにダメージを負ったことで早めにセッションを切り上げている。
セッション終盤は燃料を多めに積んでのロングランが行われた。チェッカーフラッグが振られた直後にはトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーがスピンを喫している。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはレッドブルのダニエル・リカルド。ソフトタイヤで1分17秒613をマークした。2番手にはセバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで0.079秒差。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、メルセデスが5、6番手につけた。
7番手にはロマン・グロージャン(ハース)、8番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、9番手にはカルロス・サインツ(ルノー)、10番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)が入り、ルノーとハースが3強チームの後ろの座を争っている。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが30周を走行してトップかあ1.739秒差の11番手タイムとなる1分19秒352、ブレンドン・ハートレーが32周を走行して13番手タイムとなる1分19秒841を記録した。
F1ハンガリーGP フリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
カテゴリー: F1 / F1レース結果
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが11番手タイム、ブレンドン・ハートレーが13番手タイムで1回目のセッションを終えた。
先週末のドイツGPからの連戦となるハンガリーGP。舞台となるハンガロリンクは1986年にカレンダーに登場。今年で33回目を迎える。サーキットは14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみと、ドライバーを苦しめるコース。また、真夏のレースとなるためマシンと人の双方に限界を強いる。
ピレリは、F1ハンガリーGPのタイトとしてミディアム(白)、ソフト(黄)に加え、ウルトラソフト(紫)の3つのコンパウンドを選択。不評のスーパーソフトがスキップされるのは中国GP。ドイツGPに続いて3度目となる。
金曜日のハンガロリンクの天候は快晴。気温27℃、路面温度40℃と先週に続き暑いコンディションでセッションはスタートした。
セッションでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)やマーカス・エリクソン(ザウバー)がスピンを喫するなど、通常のFP1と同様にサーキットの限界を探る段階。1コーナーでタイヤスモークを上げるドライバーが多くみられた。
連戦ではあるが、ウィリアムズはフロービズを大量につけて空力テストを実施。フォース・インディアやトロロッソ・ホンダは新しいギアボックスウイングを投入するなど、新パーツを導入しているチームも多い。また、ザウバーとハースはフェラーリに先駆けてスペック3版エンジンを投入。その改善は40馬力とも言われている。
セッション前半は、フェラーリがウルトラソフト、メルセデスがソフト、レッドブルがミディアムと3強チームがそれぞれ異なるコンパウンドでプログラムを進める。タイヤによるタイム差はそれほど見られていない。ザウバーは、シャルル・ルクレールに代えて、アントニオ・ジョビナッツィを起用している。
45分の折り返し地点でタイムシートのトップに立ったのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ウルトラソフトで1分17秒997をマークした。コースレコードは去年ベッテルが記録した1分16秒276。フェラーリは、急逝した前会長のセルジオ・マルキオンネを追悼するために左腕、そして、マシンにも喪章がつけられている。
2番手には0.473秒差でメルセデスのバルテリ・ボッタスがソフトタイヤで続く。キミ・ライコネンを挟み、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤで0.780秒差の4番手につけている。
残り30分に差し掛かろうとした時点でルノーのニコ・ヒュルケンベルグがコース上でストップ。マシンが突然シャットダウンしており、電気系のトラブルと考えられる。また、マーカス・エリクソンもスピンによってフロアにダメージを負ったことで早めにセッションを切り上げている。
セッション終盤は燃料を多めに積んでのロングランが行われた。チェッカーフラッグが振られた直後にはトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーがスピンを喫している。
フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはレッドブルのダニエル・リカルド。ソフトタイヤで1分17秒613をマークした。2番手にはセバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで0.079秒差。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続き、メルセデスが5、6番手につけた。
7番手にはロマン・グロージャン(ハース)、8番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、9番手にはカルロス・サインツ(ルノー)、10番手にはケビン・マグヌッセン(ハース)が入り、ルノーとハースが3強チームの後ろの座を争っている。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが30周を走行してトップかあ1.739秒差の11番手タイムとなる1分19秒352、ブレンドン・ハートレーが32周を走行して13番手タイムとなる1分19秒841を記録した。
F1ハンガリーGP フリー走行2回目は、この後22時(現地時間15時)から行われる。
2018年 第12戦 F1ハンガリーGP フリー走行1回目
順位 | No | ドライバー | チーム | ベストタイム | GAP | 周回 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ダニエル・リカルド | レッドブル | 1分17秒613 | 30 | |
2 | 5 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分17秒692 | 0.079 | 24 |
3 | 33 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分17秒701 | 0.088 | 29 |
4 | 7 | キミ・ライコネン | フェラーリ | 1分17秒948 | 0.335 | 23 |
5 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1分18秒036 | 0.423 | 28 |
6 | 77 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分18秒470 | 0.857 | 20 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分19秒025 | 1.362 | 17 |
8 | 55 | カルロス・サインツ | ルノー | 1分19秒128 | 1.412 | 14 |
9 | 8 | ロマン・グロージャン | ハース | 1分19秒143 | 1.515 | 32 |
10 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分19秒187 | 1.574 | 29 |
11 | 10 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分19秒352 | 1.739 | 30 |
12 | 14 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | 1分19秒690 | 2.077 | 24 |
13 | 28 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ・ホンダ | 1分19秒841 | 2.228 | 32 |
14 | 18 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | 1分20秒012 | 2.399 | 33 |
15 | 31 | エステバン・オコン | フォース・インディア | 1分20秒065 | 2.452 | 30 |
16 | 2 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分20秒151 | 2.538 | 28 |
17 | 11 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分20秒159 | 2.546 | 27 |
18 | 36 | アントニオ・ジョビナッツィ | ザウバー | 1分20秒23 | 2.680 | 31 |
19 | 35 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分20秒307 | 2.694 | 28 |
20 | 9 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分20秒697 | 3.084 | 12 |
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